Plantiaトップ 学ぶ 寒い冬を乗り越えて咲くフクジュソウ自宅で育てて春を感じよう

学ぶSTUDY

寒い冬を乗り越えて咲くフクジュソウ
自宅で育てて春を感じよう

  • Facebook
  • Twitter
  • Google Plus
  • Hatena Bookmark
  • LINE

 

フクジュソウは漢字で「福寿草」と書く、縁起の良い花です。厳しい冬を乗り越えて咲くフクジュソウの花を見ると、心が温まるような気がします。春の訪れを告げる愛らしいフクジュソウを、ぜひご自宅で育ててみませんか?

 

目次

お正月にもぴったりのフクジュソウ
 フクジュソウは縁起の良い花
 春を告げるフクジュソウ
 フクジュソウの性質

穏やかな日差しの下でフクジュソウを育ててみよう
 土づくり
 植えつけ
 水やり
 日当たり
 肥料

フクジュソウの増やし方や管理方法は?
 株分け、種の採取
 植え替え
 夏越し

お正月にもぴったりのフクジュソウ

フクジュソウは日本原産の植物です。朝鮮半島、中国、ロシアなどにも分布しています。山野草ですが、標高の低い人里でもたくさん花を咲かせています。

 

フクジュソウは縁起の良い花

フクジュソウは昔から縁起ものとして親しまれてきました。現在も、新年を祝う花として、年末年始に販売されているものがよく見られます。ただし、フクジュソウの本来の開花時期は2月~4月にかけてです。お正月に飾られているフクジュソウは、ビニールハウスなどで促成栽培されたものになります。

 

春を告げるフクジュソウ

江戸時代、フクジュソウは「福告ぐ草(フクツグソウ)」という名で呼ばれていました。暖かい季節になるとまっさきに咲いて、春を告げてくれる花だったためです。この名前が転じて「福寿草(フクジュソウ)」となりました。

また、フクジュソウは旧暦のお正月のころに咲くため、「元旦草(ガンタンソウ)」と呼ばれることもあります。新しい年を祝う花として、フクジュソウにおめでたいイメージを持つ方は多いようです。

 

フクジュソウの性質

フクジュソウの花は一定の温度になると開花し、気温が下がると閉じてしまう性質を持ちます。開花に適した気温が保たれていれば、暗い夜でも花を咲かせるフクジュソウを鑑賞できるでしょう。

穏やかな日差しの下でフクジュソウを育ててみよう

フクジュソウは日本原産のため、日本の気候でも育てやすいのがメリットです。ご自宅でフクジュソウを育てて、春に咲くきれいな花を満喫しましょう。ここでは、フクジュソウの基本的な育て方をご紹介します。

 

土づくり

フクジュソウは水はけが良く重たい土を好みます。小粒の赤玉土や鹿沼土と腐葉土、軽石を5:3:2で混ぜたものがおすすめです。元肥として肥効期間が約2年間緩効性肥料「マグァンプK大粒」を土に混ぜ込みましょう。

 

植えつけ

フクジュソウの根はぐんぐん大きくなるのが特徴です。鉢植えにする際は、根がよく伸ばせるように深い鉢を選びましょう。また、鉢底の穴が小さすぎるものは水はけが悪く、過湿になりやすいため注意が必要です。最初から穴の大きい鉢にするか、工具を使って穴を広げてあげましょう。
 植えつけ適期は9月~11月の秋になります。育苗ポットから取り出したら根鉢をほぐしてから植えつけましょう。根が広がることで水を吸収しやすくなります。
 フクジュソウの花姿はコンパクトですが、葉は大きく生い茂ります。地植えの場合、できるだけ周囲の植物から離れた場所に植えましょう。

 

水やり

フクジュソウの根は、水を吸収しにくいのが特徴です。乾燥を防ぐため、土の表面が乾きだしたら水をたくさんあげましょう。ただし、水やりの際は花に水がかからないように注意しましょう。フクジュソウの開花期間にあたる2月~4月は朝晩に冷え込むことが多いため、花に水滴が付着していると凍結の原因になります。また、地植えの場合、特に水やりしなくてもしっかりと育ちます。雨が降らない日が続き、土が乾いたら水を与えましょう。

 

日当たり

フクジュソウは穏やかな日光を好みます。木漏れ日の当たる木の下や、明るい日陰に植えるのがおすすめです。また、鉢植えを室内で育てたいときは、できるだけ日光の当たる場所へ置いてあげましょう。日光不足だと花が咲かないことがあります。

 

肥料

フクジュソウは、置肥をすることで元気に育ちます。芽が出はじめたタイミングで、2ヵ月に1度「プロミック いろいろな植物用」を置きましょう。また、開花中は1週間~2週間に1回の頻度で追肥を行います。液体肥料「ハイポネックス原液」を与えます。休眠期間に備えるため、地上に出ている部分が枯れるまでは肥料をあげましょう。

 

 

フクジュソウの増やし方や管理方法は?

フクジュソウは多年草です。花が終わると徐々に地上部が枯れていきますが、根だけで休眠し、再び芽を出すことができます。適切なお手入れを行い、フクジュソウを長く育てていきましょう。ここではフクジュソウの増やし方や管理方法などをご紹介します。

 

株分け、種の採取

フクジュソウは株分けや種の採取で増やせます。株分けは、地上部が枯れた9月~10月に行いましょう。根を掘り出したらできるだけ傷つけないように注意し、土を落としましょう。ただし、真っ黒に変色した根は腐ってしまうため、見つけたらカットしてかまいません。
 株分けの際は、ひとつの芽に対して複数の根がつくように割っていきます。芽がくっついているものは無理に分けようとせず、そのままにしておきましょう。また、フクジュソウの種は花が終わるころに採取できます。種を採ったら、すぐにその場でまく「とりまき」を行いましょう。乾燥させて保管すると、発芽率が低くなってしまいます。

 

植え替え

鉢植えの場合、2年に1回程度は植え替えを行いましょう。適期は株分けと同じく、地上部の枯れた9月~10月です。根を傷つけないように掘り出したら、新しい土を入れた鉢へ植え替えましょう。

 

夏越し

フクジュソウは春に花を咲かせ、夏になるころには枯れていきます。地中の根を残して夏を越すために、夏場の管理には気をつけてあげましょう。
 根にしっかりと栄養をあげるため、葉が枯れていないうちは変わらずに水を与えます。その後、葉が枯れたら水やりの頻度を減らしましょう。直射日光が当たる場所に地植えしている場合は、ワラや腐葉土などで地面を覆い、温度が上がりすぎないようにします。梅雨の時期は多湿を避けるために水はけの良い場所へ植えるか、鉢を雨の当たらない場所へ移しましょう。
 無事に夏を越すことができたら、10月ごろに置き肥を与えましょう。冬に向けて芽を出し、再び花を咲かせてくれるはずです。

 

 

おわりに

フクジュソウは愛らしい姿とおめでたい名前で人気が高い植物です。黄色いフクジュソウの花が健気に咲いている様子を見ると、自然と気持ちが明るくなってくるかもしれません。多年草のフクジュソウは、何年も花を楽しむことができます。丁寧にお手入れして、毎年春に咲く花を観賞しましょう。

マグァンプK大粒のご購入は
こちら
ハイポネックス原液のご購入はこちら
プロミック いろいろな植物用のご購入はこちら

この記事に関連する商品について

マグァンプK大粒

初めての園芸に使える心強い味方!
植えつけ・植え替え時に元肥として土に混ぜ込むだけ!

  • いろいろな植物の植えつけ、植え替え時に土に混ぜ込むだけで、ゆっくり長く(約2年間)効き続け、植物の生育を良くします。
  • リンサン効果で丈夫な根をつくり、花・実つきを良くします。
  • 花木や果樹、バラや宿根草、山野草などの比較的植え替えの少ない植物に適しています。

ご購入はこちら

詳細を見る

ハイポネックス原液

初めての園芸に使える心強い味方!
水でうすめて使うだけ

  • 植物の健全な生育に必要な15種類の栄養素をバランス良く配合しています。
  • チッソ、カルシウム、微量要素を強化し、花や野菜などいろいろな植物の花や実つき、花色・葉色を良くします。

ご購入はこちら

詳細を見る

プロミック いろいろな植物用

置くだけ簡単!
キレイな花を咲かせます!

  • 早く効く成分とゆっくり効く成分を含み、安定した肥料効果が約2ヵ月間持続します。
  • 臭いも少なく清潔なので、玄関先、ベランダ、室内でも安心して使用できます。
  • チッソ・リンサン・カリ成分をバランス良く均等に配合しているので、株の充実に優れた効果があります。

ご購入はこちら

詳細を見る

この記事が気に入ったらシェアしよう!

  フクジュソウは漢字で「福寿草」と書く、縁起の良い花です。厳しい冬を乗り越えて咲くフクジュソウの花を見ると、心が温まるような気がしま...

  • Facebook
  • Twitter
  • Google Plus
  • Hatena Bookmark
  • LINE

  • 公式アカウント
  • 公式アカウント
  • ハイポネックスガーデンショップでお買いもの

特集Future