2020.02.10 UP
Labyrinth バラの迷宮 pickup77
『サングリア ナイト』
Data
■作出:フランス・メイアン紹介/米ジム・スプロール育種
■花色:赤みの強い濃紫・中心白
■花形:7㎝の中輪・房咲き/丸弁・花弁数10枚の平咲き
■香質:淡いが甘い香り
■樹形:高さ1.0mの半直立性
■花期:四季咲き
濃い赤紫色・中央白の半八重の花は、咲き進んで紫味をおびて、房咲きになって咲き混じる。中輪。四季咲きで暑さに強く夏でもたくさんの花を付ける。淡いが甘い香りがある。樹は高さ1.0mの半直立性のFL。細い枝が伸びるため地植えなら自然風の庭のポイントとして。木立性ハイブリッド・ペルシカの「アイコニック」シリーズや、茶色の‘ハニー ディジョン’などの作出で知られるアメリカの育種家の作品で、メイアン社から紹介。2019年日本発表。
咲き始めは情熱的な赤紫色
花芯は、強く輝きじっと見つめる瞳のよう
花名の「サングリア」は赤ワインにフルーツなどで風味をつけたスペインの酒のこと。咲き進んで花色は酔い進み、花形は徐々に乱れていく
房咲きになって咲き混じる
玉置一裕 Profile
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。
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