2020.03.06 UP
可憐な花がたくさん咲くエリカの木を、ご自宅に植えて育てよう
エリカは、ひとつの木に小さく可憐な花をたくさん咲かせます。品種によって性質が少しずつ異なるため、お住まいの地域に合ったエリカを選び、大切に育てていきましょう。今回は、エリカの基本的な育て方やお手入れ方法、増やし方などをご紹介します。
目次
小さな花をたくさんつける豪華な姿が魅力 |
小さな花をたくさんつける豪華な姿が魅力
エリカは白やピンク、赤、オレンジ、黄、白などの小さな花をたくさんつける低木です。開花時期は品種によってさまざまで、四季を通じて咲くエリカの花を観賞することができます。ただし、日本の気候では真夏に咲くものは少ないようです。
原産地によって性質が違うエリカ
エリカの品種は800以上存在するといわれています。原産地は南アフリカがほとんどですが、その他のアフリカ地域や地中海、ヨーロッパなどにも分布しています。エリカは基本的に風通しが良く日当たりの良い場所を好みます。ただし、原産地によって性質が違うことがあるようです。南アフリカ原産のエリカは、耐暑性が強いのが特徴です。対して、ヨーロッパ原産のエリカは耐寒性があるものの、耐暑性が弱い性質があります。エリカを育てる際は原産地にも着目して、育てやすい品種を選んでみましょう。
日本で人気の主な品種
エリカは日本でも人気が高く、全国各地で栽培されています。もっともよく見られる品種は「ジャノメエリカ」です。南アフリカ原産で、花が蛇の目のように見えることからこの名で呼ばれています。1月~4月が開花時期で、寒い土地でなければ地植えでも栽培できます。手入れ次第で200cmほどまで大きく育てることも可能です。もうひとつ有名な南アフリカ産の品種は「スズランエリカ」です。名前の通り、スズランのような白い花が2月~5月にかけて咲きます。樹高は低めで、鉢植えで育てるのが主流です。ほかにも、エリカにはさまざまな品種があります。花の形や大きさ、育てやすさなど、お好みで選んで栽培してみましょう。
過湿を避けて日当たりの良い場所へ植えつけしよう
エリカは品種が豊富で、適した育て方もそれぞれ異なります。基本的な部分を抑えたら、あとは栽培する品種に合わせた管理を行いましょう。ここでは、エリカの基本的な育て方をご紹介します。
土づくり
エリカは根が細く、過湿や乾燥で傷みやすい特徴があります。水はけと水もちがともに良い土をつくってあげましょう。元肥として緩効性肥料マグァンプKが配合されているハイポネックス培養土 鉢・プランター用がおすすめです。
苗選び
苗を購入するときは、葉の色が濃く、元気なものを選びましょう。新芽が垂れ下がって元気のないものは水切れしているかもしれません。また、花やつぼみの多い鉢植えを選ぶと、すぐに開花を楽しめます。
植えつけ
苗の植えつけは、気候の穏やかな春と秋に行うのがおすすめです。つぼみが出ているときや開花中はできるだけ避け、花が終わってから植えつけしましょう。根に硬い土がついているようであれば、根鉢を崩して落としてもかまいません。
肥料
エリカはそれほど肥料を必要としません。緩効性肥料マグァンプKが配合されているハイポネックス培養土 鉢・プランター用を使用した場合は、生育期にあたる春と秋にで追肥を施しましょう。
おすすめは3~4ヶ月間肥料効果が持続する「Plantia」花と野菜と果実の肥料を与えましょう。月に1回の土に置くだけのプロミック いろいろな植物用を与えるか、月に2~3回の頻度でハイポネックス原液を与えます。
ただし、エリカは夏になると生育が停滞します。特にヨーロッパ原産の品種を育てるときは注意し、施肥を控えましょう。
水やり
エリカは土を乾燥させすぎず、過湿にもならないように水を与えるのが大切です。鉢植えは水切れしやすいため、土の表面が乾いたら水を与えましょう。地植えはほとんど水やりの必要がありません。乾燥した日が続いたら、葉に霧吹きで水をかけてあげましょう。
ただし、ヨーロッパ原産の品種は特に暑さに弱いため、夏になったら乾燥気味にします。ほかの季節よりも水やりの頻度を減らしましょう。
日当たり、風通し
エリカは日当たりと風通しの良い場所を好みます。地植えの場合は特に場所に気をつけて植えつけしましょう。
南アフリカ原産の品種を地植えする場合は、冬に寒風が当たらないように注意します。ヨーロッパ原産の品種は、夏に涼しい風が通る場所へ植えつけしましょう。
美しい姿を保つためには丁寧なお手入れが大切
エリカの美しい姿を保つためには、丁寧なお手入れが欠かせません。ここでは、エリカの管理方法や増やし方などをご紹介します。
アブラムシ対策
春になると発生するのがアブラムシです。見つけたらすぐに駆除しましょう。ヒットゴール液剤ALは花き類や観葉植物など幅広い範囲の植物でアブラムシ類の防除に有効です。または肥料と殺虫剤がひとつになったハイポネックス原液 殺虫剤入りもおすすめです。
花がら摘み
エリカはひとつの木にたくさんの花をつけます。花が咲き終わったらどんどん散っていきますが、花がらは放置しないよう気をつけましょう。
剪定
エリカの剪定は花後に行います。込み合っている部分の枝を間引いて、蒸れを防ぎましょう。また、花が枝全体にいっせいに咲く品種は、枝を半分から3分の1程度カットしておきます。花が枝先につくものや、ひとつずつ順番に咲くものは、半分以下の長さになるまで切り戻してかまいません。
植え替え
エリカを鉢植えで育てている場合は、1年~2年に1回の頻度で植え替えを行いましょう。そのままにしておくと根詰まりを起こすことがあります。適期は植えつけと同じく春と秋です。掘り上げたら根鉢を崩し、古くなって傷んだ根があったらカットしましょう。地植えしたエリカは、基本的には動かさないようにしましょう。一度掘り起こして別の場所へ植えても、根付かない可能性があります。最初に植えつけする際にしっかりと場所を考慮しておくのが大切です。
挿し木
エリカは挿し木で増やすことができます。こちらの適期は春と秋です。剪定のついでに行ってもかまいません。挿し穂にするのは、花のついていない新しい枝にしましょう。先端から5cm程度の場所で切ったら、下についている葉を取り除き、30分~1時間だけ水につけます。挿し穂が水を吸ったら、清潔なバーミキュライトや川砂、鹿沼土などに挿し、発根するまで管理します。土は乾かさないように湿らせ、直射日光の当たらない明るい日陰へ置いておきましょう。うまくいけば、1カ月程度で根が出てきます。ある程度大きくなったら鉢やお庭などへ植えつけしましょう。
おわりに
エリカはひとつの木にたくさんの花がつくため、お庭に植えると大変見応えがあります。もちろん、鉢植えにして可愛らしく仕立てていくのもおすすめです。お好みの花の色や形のものを選び、大切に育てていきましょう。
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