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【シャクナゲの育て方】
シャクナゲの花は絢爛豪華!主な品種や育て方は?

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春になると豪華な花をたくさん咲かせるシャクナゲ。世界中の園芸愛好家に親しまれており、現在は5000を超える園芸品種が存在するともいわれています。魅力あふれるシャクナゲを、ぜひご自宅で育ててみましょう。

 

目次

シャクナゲは魅力がいっぱい
 世界中に多数の品種あり
 高嶺の花であるシャクナゲ

シャクナゲの主な品種
 アズマシャクナゲ
 ツクシシャクナゲ
 ヤクシマシャクナゲ
 キバナシャクナゲ
 ハクサンシャクナゲ

ご自宅でシャクナゲを育てよう
 土づくり
 植えつけ
 日当たり
 水やり
 肥料
 花がら摘み
 夏超し
 冬越し

花木の王・シャクナゲは魅力がいっぱい

シャクナゲは大輪の花を咲かせる樹木です。花木としてガーデニングに欠かせない存在で、「花木の王」とも呼ばれています。樹高は50cmほどの低木になる品種もあれば、5mほどの高木になる品種もあります。花の色はピンクや白、赤、黄、オレンジ、紫、茶などさまざまです。

 

世界中に多数の品種あり

シャクナゲは他の追随を許さない美しさで、世界中の人々を魅了してきました。品種が大変豊富で、これまでつくられた園芸品種は5000を超えるといわれています。原産地はヨーロッパやアジア、北アメリカなどで、日本を原産とする品種も多数存在します。

 

高嶺の花であるシャクナゲ

日本のシャクナゲは、高山に自生しています。環境の厳しい山の中でも輝かんばかりの花を咲かせるシャクナゲは、神聖なものとして扱われることも珍しくなかったそうです。

また、シャクナゲの咲く場所は斜面や岩場などが多かったため、採取しにくいことでも知られていました。なかなか手に入らないことから「高嶺の花」の由来ともなったといわれています。

シャクナゲの主な品種

シャクナゲには世界各地に数多くの品種が存在します。欧米原産のものは西洋シャクナゲ、日本原産のものは日本シャクナゲと呼んで区別されています。どれも基本的に耐寒性が強く、寒い土地でも育てやすいのがメリットです。ここでは主な品種として、日本原産のシャクナゲをいくつかご紹介します。

 

アズマシャクナゲ

日本原産のシャクナゲのなかでも、関東や東北などに自生している品種です。花びらの数が5弁なのが特徴で、高さは1mほどから6mまで生長することもあります。花の色はピンク系が多く見られますが、白い花が咲くものも存在します。

 

ツクシシャクナゲ

九州や四国南部、紀伊半島などの暖かい場所に自生するシャクナゲです。「ツクシ」は福岡県の旧地名や古い九州の呼び名でもある「筑紫」に由来しています。花弁は5枚で、葉の裏には枝状毛が生えているのが特徴です。枝先に鞠のように集まって咲くため、花の時期には大変華やかな姿を楽しめます。

 

ヤクシマシャクナゲ

鹿児島県の屋久島に自生する品種です。花弁は5枚で、花の形は釣り鐘に似ています。つぼみの時期は濃いピンク色ですが、開花するにつれて白っぽく変化していくのが特徴です。こちらの品種も葉の裏に細かい毛が生えています。

 

キバナシャクナゲ

「黄花」という名のついたシャクナゲですが、どちらかというと白に近いクリーム色の花が咲きます。樹高は低く、10cm~60cmです。本州や北海道などの寒冷地に自生しています。ほかの日本産シャクナゲと比べても耐暑性は弱く、高地に自生しています。

 

ハクサンシャクナゲ

中部以北の本州や北海道、四国の剣山や石鎚山に自生する品種です。「ハクサン」の名前は、石川県と岐阜県にまたがって存在する「白山」に由来しています。白山には多数の植物が自生しており、昔から高山植物の研究が盛んに行われていました。

ハクサンシャクナゲも耐暑性が弱いものの、キバナシャクナゲほどではありません。花の色は白地にうっすらとピンク色の入ったものが多く見られます。

自宅でシャクナゲを育てよう

シャクナゲは大輪の花のほかに、緑の美しい葉も鑑賞できます。お庭に植えるシンボルツリーとしてもおすすめです。ここからは、ご自宅でシャクナゲを育てる際の基本的な方法をご紹介します。

 

土づくり

シャクナゲは水はけが良く、酸性の土を好みます。鉢植えの場合は鹿沼土とピートモス、腐葉土4:4:2で混ぜたものや、元肥として緩効性肥料マグァンプKが配合されているハイポネックス培養土 鉢・プランター用などを使いましょう。また、水はけを良くするために鉢底には軽石やパーライトなどを敷きます。地植えの場合は土に鹿沼土や腐葉土を混ぜておきましょう。こちらも排水性を高めるため、植え穴の底に軽石などを混ぜこみます。鉢植えも地植えの場合も元肥として緩効性肥料のマグァンプK中粒を混ぜ込んでおきましょう。

(ハイポネックス培養土 鉢・プランター用を使用している場合は必要ありません)

 

植えつけ

シャクナゲの苗木を購入したら、芽が伸びてくる前に植えつけを行いましょう。適期は3月~5月、9月~10月です。植えつけした次の年の春に開花します。春に植えつけする場合は、生育期に突入する前に急いで鉢や庭に植えましょう。生育期に植えつけを行うと翌年の開花が難しくなります。植えつけの際は根鉢を優しく崩し、土を少し落とします。地植えの場合は地面よりも少し高く土を盛り、高植えにするのがポイントです。

 

日当たり

シャクナゲは品種によって日当たりを好むものもあれば、半日陰でよく育つものもあります。育てる品種に合わせ、植える場所を変えましょう。

 

水やり

シャクナゲの根は細く乾燥しやすいため、土の表面が乾いていたらすぐに水をあげましょう。鉢植えの場合、毎日水やりしてかまいません。乾燥しやすい夏場は朝夕の2回水を与えます。

地植えの場合、ほとんど水やりは必要ありません。ただし夏は土が乾きやすいため、朝か夕に1日1回は水やりします。

 

肥料

植えつけから1年以内のシャクナゲは根が弱りやすくなっているため、肥料は控えます。1年たってしっかりと根付いたら、花後に肥料効果が約3~4か月持続する「Plantia」花と野菜と果実の肥料を与えるようにしましょう。また、9月~10月と2月ごろにも1回ずつ「Plantia」花と野菜と果実の肥料を施肥します。

 

花がら摘み

シャクナゲの開花期間中は、次から次に花を咲かせます。花が終わったらこまめに摘み取りましょう。来年以降も花を咲かせるため、花がら摘みはしっかりと行うのが大切です。

 

夏越し

夏の暑さと直射日光に弱いシャクナゲ。地植えであれば日よけをつくり、鉢植えの場合は直射日光の当たらない場所へ移動させましょう。風通しが良く、涼しい場所へ植えつけしてあげるのも大切です。

 

冬越し

シャクナゲは耐寒性が強いものの、乾燥した寒風に当てすぎると枯れてしまうことがあります。寒冷地で地植えする場合は風よけの覆いをつくってあげましょう。ワラやビニールなどでマルチングするのも効果的です。鉢植えの場合は寒風の当たらない車庫や家の中などへ移動させて冬越しをしましょう。

おわりに

現在はご自宅でも育てやすい品種のシャクナゲがたくさん流通しているため、ぜひご自宅で栽培してみてはいかがでしょうか。シャクナゲの花が咲き誇る季節になると、大変華やかなお庭を堪能できます。花の色や形など、お好みのものを選んで楽しく育てていきましょう。

 

 

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