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【ユリの育て方】
ご自宅でユリを育てて大輪の豪華な花を咲かせよう

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色や大きさがさまざま! 華やかなユリの花

ユリは大輪の美しい花を咲かせる多年草です。花の色は白が有名ですが、黄やオレンジ、赤、ピンク、複色など、さまざまな色が存在します。草丈は品種によって大きく異なり、50cm程度のものもあれば2m近く育つものもあります。

 

種類が豊富なユリの花

ユリの原産地は北半球の温帯で、日本原産のものも多数存在します。現在では世界各地でさまざまな園芸品種がつくられていますが、日本のユリが元になっている花も少なくありません。とくに、主な園芸品種は「オリエンタル系(オリエンタル・ハイブリッド)」と「スカシユリ系(アジアティック・ハイブリッド)」に分けられます。

 

  • オリエンタル系

日本には10種類を超えるユリが自生しているといわれています。日本原産のユリを交配してつくられたのが「オリエンタル系(オリエンタル・ハイブリッド)」と呼ばれる種類です。大輪の美しい花をつける品種が多く、華やかな香りが漂います。オランダでつくられた有名品種の「カサブランカ」もオリエンタル系です。

 

  • スカシユリ系

スカシユリは海岸の近くで見かけることの多いユリです。やや小型で、上を向いた花を咲かせます。花びらの付け根が透けて見えることからこの名前がついたとされています。北海道をはじめとする寒い地域に自生する「エゾスカシユリ」や「ヒメユリ」などの仲間が有名です。エゾスカシユリやヒメユリなどを交配してつくられたのが「アジアティック・ハイブリッド」と呼ばれるスカシユリ系の種類です。上向きの花を咲かせるものが多く、香りはオリエンタル系と比較して控えめです。

 

  • その他の品種

ほかにも、ユリにはさまざまな品種があります。例えば、テッポウユリです。日本の屋久島や沖縄などに自生しているユリのひとつで、「琉球百合」とも呼ばれています。細長い筒状の花は、やや下を向いて咲きます。開花時期は6月中旬から下旬にかけてです。純白の美しい花が愛され、現在では海外でも広く育てられています。

種類によって少し違う? ユリの育て方

ユリにはさまざまな品種があり、少しずつ性質が異なります。ご自宅で育てる場合は品種を確認し、どういった環境を好むユリかを調べておきましょう。こちらでは、多くの品種に共通するユリの基本的な育て方をご紹介します。

 

土づくり

ユリの好む土は品種によって異なりますが、基本的には水はけの良いものを用意しましょう。ハイポネックス培養土 鉢・プランター用がおすすめです。水はけが悪い場合は砂を混ぜてあげましょう。

 

植えつけ

ユリは球根を入手して育てられます。植えつけ適期は10月~11月です。冬を乗り切れるように、早めに植えて根が張るまで育てておきましょう。ユリの球根の上部からは上根、下部からは下根が伸びてきます。両方の根をしっかりと張ることで丈夫な株に育つため、深植えにして根が伸びるスペースを確保するのが大切です。植えつけの際は、球根2個~3個分の深さに穴を掘り、球根を入れて土をかぶせます。下根が出ている場合は、広げてから植えつけてあげます。上下をさかさまにしないよう、しっかりと確認しましょう。

 

肥料

ユリの場合、上根と下根の両方に施肥するのがポイントです。下根用の肥料は植えつけ時に元肥として与えます。下根の張る鉢底の土などに、マグァンプK中粒を混ぜておきましょう。上根用の元肥は球根から少し上のほうの土へ混ぜておきます。発芽したら「Plantia」花と野菜と果実の肥料で追肥を行い、生育期間になったら2週間に1回の頻度で液体肥料のハイポネックス原液を与えましょう。

 

水やり

ユリの水やりは土の表面が乾いたタイミングで行います。地植えの場合は降雨に任せてかまいません。ただし、雨が降らない日が続いたら水を与えます。また、ユリは花が枯れたあとも球根で冬越しを行います。植えっぱなしにする場合は、球根を育てるために冬の間も欠かさず水やりしましょう。

 

花がら摘み

開花が終わりに近づいたら、自然に花がらが落ちる前に摘み取ってしまいましょう。そのままにしておくと種をつけはじめ、球根の栄養が奪われてしまいます。葉は球根を肥大させるために、できるだけ残しておきます。自然に枯れるまで待ってから、地上に出ている部分を刈り取ります。ユリはそのまま植えっぱなしにしても翌年には再び芽を出してきます。移動させたい場合は掘り上げて良いですが、乾燥を防ぐため、すぐに別のところに植えつけしましょう。

ユリを管理して、長く育てるには

ユリは球根性の植物で、何年も育てることができます。適切に管理して長く育て、毎年の開花を楽しみましょう。最後に、ユリの管理方法や増やし方などをご紹介します。

 

アブラムシ対策

ユリを育てるときに気をつけたいのがアブラムシです。気温が上がると発生しやすくなり、ユリの茎や葉、蕾などを枯らしてしまうことがあります。見つけたらすぐにヒットゴール液剤ALや、肥料と殺虫剤がひとつになったハイポネックス原液 殺虫剤入りで駆除しましょう。

 

植え替え

鉢植えのユリは、毎年植え替えを行います。地植えの場合は2年~3年は植えっぱなしで大丈夫です。適期は植えつけと同じく10月~11月です。そのころには地上部が枯れて球根だけの状態になっているため、土から掘り上げて別の鉢や花壇などへ植えつけましょう。植え替え時は球根から出ている根を傷つけないよう、優しく扱うのが大切です。

 

分球

ユリの増やし方には、球根から鱗片を採取して植える「鱗片挿し」や、「むかご」や「木子」などの採取、種まきなど、さまざまな方法があります。どれも開花までに数年かかってしまうことが多いため、ご家庭では「分球」で増やすのがおすすめです。ユリの球根は、土のなかで自然と分球し、子球ができていることがあります。球根を掘り上げた際に子球のついたものを見つけたら切り離し、新しい球根として植えつけてみましょう。これまで同様に育てていけば、次のシーズンには発芽して花を楽しませてくれるかもしれません。

おわりに

ユリは初夏から夏にかけて美しい花を咲かせます。華やかながら、初心者でも育てやすいのが魅力です。ぜひご自宅の花壇や鉢に植えて、長く育てていきましょう。

 

 

【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

☘128:ユリの育て方|きれいな花を咲かせるには?水やりや肥料など日々の管理もご紹介 

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