2020.08.14 UP
【ベンジャミンの育て方】
ベンジャミンを室内でも枯らさずに育てたい!基本の育て方や管理方法
ベンジャミンは観葉植物として人気の高い樹木です。室内でも日当たりや温度などに気をつけてお手入れしたら、元気よく育ってくれます。ご自宅や職場に緑が欲しいときは、ぜひベンジャミンを入手して育ててみましょう。今回は、ベンジャミンの基本的な育て方や管理方法などをご紹介します。
つやつやと生い茂る葉が魅力の観葉植物
ベンジャミンは「ベンジャミンゴムノキ」や「シダレガジュマル」とも呼ばれる観葉植物です。マレーシアやインドなどが原産で、日当たりが良く暖かい場所を好みます。鉢植えにして10cmから2m程度に育てるのが定番ですが、環境が良い場所では樹高20mに達するほど大きくなるものもあります。
ベンジャミンは幹や枝が柔らかく、さまざまな仕立て方が楽しめることでも人気です。葉が茂る部分を丸く刈ったものや、幹を編んで三つ編みのように仕立てたものなどが定番です。
また、ベンジャミンの葉は品種によってさまざまな模様や色があります。斑入りのものや波打ったもの、カールしたものなど、お好みで選んで育てていきましょう。
ベンジャミンの基本的な育て方
ベンジャミンは入手しやすく、育てやすい観葉植物です。葉は常緑のため、しっかりとお手入れすれば年間を通して爽やかな姿を鑑賞できます。こちらでは、ベンジャミンの基本的な育て方についてご紹介します。
土づくり
ベンジャミンは水はけの良い土を好みます。ハイポネックス培養土 鉢・プランター用を使いましょう。また、ベンジャミンは耐寒性が弱く、冬越しは室内で行うのが基本です。地植えには適さないため、なるべく鉢植えで管理するのがおすすめです。
植えつけ
ベンジャミンを育てるときは、苗や鉢植えを購入するのが一般的です。葉がきれいに茂り、幹や枝ががっしりとしたものを選ぶと育てやすいでしょう。葉が変色しているものや、虫のついているものは避けます。植えつけの適期は5月~7月です。根鉢を崩さないように気をつけながら用意した鉢へ移し、隙間から土を入れていきましょう。その後は水をたくさん与えます。
動画で分かりやすく!観葉植物の育て方
日当たり
ベンジャミンは日当たりの良い環境を好みますが、強い日差しに当てすぎると葉焼けしてしまいます。明るい日陰に置いてあげましょう。日照不足になると葉が落ちてしまうため、完全な日陰は避けます。
水やり
ベンジャミンの生育期は春から秋にかけてです。この時期は土の表面が乾いたらたくさん水をあげましょう。ただし、鉢受け皿にたまった水を放置すると根腐れすることがあるため、水やりするたびに捨てるのが大切です。冬場はベンジャミンの生育が停滞します。土は乾かしぎみにして、水の与えすぎに注意しましょう。また、根への水やりとは別に、ときどき葉水もあげましょう。霧吹きで水をかけてあげることで葉がみずみずしくなり、ホコリや汚れなども落とせます。
肥料
ベンジャミンは、春から秋の生育期に肥料を与えると元気よく育ってくれます。4~5カ月に1回、専用液肥-観葉植物-を施肥しましょう。肥料が多すぎると葉や枝が茂りすぎてしまうため、決められた量を守るのが大切です。
アブラムシ対策
ベンジャミンにはアブラムシが発生することがあります。葉の裏などをこまめにチェックし、見つけたらすぐに取り除くようにしましょう。予防と駆除のため、専用の薬剤を使うのもおすすめです。
ハイポネックス原液殺虫剤入りは、肥料やりと同時にアブラムシ退治が出来るのでとても便利です。
室内育ちでも枯らさない! ベンジャミンの管理方法
ベンジャミンは室内でも育てやすい植物のひとつです。ただし、置き場所などの管理方法には気をつける必要があります。ベンジャミンを枯らさずに長く育てていくために、こまめにお手入れしてあげましょう。最後に、ベンジャミンの管理方法についてご紹介します。
室内での管理方法
観葉植物を室内で育てると、日照不足になりやすいのが難点です。ベンジャミンはある程度の耐陰性がありますが、できるだけ日の当たる場所へ置いてあげましょう。光の入りやすい南向きの窓のそばがおすすめです。夏になって日差しが強くなったら、レースカーテンを引いて日光の量を調整しましょう。また、ベンジャミンを元気よく育てるためには風通しの良さも大切です。窓をあけて換気する、サーキュレーターで室内の空気を循環させるなどの方法で、風通しの良い環境をつくってあげましょう。
冬越し
ベンジャミンは5℃以下の環境になると株が弱り、枯れてしまいます。暖かい室内で冬越しさせましょう。窓際に置いている場合は夜から朝にかけて冷え込んでしまうため注意が必要です。窓に保温性の高いカーテンを引くと温度管理しやすくなります。また、暖房の風が当たる場所は避けるのも大切です。
剪定
ベンジャミンは生育が旺盛なため、春~秋の間に剪定を行い、樹形を整えてあげましょう。大胆に枝を切り詰めたいときは、4月~5月に剪定するのがおすすめです。伸びすぎた枝や葉を切り、風通しを良くしてあげましょう。また、ゴムノキの仲間であるベンジャミンは、樹皮を傷つけると白い樹液が出てきます。体質によってはかぶれてしまうこともあるため、直接触らないように注意しましょう。そして、室内で剪定するときは樹液が垂れて床を汚してしまうことがあります。養生シートや新聞紙などを敷いて対策しましょう。
植え替え
根詰まりを防ぐため、1年~2年に1回は植え替えを行いましょう。植えつけと同じく、適期は5月~7月です。植え替え前には水やりをせず、土を乾燥させておきましょう。根を掘り出したら古い土を少しだけ落とし、傷んだ根があったら切り落とします。また、鉢は同じままで土だけ変える場合は、根を3分の1ほどカットしましょう。植え替え後は水をたくさん与え、直射日光の当たらない場所で管理します。その際に根の活着促進のため植物用活力液リキダスを1,000倍に希釈して与えると良いでしょう。しっかりと根が張るまでは支柱を立てるのもおすすめです。枝葉が伸び始めたら支柱は取り除いてかまいません。再び同じように育てていきましょう。
おわりに
ベンジャミンは、置き場所に気をつけたら、室内でも育てられる観葉植物です。ご自宅だけでなく、オフィスの癒やしとしても人気を集めています。室内に緑が欲しいときは、ぜひベンジャミンを育ててみてはいかがでしょうか。日当たりの良い場所に置き、過湿には気をつけて管理し、きれいな葉や枝の姿を楽しみましょう
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘101:ベンジャミンの育て方|苗の選び方や、水やりや肥料の与え方、冬越しの方法などもご紹介
この記事に関連する商品について
ハイポネックス培養土 鉢・プランター用
元肥マグァンプKを配合!鉢やプランターにそのまま使える培養土
- プランター植え植物に最適な培養土です。
- 元肥として緩効性肥料マグァンプKが配合されていますのでそのまま使える培養土です。
- 植物の生育に適したpHに調整済です。
- 適度な重量感があり、背の高い植物も植えつけられます。
- 適度な排水性、通気性、保水性があり、保肥性にも優れています。
- 厳選された原料を使用し、清潔で、ベランダや室内、玄関先でも安心してお使いいただけます。
専用液肥 -観葉植物-
- 1滴に高濃度の養分を配合。植物にすばやく効果を発揮する高品質液肥です。
- 花はより美しく、野菜はおいしく、観葉植物や芝生は緑鮮やかに育てます。
- 葉面からも吸収されやすい即効性のあるチッソを豊富に含み、緑を鮮やかに育てます。
ハイポネックス原液 殺虫剤入り
肥料と殺虫剤がひとつに!
- 水でうすめて株元へ処理するだけで、肥料やりとアブラムシ駆除が同時にできます。
- 殺虫成分であるジノテフランは、浸透移行性に優れ、根から吸収されて植物全体に行きわたり効果が持続します。
リキダス
植物のパワーを引き出し時に、うすめて使うだけ!
- 植物の生育に必要な養分の吸収を高めるコリン、フルボ酸、アミノ酸、各種ミネラルを配合した、活力液です。
- 3種類の有効成分コリン、フルボ酸、アミノ酸を配合。3つの相乗効果で植物本来が持っている力を引き出し、元気な植物を育てます。
- カルシウムをはじめ、各種ミネラル(鉄・銅・亜鉛・モリブデンなど)が、植物に活力を与えます。
- リキダスの各種成分は、土壌中で植物が吸収しやすくなっているので、与えてすぐに効果を発揮します。
- カルシウムが多く含まれているので、トマトの尻腐れ症などのカルシウム欠乏症を予防します。
- 不足しがちな必須微量ミネラルをバランス良く供給するので、おいしい野菜や、美しい花が育ちます。
- 葉面散布液としても使用できます。
人気コンテンツ
POPULAR CONTENT