2021.07.26 UP
Labyrinth バラの迷宮 pickup113
『ライラック デイズ』
■作出:イギリス ワーナー
■花色:ライラック色
■花型:花径7㎝/半八重咲き/返り咲き
■香質:微香
■樹形:枝の伸長2.5mのつる性
濃い色の蕾は、透明感のあるライラック色の小中輪セミダブルの花に開花。
中央に黄色いしべをみせる。房咲き。返り咲き。香りは淡い。
枝は2.5m伸長。トゲが少なくしなやかなので、アーチ・フェンスや壁面・オベリスク・ピラー(柱)など、さまざまな仕立て方ができる。
葉は濃緑の皮革質で耐病性が高い。
2014年作出、2017年Lilac Bouquetとして英国で紹介され、2021年に日本発表。
数少ないライラック・ピンクの小中輪のつるバラ。耐病性が高い。
初期生育は遅めだが、イギリスの情報では枝が3~4m伸びアーバーや樹にからめる仕立ても可能とされ、つるバラとしての用途が広い。
ライラック色で花の中央は薄い色。黄色の花芯がポイント
日なたで。葉は花とバランスの良い大きさ。皮革質で耐病性が高い
小中輪の花は、大輪と違い少し離れて見る。とくに庭ではこの色のつるバラは貴重。間伐材のフェンスに、クレマチスと一緒に誘引(コピスガーデンで)
玉置一裕 Profile
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。
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