2021.08.16 UP
Labyrinth バラの迷宮 pickup116
『フォーラン マリア』
■作出:ドイツ コルデス
■花色:バイオレットピンク
■花型:花径8㎝/花弁数80~100枚のカップ~ロゼット咲き/四季咲き
■香質:シトラスとローズの中香
■樹形:高さ1.2×幅0.6mの木立性・半横張り性
丈夫な芳香中輪木立性品種。花はバイオレットピンクで周囲が少し薄くなるカップ~ロゼット咲き。
花径8㎝、花弁数80~100枚。四季咲き。シトラスとローズを感じる芳香がある。
樹は半横張り性で高さ1.2×幅0.6mとコンパクト。
花名Fräulein Mariaは16世紀に北ドイツのイエーファーの首長の娘で侵略者から独立を確保した「マリア・オブ・イエーファー」を意味する。
2019年作出、2020年日本発表。
香りと、耐病性等樹の高い性質を融合した品種の一つ。香りは国際コンクールで各種芳香賞等を受賞(2019年コルトレイク金賞・芳香賞、マドリードベストHT/Gr賞、リヨンArmandzinsch賞・芳香賞)。
樹の性質にも優れ2020年ADR認証。ドイツ本国でも同名で香りのバラ「パフューマコレクション」シリーズの一つとして発売されている。
バイオレットピンクの中輪花が健康的な葉に映える
花からは芳香が漂う。トップノートは特徴的なレモンのブレンド(パチュリやスパイス)の新鮮な香りがはじける。次第にローズと杉の香りに。
そして青リンゴとフレッシュな刈り取ったばかりのグラスの香りに変わっていく(コルデス社)
樹は木立性でコンパクト。少し横に張る(中之条ガーデンズで)
玉置一裕 Profile
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。
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