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【コーヒーの木(コーヒーノキ)の育て方】剪定や植え替えの方法を紹介します

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コーヒーの木(コーヒーノキ)は、常緑低木で樹形が整っており、インテリア観葉植物としても販売されています。葉っぱに艶があり、年中緑色の葉を生やして生活に彩りを与えてくれます。また、コーヒーの木は、葉の根本に実を成らせて完熟すると真っ赤になります。難しいお手入れはないので、植物として育てるにも簡単です。

今回は、コーヒーの木の特徴や、手軽に始められるコーヒーの木の育て方の基本、剪定の方法や植え替え(植えつけ)の方法などを詳しくご紹介します。

 

 

☘16:コーヒーの木の育て方|置く場所や冬越しの方法、花の咲く時期などもご紹介

動画でわかりやすく!

【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

コーヒーの木(コーヒーノキ)とは

コーヒーの木は、豆のなる木として知られる植物の一種です。「一緒に休みましょう」という花言葉があり、コーヒーを手にリラックスした時間を過ごすことから名付けられた植物であることも有名です。

ここでは、観葉植物としても育てやすいコーヒーの木について見てきましょう。

 

熱帯地域で育つコーヒーの木

コーヒーの木の原産国は、エチオピアです。コーヒーの木は年間を通して、光沢のあるコーヒーの葉が鮮やかに茂ります。ジャスミンに似た白い花を咲かせ、その後、赤い果実を実らせます。コーヒーの果実が熟すと赤紫色になり、果肉を取り除き種子のみにした2つの種がコーヒー豆になります。

 

コーヒーの花は幻の花

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花の命は短いという言葉がありますが、開花期間は5月〜6月頃で、2日間程度で花は散ってしまいます。まるで雪景色のように散ってしまうことから、非常に開花を見るのは貴重で、幻の花ともいわれています。そして、花が散ってしった後、コーヒーの木に実が成り、完熟した実の中からコーヒー豆の収穫ができます。

 

コーヒーの実

コーヒーの花が散ると、木にはコーヒー豆の元となる緑の実が成ってきます。成長すると共に成熟していく過程で、緑色→黄色→赤色と実の色が変化していきます。そして、完全に完熟するとサクランボのような赤い実になり、コーヒー豆の収穫時期を迎えます。

 

コーヒーの木の品種によっては、完熟した際に黄色い実のままの物もあり、赤い実と黄色い実で果皮の色が違うだけで、焙煎豆の味には差はありません。完熟したコーヒーの実には、コーヒーの種が入っており、コーヒー豆ならではのラクビーボールを縦に切った様な豆の形状が特徴です。

 

 

コーヒーの木の栽培環境、育てる場所

コーヒーの木は、寒さや強い日差しに弱いので、地植えして栽培するには不向きなため、鉢植え栽培がおすすめです。通常、鉢植え栽培する場合、小~中サイズの鉢植えがポピュラーですが、10号鉢の大株を栽培される方もいます。ここでは、コーヒーの木の栽培環境、育てる場所をご紹介します。

 

コーヒーの木栽培の天候条件

コーヒーの木の栽培では、生育環境として、地植えの場合は雨季と乾季の環境が必要になります。また、鉢植えでは、日当たり、水やり、温度など、季節によって栽培環境を上手く調整していくことがポイントです。

 

コーヒーの木栽培の日当たり

コーヒーの木は、お日様を好む植物です。しかし、日光の浴びすぎは、逆に、コーヒーの木の生育環境にとって最適とはいえません。コーヒーの木の栽培では、日陰のある場所でお日様を取り入れながら栽培していくことが大切になります。

 

・コーヒーの木の屋外栽培

コーヒーの木は、直射日光の当たる場所、または、弱めの遮光で風通しの良い場所などで栽培するのがおすすめです。また、葉焼けしてしまう場合は遮光率の高い場所に移して管理するようにしましょう。

春・秋は、屋外栽培がおすすめです。また、夏は、室内栽培か午前だけ屋外栽培にするなど、季節によって栽培方法を工夫しましょう。

 

・コーヒーの木の室内栽培

コーヒーの木は、室内で年中育てることはできません。幼木の時期は、直射日光の当たらない、日の当たる場所での室内栽培はOKです。しかし、コーヒーの木がしっかり育ってきたら、室内栽培は冬の時期、それ以外の季節は屋外栽培を行いましょう。

また、エアコンの風がコーヒーの木に直接当たると、乾燥して枯れてしまう恐れがあるので、エアコンの風を避け、自然の風通しと日当たりの良い場所で管理してください。

冬は、必ず室内で育てましょう。窓の近くの寒さも大敵なので、室内の温度環境に配慮し、防寒対策して管理するのがおすすめです。

 

コーヒーの木栽培の温度

コーヒーの木の発芽温度が20℃~25℃なので、平均して20℃程度の温度環境が好ましいといわれています。

 

コーヒーの木栽培の土壌

コーヒーの木の栽培に適した土壌は、腐植質で水はけのよい土がおすすめです。市販されている観葉植物の培養土を活用すると便利です。

自分で作る場合は、鹿沼土2:バーミキュライト5:腐葉土3の割合で混ぜた土もおすすめです。あるいは、赤玉6:ビートモス2:バーミキュライト2の割合で混ぜた土もよいです。コーヒーの木の生育環境に合わせて、微調整しながら土壌を作っていきましょう。

コーヒーの木の植えつけ(植え替え)方法

コーヒーの木は乾燥に強いので、水はけの良い土を使用しましょう。水はけの悪い土では、小バエの発生や根腐れの要因になります。

ここでは、コーヒーの木の植えつけ(植え替え)の方法を詳しくご紹介します。

 

コーヒーの木の株選び

元気な株を見極めるためにも、選定ポイントは押さえておきましょう。コーヒーの木は、綺麗な葉の色味、そして、葉数の多い株が選ぶポイントです。元気のない株は間延びしており、栽培しても葉が落ちてしまうので避けたほうがよいでしょう。

 

コーヒーの木の栽培に適した土

コーヒーの木の栽培に適した土づくりをするために押さえておきたい、土の種類について紹介します。

 

・鹿沼土

鹿沼土は、栃木県鹿沼地方で採取される酸性用土になります。若干の酸性用土を好むコーヒーの木の栽培におすすめです。市販品には、粒が選別されたタイプ、無選別タイプがあり、通気性と排水性に優れた土です。

 

・バーミキュライト

バーミキュライトは、多孔質用土です。軽量、且つ、高温殺菌された清潔な土で、通気性、保水性、保肥性が高いです。種まきや育苗用の土としても、混ぜて使用されています。

 

・腐葉土

腐葉土は、広葉樹の腐植物です。用土に過剰に混ぜすぎたり、品質が悪いものを使ったりするとコーヒーの木の生育に悪影響を及ぼすので、使用する際は気をつけましょう。

 

・赤玉土

赤玉土は、植物栽培において最もポピュラーな用土で、有機物を含みません。

 

・ピートモス

ピートモスは、ミズゴケ等が腐熟して泥炭化したものを表します。軽量、かつ、清潔な土で、保水性に優れています。酸度が調整されていないものは酸性なので、酸性寄りの用土を好むコーヒーの木の栽培におすすめです。逆に、酸度が調整されているものは、乾燥すると水分吸収しにくいことを覚えておきましょう。

 

コーヒーの木の植えつけ(植え替え)に最適な土壌

コーヒーの木の栽培には、適した土壌があります。それは、清潔で腐植質、水はけのよい土壌です。市販の土を活用する場合には、硬い鹿沼土2:バーミキュライト5:腐葉土3、または、赤玉6:ピートモス2:バーミキュライト2、この割合の土がおすすめです。

お家に観葉植物の栽培土があれば、それでもOKです。また、インテリア植物として飾っておくのであれば、ゼオライトを活用した栽培方法もあります。これは、小さい苗木の栽培向きです。

 

コーヒーの木の植えつけ(植え替え)方法

コーヒーの木の植えつけ(植え替え)は比較的簡単で、はじめての方でも挑戦できます。

ここでは、コーヒーの木の植えつけ(植え替え)方法を紹介します。

 

STEP1.栽培中の鉢より、ひと回り大きな鉢を用意します。

STEP2.鉢底に穴が空いている場合は鉢底ネット敷いて穴を塞ぐ

STEP3.鉢の7~8分目まで土を入れる

STEP4.底部分の土を少し落として枯れた根を切る(新しい苗木はそのままでOK)

STEP5.鉢と株の空いた部分に土を入れて隙間をなくす

STEP6.鉢底から水が流れ出るまでしっかり水やりをする

STEP7.直射日光を避けた場所に置いて管理する

 

コーヒーの木は、植え替えでひと回り大きな鉢に替えることで、根詰まりの防止になります。他にも、水やりの手間を軽減できたり、コーヒーの木の成長の促進につながったりとさまざまな効果が期待できます。

コーヒーの木が根詰まりを起こすと、生長を妨げるだけでなく、コーヒーの上の方にだけ葉が生えている状態になってしまい見た目も悪くなります。植え替えに適した時期は、春~夏にかけての5月~8月です。コーヒーの木は、1~2年おきに植え替えしてあげるのが目安です。

 

 

コーヒーの木の栽培に必要な肥料

コーヒーの木は、適切な時期に肥料を与えて育てることが大切です。

ここでは、栽培する際に必要な肥料選びについてご紹介します。

 

元気な木に育てるための肥料

コーヒーの木を栽培する際には、適切なタイミングで肥料を与えて育てることがポイントです。コーヒーの木の生育期である4月~10月の時期に肥料を与えることで、すくすく元気に育ちます。

逆に、肥料を控えるべき時期は、「夏」や「冬」です。夏は、根腐れなどのトラブルが起きやすく、冬は、過度な栄養摂取で肥料焼けを起こす恐れがあるので控えたほうがいいでしょう。

植え替えで肥料を与える際は、植え替えの1ヶ月後から肥料を与え始めます。また、植え替えをした後はコーヒーの木の根が弱っているので、植え替え直後は、通常より薄く希釈した活力剤「リキダス」を与えることで根の張りを格段に良くします。

 

コーヒーの木に必要な三大要素

コーヒーの木の成長に必要な三大要素が、窒素、リン酸、カリです。

 

・窒素

窒素は、茎や葉の成長に必要で、効果が分かりやすく出ます。

 

・リン

リンは、コーヒーの木に花や実を成らすために必要な要素で、初期の成育を促すという効果が期待できます。

 

・カリ

カリは、根の成長を促すために必要です。抵抗力をつけて元気に生長していくための栄養になります。コーヒーの木の栽培に欠かせない栄養が不足すると、生育障害を引き起こすことがあるので、これらの要素が含まれている肥料を選ぶことが大切です。

 

栽培に適した肥料

コーヒーの木の栽培では、緩効性肥料がおすすめです。緩効性肥料は、安定した肥料効果が1~2か月持続します。固形肥料ですので、肥料成分が土にゆっくり溶け出していくようにコーティングされて作られています。

 

 

コーヒーの木の剪定方法

コーヒーの木は、剪定して元気な木を維持していくことができます。頻繁な手入れは必要ありませんが、植え替えや木を増やす場合には必要です。

ここでは、コーヒーの木の剪定方法についてご紹介します。

 

コーヒーの木の剪定

コーヒーの木は、そこまで頻繁に剪定をする必要はありません。コーヒーの木を見ながら、自然できれいな形が形成されるように、必要に応じて行うくらいでOKです。何らかの原因で樹形が乱れてしまった場合は、コーヒーの木の株元から切って樹形を整えましょう。

たとえば、コーヒーの木に害虫が発生した場合は、間引き剪定を行うとよいでしょう。間引き剪定は、不要な枝を切る取る作業のことを指し、木の枝の根元の部分から切り取る剪定方法です。このように剪定することで、コーヒーの木の内部までしっかりお日様が当たるようになるほか、害虫予防効果にもつながります。

 

剪定を行う適期は、生育期である5月~6月頃です。コーヒーの木の枝葉の生長はゆっくり進みます。生育が盛んになる時期を前に剪定を行うことで、成熟する夏の時期に元気な木を育てることができます。剪定は、なるべく早い時期に終了させて、コーヒーの木の生長の負担にならないようにしましょう。

 

 

 

コーヒーの木の増やし方

コーヒーの木は、「種をまく方法」または「株分けする方法」、「挿し木する方法」で増やすことが可能です。

 

種をまく方法

コーヒーの木の種まきは、生育期の5月〜9月が適期です。コーヒーの木の種は、完熟した果実の中にあります。果実の皮を剥いて、種の回りについているヌルヌルした部分をよく洗っておいてください。

綺麗に洗った種は、用意した種まき用の赤玉土に埋めます。コーヒーの木の栽培適温は15℃です。種まきをしてから発芽にかかる期間は数ヶ月で、子葉が開いたら新しい鉢に植えつけをします。コーヒーの木の果実が成るまでには4年~5年程かかります。自家採集の種は発芽しやすく、生豆は少し難しいという特徴があります。

 

株分けする方法

株分けは、生育期の5月〜9月が適期です。元気なコーヒーの木の株を育てることができます。株分けは、コーヒーの木の栽培初心者さんでも、ポイントを押さえていれば簡単に行う事ができます。

 

STEP1.コーヒーの木を鉢から優しく引き抜く

STEP2.木の幹を2本ずつくらいに分ける

STEP3.根についている土を優しく落とす

STEP4.小さい鉢に植えつける

STEP5.鉢に水やりする

STEP6.風の当たらない日陰で約1週間管理する

 

挿し木する方法

挿し木は、生育期の5月〜9月が適期です。元気なコーヒーの木を育てることができます。挿し木は、コーヒーの木の栽培初心者さんでも、ポイントを押さえていれば簡単に行うことができます。

挿し木をしてコーヒーの木を増やす方法は、株分けとは異なり株が育つまで待たずに済む、生育が早いといったメリットがあります。

 

STEP1.コーヒーの木を切り戻した時の枝を使う

STEP2.害虫のついていない枝を選定する

STEP3.枝を切る際は4〜5節あたりを切り取る

STEP4.枝の先端2節くらい切り落とす

STEP5.種まき用の用土に挿し木する

STEP6.直射日光を避けて日陰で約1ヶ月管理する

STEP7.2ヶ月後、芽を確認できたら鉢に植え替えをする

 

 

 

コーヒーの木の害虫

コーヒーの木の栽培では、コーヒーの木につく害虫です。コーヒーの木についやすい害虫は、アブラムシ、ハダニ、カイガラムシが代表的です。害虫に侵害されてしまうと、コーヒーの木の生長を阻害し、最悪、木を枯れさせてしまうことにも繋がります。被害が拡大しないように、日頃のチェックや害虫対策を行い、元気で丈夫な木を育てましょう。

 

カイガラムシの被害

カイガラムシは、小さく白い形状をしており、年中発生する害虫です。コーヒーの木の葉や枝につくと、汁を吸って生育を妨げ、新葉が出ない状態になったり、枝が枯れてしまったり、大きな被害を及ぼします。また、カイガラムシの排泄物は、黒い汚れでベタベタしており、見た目も悪くなっていきます。

 

・すす病

カイガラムシの排泄物は、すす病といって黒いカビで覆われる病気を招きます。寄生するだけでなく、悪化すると二次被害を引き起こす厄介な害虫です。すす病が進行すると、コーヒーの木の葉も黒くなり、元気に光合成を行うことができなくなって木を弱らせます。

 

・こうやく病

カイガラムシが原因で、コーヒーの木の枝にカビが生える、「こうやく病」も招きます。

 

・害虫を引き寄せる

カイガラムシの排泄物の中には糖が含まれており、この糖が原因でアリやアブラムシも引き寄せてしまうこともあります。

 

カイガラムシの発生原因

カイガラムシは、風や人によって運ばれ、コーヒーの木に寄生します。カイガラムシの活動が活発になる時期は、春~夏にかけての5月~7月です。幼虫は1㎜程度と非常に小さく、目で確認することは難しいため駆除が大変です。

風通しの悪い場所、不衛生な場所、暗い場所を好む害虫なので、室内の片隅などに放置したままの状態は注意しましょう。気づいた頃には被害が進行している場合もあり、繁殖が進んでしまっていることがあります。

 

カイガラムシの駆除対策

カイガラムシ駆除は、幼虫の段階でしっかり対処することがポイントです。コーヒーの木に害虫を見つけた時点で、早めの対策が吉となります。駆除には、殺虫剤やエアゾール剤がおすすめです。

殺虫剤を使った駆除では、幼虫が卵から孵化した初期に薬をまくのがベストです。カイガラムシの活動は、春~夏にかけての5月~7月が盛んなので、この時期に、月に2回~3回ほどコーヒーの木にまいて駆除するのがよいでしょう。エアゾール剤は窒息死させるタイプや、成虫の成長を抑えて退治するタイプなどもあるので、駆除対策にも上手く活用してください。

こうした薬剤の使用では、使用条件を確認の上、駆除を安全に行いましょう。

 

アブラムシの被害

アブラムシが排泄物は、ベタつきがあって甘露という糖を含んでいます。そこにカビが生えて、コーヒーの木の代表的な病気であるすす病を招き、糖に近寄ってくる他の虫からも食害されてしまいます。また、アブラムシの特性であるウイルス繁殖によって、ウイルス病に一度感染してしまうと、治ることはないので木が枯れてしまいます。

アブラムシは、コーヒーの木の葉、茎、果実に寄生して汁を吸って生息しますが、汁を吸う際に木に突き刺す際にウイルスが繁殖します。その際に、キュウリモザイクウイルスやカブモザイクウイルスなどのウイルスがつくことで、健康な葉、茎、果実にも被害を拡大させて病原菌を広げていきます。

 

アブラムシが発生する原因

アブラムシは、コーヒーの木の葉、茎、果実に寄生して、汁を吸って生育を妨げます。体長は約2㎜~4㎜で高い繁殖力があり、春から秋にかけて活動が活発になります。

また、コーヒーの木の栽培で、窒素成分の多い肥料を過度に与えると、発生するといわれています。窒素が多いとコーヒーの木が光合成を行う際に、アミノ酸を多く作ります。アミノ酸はアブラムシの好物なので、アミノ酸に近寄ってアブラムシが寄ってくることが原因です。

他にも、株間が狭くなって密植している時も発生を招く原因になります。これは、木の風通しの悪さが挙げられるので、風通しのよい日当たり良好の場所で栽培していきましょう。

 

アブラムシの駆除対策

アブラムシの駆除対策について紹介します。

 

・農薬を使用しない方法

アブラムシは、テープや歯ブラシで駆除できます。テープにアブラムシを貼りつけて除去を行いましょう。粘着力の強いものは、コーヒーの木を傷める原因にもなるので、ダメージを考慮して行ってください。また、歯ブラシでアブラムシをこすり落としてください。力の入れ過ぎは、コーヒーの木の傷みになるので、柔らかい部分は避けて行いましょう。

 

・テントウムシを活用する方法

アブラムシの天敵である、テントウムシを活用できます。テントウムシ1匹で、10匹以上のアブラムシを捕食できるので、テントウムシがいるだけでアブラムシの発生予防になります。

 

・忌避剤、薬剤を使用する方法

木酢液は、木炭から発生する水蒸気を冷やした液体です。アブラムシを忌避することはもちろん、土壌の消毒、有用微生物の増殖、コーヒーの生育促進など、とっても優れた効果を発揮します。コーヒーの木にアブラムシを寄せつけない予防するためにも、日頃から木酢液をスプレーしてあげるとよいです。木酢液は薄めて使用しますが、濃度に注意して適量を守って使用しましょう。

また、コーヒーの木を観葉植物として育てる場合、専用の薬剤を使って駆除することも可能です。「ハイポネックス原液 殺虫剤入り」では、肥料やりとアブラムシ駆除が同時にできますので、こちらを使用することもおすすめです。

 

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コーヒーの木の栽培は、お家で育てる観葉植物としても人気があります。植物栽培が初めての方でも育てやすい植物なので、気軽にお家で楽しめるのは嬉しいですよね。また、インテリアとして飾る以外にも、実を収穫すれば自分で自家製コーヒーを楽しむこともできます。

現在、コーヒーの木を育てている方、そして、これからコーヒーの木を育ててみようと思っている方も、ここでのポイントを参考に栽培に取り組んでみてくださいね。

 

 

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