2017.09.28 UP
秋冬の花壇を華やかに!ハボタンの上手な育て方
殺風景になりがちな秋冬シーズンの花壇をカラフルに彩ってくれるハボタン。品種が多数あるため、形や大きさもさまざま。色も赤やピンク、白、黄色といった複数があり、とてもかわいらしい植物です。初心者の方でも簡単に育てることができますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ハボタンってどんな植物?
ハボタンは、その見た目から、「カラフルなキャベツみたい」といわれることがあります。これは、ある意味正解。ハボタンは、キャベツの仲間である非結球性ケールを改良されてつくられたといわれています。ヨーロッパを原産としており、日本には江戸時代に渡来しました。その後、観賞用として改良され、現在では秋冬シーズンのガーデニングの定番植物になっています。
ハボタンにはたくさんの品種があります。日本のおうちの庭先でよく見かけるものは、葉のふちが細かいフリル状になっている“ちりめん系”に分類される「紅かもめ」や、葉が丸くてコロンとした形状の“東京丸葉系”の「日の出」、ちりめん系と東京丸葉系の交配種“大阪丸葉系”の代表品「つぐみ」など。
どの品種も赤やクリーム色、黄色、白、ピンクなどカラフルに色づきますので、さまざまな品種を寄せ植えしても綺麗です。
ハボタンはケールが原種でアブラナ科の植物ですが、食用に改良されたものに比べて味も落ち、野菜への使用が禁止されている農薬が使われている恐れがありますので食べることはおすすめできません。
ハボタンの上手な育て方
ハボタンは暑さにも寒さにも強く、難しい手入れも必要ないため、ガーデニングビギナーの方でも育てやすい品種だといえます。以下の育て方のポイントを参考にしてみてください。
◯種まき、植え付けについて
ハボタンは、種まきから育てるのが一般的です。5月~9月下旬までの暖かい時期に行いましょう。苗が発色するまではポットなどで育て、その後植え付けをします。植え替え時には、株と株の隙間がほとんどないくらいぴったり詰めて植えていきます。その後、11月~3月くらいまでが鑑賞時期です。
◯栽培場所について
苗の時期は、ポットは半日陰に置いて生長につれてだんだんと日光に当てる時間を長くしていきます。生育期間中は特にしっかりと日に当ててあげましょう。ポットから植え付けた後のハボタンは、お庭はもちろんプランターでも育てられます。この時期からは、あまり日光を当てると色が薄くなったり色づきが悪くなったりしてしまうのでご注意を。
◯用土、肥料について
ハボタンの栽培には、水はけと水持ちの良い有機質の土が適しています。生育期間が長いので、必ず肥効期間の長い、元肥マグァンプK中粒を混ぜ込みます。なお、10月下旬以降になってハボタンが色づき始めたときに肥料が効きすぎていると、色味が緑になることがあります。そのため、9月末以降は肥料を与えすぎないよう液体肥料ハイポネックス原液で追肥の管理をしましょう。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘:23 葉牡丹(ハボタン)の育て方|品種や苗選びのコツは?植えつけ方法や栽培方法をご紹介|
この記事で紹介された植物について
ハボタン
学名:Brassica oleracea var. acephala /科名:アブラナ科 /別名:ボタンナ /原産地:ヨーロッパ /分類:一年草、二年草、多年草 /耐寒性:強 /耐暑性:中
ひと昔前までは直径20~30cmありましたが、最近はコンパクトなものが多く出まわっているハボタン。丸葉、縮緬、切れ葉など多様なタイプが揃っています。グラデーションがかったシックな葉色が人気で、寄せ植えなどで重宝されています。
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水でうすめて株元へ処理するだけで、肥料やりとアブラムシ駆除が同時にできます。殺虫成分であるジノテフランは、浸透移行性に優れ、根から吸収されて植物全体に行きわたり効果が持続します。
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