2021.03.16 UP
【果樹栽培】
自家栽培で無農薬・安全安心の美味しさを。レモン栽培をはじめよう
料理にもデザートにもドリンクにも使えるレモン。フレッシュな香りと風味がたまりませんよね。でも、スーパーに売っているレモンって、農薬やワックスがちょっと気になりませんか?そこで、おうちで自家栽培してみるのはいかがでしょうか?おうちでつくれば減農薬・無添加で安心!皮まで贅沢に使えます。今回は、レモンをおうちで栽培する際の育て方のポイントや育て方の注意点をご紹介します。
レモンの特徴
レモンは、ミカン科ミカン属に属する常緑樹です。みなさんもご存知のように強い酸味と芳しい香りを持つため、古くから世界中で料理やアロマとして重宝されています。
レモンの栽培スタートは苗木から行うのが一般的です。タネを蒔いて育てることも可能ですが、実をつけて収穫できるようになるまでにはかなりの時間がかかります。
苗木の植付け適期は、3月中旬から4月下旬にかけて。順調にいけば植つけから3~4年で実をつけるようになります。植えたその年に果実を収穫することはできませんが、植つけから半年程度で開花するレモンの花はとても可愛らしいので、まずは花を愛でるという楽しみ方ができます。
レモンの育て方のポイント
レモンの育て方にはいくつかのポイントがあります。
◯植つけについて
秋から春にかけて、園芸店に行くとレモンの接ぎ木苗が販売されています。こういったものを購入し植付けを行います。苗によって1年生のものや2年生のものがありますので、できるだけ早く収穫したいという方は2年生を選びましょう。
◯用土について
庭植えの場合は、水はけがよい場所を選びましょう。そこに、腐葉土と赤玉土・元肥『マグァンプK大粒』を加えて用土をつくります。
鉢植えの場合は、培養土に緩効生肥料『マグァンプK大粒』を混ぜ込みましょう。
◯水やりについて
鉢植えの場合には、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。特に乾燥しやすい夏場は水切れに注意を。庭植えの場合、根が定着した2年目以降はほとんど必要ありません。
◯温度管理、日照管理
レモンはインドを原産とする植物です。そのため、耐寒性はあまり高くありません。冬場にー3℃以下になる地域では枯れてしまうおそれがあります。
また、レモンは日当たりを好みます。十分な日照時間のとれる場所で栽培しましょう。
◯肥料について
レモンは肥料をたくさん必要とする植物です。1年を通じて肥料切れを起こさないように気をつけましょう。庭植えの場合には、元肥として緩効性化成肥料『マグァンプK大粒』を用土に施すほか、定期的に追肥をしましょう。鉢植えの場合には、6月・9月・11月と年に合計4回ほど肥料を与えます。追肥・鉢植え栽培には、株のまわりに置くだけで肥料効果が約1~2ヶ月間持続する『錠剤肥料かんきつ・果樹用』がおすすめです。
また、葉の色が悪かったり生育が良くなかったりするのであれば、液体肥料『ハイポネックス原液』が効果的です。
◯収穫について
植付けから3~4年で実がつき、収穫できるようになります。春から秋にかけての時期が収穫の適期。十分に黄色くなり、皮が滑らかになったら収穫OKの合図です。なお、あまり成熟させすぎると酸味が薄くなってしまいますので、放置しすぎないように注意しましょう。
2017.11.21 公開
2021.03.16 改訂
☘51:レモンの育て方|鉢植えでも育てられる?植えつけの注意点や、美味しく実らせるための摘果もご紹介【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘【Plantia Q&A】ガーデンニングのお悩み解決!植物の育て方
植物の疑問をQ&A形式で回答していく「PlantiaQ&A」(プランティア) たくさんの植物に関する良くある疑問にお答えしています。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLxSecB2S2YsIKs5SZTttvugV01SLwElEB
この記事で紹介された植物について
レモン
学名:Citrus limon /科名:ミカン科 /原産地:インド東部のヒマラヤ /分類:常緑高木 /耐寒性:やや弱 /耐暑性:強
香りが良く、酸味のある香酸柑橘の代表格であるレモン。
この記事に関連する商品について
人気コンテンツ
POPULAR CONTENT