2017.11.30 UP
【バラ栽培】バラのパートナープランツとしても最適!クレマチスの育て方
「つる植物の女王」とも呼ばれるクレマチス。その色とりどりで可憐な花は古くから世界中で愛されています。つるバラとも相性がいいので、一緒に育てている方も多数いらっしゃいます。
ぜひ今年はクレマチスを咲かせてみませんか?今回は、クレマチスの育て方のポイント、育て方の注意点などをご紹介します。
クレマチスの品種について
クレマチスは、キンポウゲ科センニンソウ属の多年草。
クレマチスの特長としてあげられるのが、非常に数多くの野生種・原種・交配種が存在するということです。そのため、クレマチスと一口にいっても品種・系統によって植つけ適期や開花時期・特長・育て方もさまざまです。
日本で一般的に見かける品種は、日本原産のカザグルマや中国原産のテッセン、欧米原産のインテグリフォリアなどですが、このほか200種以上が出回っているといわれています。草丈30m程度の小ぶりな品種もあれば、なかには5m以上の大きさに生長するものも。また、年に一回だけ花を咲かせる品種や剪定を行うことで繰り返し花をつける品種もあります。
なお、品種ごとの区別の仕方は、花芽のつき方で「旧枝咲き」「新枝咲き」「新旧枝咲き」と分けるのが一般的です。
クレマチスの育て方のポイント
クレマチスは比較的かんたんに育てられる植物ですが、美しい花をつけさせるには以下の育て方のポイントに注意してください。
・植つけ適期
クレマチスの植付け適期は12月上旬から2月中旬にかけて。その後、春から秋にかけて花を咲かせます。なお、品種によって開花時期は異なりますので、花を咲かせたい季節から品種を選ぶといいでしょう。
・水やり
庭植えの場合には、土壌の水分を吸収しますから、基本的には水やりの必要はありません。ただし、極度に土が乾いたり、葉が萎れていたりするようなときには水やりが必要です。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと与えてください。
・肥料
クレマチスは肥料をたくさん必要とします。肥料不足になると枝がたくさん茂らなくなり花もつきづらくなってしまいます。植つけ時には元肥『マグァンプK大粒』を施し、その後生育期にあたる早春から晩秋にかけての時期には、コーティング肥料『ネクスコートいろいろな植物用』を3カ月~4カ月に1回、液体肥料『ハイポネックス原液』を月に2~3回施しましょう。
・置き場所
鉢植えで育てる場合には、鉢は日光の良くあたる場所に置きましょう。日照不足だと株が弱り花を咲かせないことがあります。ただし直射日光はNG。
・病気対策
クレマチスは、夏の乾燥時にうどんこ病にかかりやすくなります。葉の表面に白い斑点が現れたら、その部分を切り落としましょう。
・剪定
クレマチスの育て方で「剪定」作業はとても重要です。花芽のつき方によりそれぞれ枝を切るポイントが異なります。花芽のつき方は、「旧枝咲き」「新枝咲き」「新旧枝咲き」の3タイプに分けることが出来ます。
「剪定」をする際はクレマチスの品種を確認してそれぞれにあった方法で作業を行いましょう。
この記事で紹介された植物について
クレマチス
学名:Clematis /科名:キンポウゲ科 /別名:カザグルマ、テッセン /原産地:北半球の各地 /分類:多年草 /耐寒性:中 /耐暑性:中
花の色形のバリエーションが豊富で、一季咲きや四季咲き、のものなど多様な品種が揃うクレマチス。
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