2018.03.06 UP
【観葉植物の水やり】「土が乾いたら」「たっぷりと」って、具体的にいつ・どのくらいあげればいいの?
置くだけで部屋がパッと明るくなり、インテリアとしても最適な観葉植物。
また、観葉植物は丈夫な性質でお手入れが簡単なため、「植物を育てたいけどあまり手間はかけられない」という人にも人気です。
しかし、実際に観葉植物を育て始めると多くの人がぶつかるのが、「水やりってどのくらいの頻度ですればいいの?」という疑問なのではないでしょうか。
そこで今回は、観葉植物の水やりの仕方についてご紹介します。
土が乾いたら水やりを!…乾き具合はどう判断すればいい?
一般的に、観葉植物は水やりをあまりしなくていいといわれています。
よくいわれるのは、「土が乾くまでは水を与えない」ということです。
しかし、はじめて観葉植物を育てる人にとって「土が乾いたかどうか」を判断するのは少し難しいかもしれません。
というのも、土の表面が乾いているように見えても、土の中はまだ湿っているということがあるからです。
このような状態で水やりをしてしまうと、加湿によって根腐れを起こしたり枯れたりしてしまうおそれがあります。
そこで、土の乾き具合を調べるには、以下の方法を試してみてください。
まず、土が白っぽい茶色になったら乾燥している印だと思ってください。
水やりをした直後の土は黒っぽい色ですが、その後水分が蒸発していくにつれて土の色は茶色っぽくなり、最終的に白っぽい茶色になります。
この状態になったら水やりをしましょう。
ただし、ここでひとつ気をつけたいことが。
エアコンが効いている室内など乾燥している環境や直射日光が当たる場所で育てていると、土の表面は水やり後1日~2日程度ですぐに乾きます。
しかし、この場合、乾いているのは表面のみで土中はまだ湿っていることがあるのです。
ですから、こういった環境に置いている観葉植物の場合には、土の表面だけを見て乾燥具合を測るのではなく、割り箸などを土中に入れて土の付着具合から判断するこができます。
水やりはたっぷり!…たっぷりってどのくらい?
もうひとつ、観葉植物の水やりの仕方に関する定説は、「水やりをするときはたっぷりと与えましょう」ということです。
しかし、これについても「たっぷりってどのくらい?」と疑問に思う人が多いのではないでしょうか。
結論からいうと、「たっぷり」とは、「鉢の底から水が流れ出るくらい」を指します。
こうすることで根のすみずみまで水を行き届かせられるようになります。
なお、鉢の底に受け皿をしている場合は、溜まった水はすぐに捨てるようにしましょう。
そのままにしておくと、雑菌が繁殖したり、加湿によって根腐れを起こしたりするおそれがあります。
夏場は水やりをする時間帯にも注意!
屋外やベランダ、直射日光が当たる場所で観葉植物を育てている場合、水やりの時間帯にも気を配りましょう。
水やりを避けたほうがいいのは、太陽が強く照りつける夏の日中です。
土の中の水分が蒸発してその熱で葉が蒸れ、病気や害虫被害に遭いやすくなったり葉焼けを起こしたりしてしまうことがあります。
夏場(6~9月)は日中の日差しを避けて早朝か夕刻に水やりを行うようにしましょう。
肥料はいつどのくらいあげればいい?
観葉植物を健全に生育させるためには、肥料が不可欠です。適切に肥料を与えることで葉色を濃く鮮やかにし生育を促進します。
1週間に1回水やりの際に液体肥料ハイグレード観葉植物を500~1000倍に希釈して与えましょう。
また、植物は、葉から栄養を吸収することができます。葉面散布に適した肥料を選べば、葉水を与える要領で肥料を与えることが出来ます。
速効スプレー液を葉に吹きかける事で、葉・根の活力を高め、植物を美しく育てます。
三上真史の趣味は園芸ちゃんねる/スピンオフ企画【観葉植物の時間】
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