2018.06.30 UP
【バラ栽培】バラも夏バテ気味になる季節……7月に行いたいバラのお手入れ
雨の多い6月が終わり、7月に入るといよいよ夏本番。
照りつける日差しと上昇する気温に、バラも夏バテしやすくなります。
そこで今回は、7月に行いたいバラのお手入れについてご紹介します。
乾燥を防ぐために、水やりをしっかり!
雨が多い6月には、バラは水分や養分を溜め込み、大きく生長します。
そしてその後、ジメジメした季節が終わって7月に入ると、蓄えていた水分が抜けて枝はシャープに締まり、葉は濃い緑色になっていきます。
しかし、そんな晴天と高温が続く7月ゆえに、バラが乾燥しないようにお手入れが必要です。
そこで、大切なのが水やりです。
水やりがさほど必要ない6月とは違って、7月に入ったらしっかりと水やりをしましょう。
水が不足すると、葉が黄色くなって落ちたり枯れたりします。
鉢植えの場合は、1日1回を目安にたっぷりと水を与えましょう。
いつも同じ方向から水やりをしていると、まんべんなく水が回らず乾燥しているところと湿っているところができることもあるので、全体に行きわたるように配慮するのがコツです。
庭植えの場合は、土が乾いていたら1日1回を目安に。
株元を中心に、40cm~50cm範囲に水を与えます。
土が湿っている日には、水やりはお休みしてOKです。
なお、鉢植え・庭植えいずれも、水やりは気温が高くなる日中を避け、気温の涼しい早朝または夕方以降に行ってください。
水やりの際に「植物用活力液リキダス」を与えると、植物本来の力を引き出し夏バテ気味の株を回復し肥料吸収を高めます。
マルチングで乾燥予防&暑さ対策を!
地面の温度の上昇や乾燥を防ぐためには、株の根本を敷きワラなどでマルチングするのも効果的です。
マルチングとは、病害虫の発生や土の乾燥、急な温度変化で植物に悪影響を与えないために株元を覆うことをいいます。
また、マルチングをすることで夏になると盛んになる雑草の繁殖を抑えることもできます。
害虫の予防対策を引き続き徹底!
ジメジメとした梅雨時期があけてカラッとした陽気になれば、病気の被害はやや少なくなります。
しかし、害虫被害には引き続き注意が必要。
特にこの時期に気をつけたいのが、ハダニです。
ハダニは葉から養分を吸収するので、ハダニ被害にあったバラは葉が錆びたような状態になって弱ってしまいます。
ハダニの防除には、「ダニダウン水和剤」を使用しましょう。
土に混ぜ込むだけでよく、ハダニの卵・若虫・成虫のすべてのステージに対して効果があります。
夏本番の前に、枝同士の風通しをよくしておく!
梅雨から7月前後にかけてバラはぐんぐん生長するので、この時期になると枝がだいぶ混み合ってきている株もあるかと思います。
そのままにしておくと枝同士が蒸れて病害虫の温床となりやすいので、風通しをよくするための剪定作業を行いましょう。
京阪園芸 小山内健さんのバラを楽しむための管理ポイント
🌹7月のバラの管理 🌹ーメリハリをつけた水やり方法ー
この記事で紹介された植物について
バラ
学名:Rosa /科名:バラ科 /別名: /原産地:アジア、ヨーロッパ、中近東、北アメリカ、アフリカの一部 /分類:落葉(ツル性)低木 /耐寒性:中~強/耐暑性:中~強
気品あふれるその華やかな姿から、花の女王とも呼ばれるバラ。
この記事に関連する商品について
植物用活力液リキダス
植物のパワーを引き出し時に、うすめて使うだけ!植物生育に必要な養分の吸収を高めるコリン、フルボ酸、アミノ酸、各種ミネラルを配合した、活力液です。葉面散布液としても使用できます。
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