2019.02.28 UP
バラってどんな種類があるの?育てるのは難しい?
どんなに植物に疎い人でも姿や名前を知っているのが「バラ」です。美しい花の姿や色、香りは、古くから人々に愛されてきました。品種改良によってさまざまな特徴を持ったバラが生み出されており、現在でも次々と新種が生み出されています。
バラは、植物栽培の中でも育て方が難しい花といわれています。しかし、品種を選び、適切な育て方をすれば、初心者でも美しくバラを咲かせることができます。
古来より人々に愛されてきたバラ
バラは古くから交配でさまざまな品種が生み出されており、その数は3万種以上とも4万種以上ともいわれています。品種の分類方法に決まったものはありませんが、おおよそ3種類の系統に分けることができます。
・ワイルドローズ(原種)
園芸品種の元となった原種です。バラの自生種は北半球のみに分布しており、自生種ならではの力強さがあります。園芸品種にはない、シンプルで野性的な美しさが特徴です。
・オールドローズ
オールドローズは園芸品種の中でも、1867年に発表されたモダンローズ「ラ・フランス」以前に栽培されていた品種です。一季咲きでつる性のものや、「ダマスク香」など豊かで芳しい香りを持つものが多いことなどが特徴としてあげられます。
・モダンローズ
「ラ・フランス」以降、品種改良を重ねたバラを指します。現在花屋などで見かけるもののほとんどがモダンローズです。華やかな花の形や色、比較的簡単な育て方、四季咲きのものが多いなどの特徴があります。
バラを育てたい!品種の選び方って?
「バラを育てたい!」と思っても、どの品種を選べば良いのか迷ってしまうのではないでしょうか。見た目の好みのみで選んでももちろん良いのですが、その他の希望や庭のスペースなど、考えるべき条件はさまざまです。
・育て方が易しいor難しい?
育て方が難しいかどうかは、その品種が病気にかかりにくい品種であるかどうかにかかっています。特にバラがかかりやすい黒星病やうどんこ病に強いかどうかで、育て方の難易度に大きな差が出ます。
・一季咲きor四季咲き?
バラの季節は主に春から初夏にかけてであり、その季節にしか咲かないのが一季咲きです。四季咲きは春から秋にかけて繰り返し花を咲かせる品種です。
・広いスペースで育てるor鉢植えで育てる?
バラには、木のように枝を広げる木立性と、つるを伸ばしていくつる性、木立性とつる性の両方の性質を持つ半つる性、コンパクトに育てられるミニバラなど、さまざまな種類があります。庭の広いスペースを使うか、室内やベランダで鉢植えを使って育てるか、栽培環境によっても選択肢は異なります。
また、花がたくさん咲くか、開花時期が長いか、香りが強いかどうかなどもチェックしましょう。
育て方が難しい?初心者でも育てられる?
バラは育て方が難しいともいわれていますが、その品種の特徴をしっかりと把握し、適切に世話をすれば丈夫に育ってくれます。大切なのは、その品種に合った育て方をすること。日光が好きな品種にはたっぷりと日光を当ててあげ、広い土地が好きな品種にはそれなりのスペースを用意してあげましょう。
病気や害虫への対処法はほかの植物とそれほど変わりません。逆に過保護にしすぎることでバラを枯らしてしまうケースもあるので、世話のしすぎには注意しましょう。
バラは花が咲いたら、咲き終わる直前に剪定します。そうすることで芽の成長を早めることができるので、花が満開になったら剪定して、花瓶などに飾って楽しみましょう。
いかがでしたか。
バラはその花の美しさ、香りの素晴らしさなどから古くから人々に愛されており、実に多くの交配が行われている植物です。
「バラは繊細で育て方が難しい」ともいわれるバラですが、品種を選べば初心者でも綺麗にバラを咲かせることができます。品種に合った育て方を調べ、過保護になりすぎずに世話をすることが大切です。
サヘル・ローズ 秘密のガーデンへようこそ presented by HYPONeX
🌹03:バラを健康に育てるために🌹
この記事で紹介された植物について
バラ
学名:Rosa /科名:バラ科 /別名: /原産地:アジア、ヨーロッパ、中近東、北アメリカ、アフリカの一部 /分類:落葉(ツル性)低木 /耐寒性:中~強/耐暑性:中~強
気品あふれるその華やかな姿から、花の女王とも呼ばれるバラ。花の色形のバリエーションは豊富で、ツル性や木立性、一季咲きから四季咲きなどいろいろなタイプあります。比較的病害虫がつきやすい傾向がありますが、樹木なので枯死することはあまりありません。
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