2016.12.21 UP
簡単節約!水だけでできるキッチン栽培
「少しでも食費を節約できないかな」「キッチンに何か彩りが欲しいな」という人におすすめなのが、食べられる植物を自宅で栽培するキッチン栽培です。栽培方法や育てる野菜の種類などを選べば、植物栽培の初心者でも簡単に自宅で野菜を育てることができます。
キッチンの彩り・食費節約に!キッチン栽培のススメ
キッチン栽培は、その名の通りキッチンのちょっとしたスペースで育てられます。室内で簡単に栽培できるので、庭などの広いスペースがない人や、植物栽培にあまり時間や手間をかけたくない人におすすめです。植物の緑がキッチンの彩りにもなるため、インテリアとしても楽しむことができます。
キッチン栽培の中でも、「土いじりは苦手」「虫が湧いたらどうしよう」という人におすすめなのが、水だけでできる水耕栽培です。土を使わないので服や手が汚れる心配がなく、虫や病気にかかりにくいため植物栽培初心者でも簡単に育てることができます。
水耕栽培のやり方は簡単。購入して料理に使った野菜の根本やヘタを、水につけておくだけ。再生して伸びてきた部分を収穫し、野菜の種類によってはまた水につけて再生を繰り返します。毎日水を換えて清潔にし、窓際などに置いてカーテン越しに日光を当ててあげれば、3日~2週間程度で再生野菜を楽しむことができます。
キッチン栽培をする際のポイント
・野菜は余裕を持って残しておく
購入して料理に使用した植物を再生栽培する際には、根本やヘタといった部分を残して大きめに切って残しておきましょう。栄養を蓄えやすく、新しい芽が育ちやすくなります。
・水は薄く張る程度に
水耕栽培は野菜の根本やヘタを水につけて再生させますが、植物は水につかりすぎると腐ってしまいます。そのため水は薄く張る程度にしておき、植物が完全に水に沈まないようにしましょう。
そのために、容器は水の減り具合などが分かりやすい透明なものなどがおすすめです。専用の水耕栽培キットを使用しても構いませんし、ペットボトルを切ったものやガラスコップなどでも構いません。
・こまめに水を換えて清潔に
水耕栽培を成功させるには、清潔さを保つことが重要です。水耕栽培は菌が繁殖しやすく、清潔にしていないとすぐに野菜がダメになってしまいます。カビが生えたり植物が腐ってしまったらすぐに処分することをおすすめします。
水は毎日換え、夏場は1日2回を目安にこまめに換えましょう。また、水を換えるときには植物や容器についたぬめりをしっかりと洗い流すことも大切です。
・生食はできる限り避ける
自宅で栽培した野菜は、プロの農家で育てているような衛生管理ができたものではありません。万が一を考えて再生野菜はできるだけ生食を避け、火を通してから食べることをおすすめします。
簡単!水だけで育つ野菜
キッチンでできる水耕栽培でおすすめの野菜が、豆苗やかいわれ大根です。豆苗やかいわれ大根は再生に必要な豆の部分がついた状態で売られているので、カットして残った根元部分を容器ごと再利用すればすぐにキッチン栽培を始めることができます。
また、生命力の強いネギもおすすめです。根本から5cm程度を残し、根の部分を水につけて再生させます。クセがなく食べやすい小松菜も、根本を水につけておくことで新しく再生した葉っぱを食べることができます。
また、大根やニンジンといった根野菜も再生させることができます。ヘタの部分を水につけ、そこから伸びてきた葉っぱの部分を収穫します。味噌汁やスープの彩りとして使うことができます。
いかがでしたか。
水耕栽培は野菜の根本やヘタを水につけるだけでできる、再生野菜の栽培方法です。土を使わず、水だけで育てることができるため、植物栽培の初心者に優しく、キッチン栽培にぴったりの栽培方法です。
水耕栽培のポイントはこまめに水を換えて清潔さを保つこと。収穫した再生野菜はスープや炒め物に加えるなど、火を通す料理に使うようにしましょう。
植物栽培初心者にも優しいキッチン栽培で、キッチンや食卓に彩りを加えてみましょう。
この記事で紹介された植物について
ニンジン
学名:Daucus carota subsp. sativus /科名:セリ科 /別名: /原産地:中央アジア、アフガニスタンの山麓 /分類: /耐寒性:やや強/耐暑性:やや弱
栄養価が高く、なかでもβカロテンを多く含んでいるニンジン。最近ではミニニンジンなどの種子も出回り、プランターでも栽培できるようになりました。
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