2016.12.22 UP
セントポーリアを増やしたい……葉挿しってどうやるの?注意点とポイント
紫やピンク、白色の可愛らしい花を咲かせるセントポーリア。多年草植物でもあるセントポーリアは、温暖な環境であれば、年間を通して花を咲かせ続けることができます。また、セントポーリアは、「葉挿し」で増やし続けることができる植物でもあります。そこで今回は、セントポーリアの増やし方や育て方についてご紹介します。
セントポーリアは「葉挿し」で増やせる!「葉挿し」って何?
セントポーリアを増やす方法「葉挿し」。葉挿しとは、その名の通り葉を土に挿し、芽を増やす方法のことです。一般的に、葉挿しは多肉植物に多く用いられる増やし方です。しかし、セントポーリアなどの多年草植物も、葉挿しを行うことが可能です。
葉挿しのやり方は?
セントポーリアで葉挿しをする場合は、葉だけを用いるのではなく、1cm程度の茎を残した葉を用いるようにしましょう。葉の大きさは、中ぐらいがベストです。葉挿しをする時期は、気温が18℃以上の4月から6月頃が適しています。暑すぎる真夏や、寒すぎる真冬は避けた方が無難でしょう。とはいえ、室内で葉挿しをする場合は季節にとらわれる必要性はありません。室内温度が18℃以上に保たれていればいつでも葉挿しをして構いません。
葉挿しをするときは、茎の付け根が土にしっかりと埋まるように挿し込みます。やや暗めの場所で、土を乾かさないように管理することが育て方のコツです。
葉挿しでセントポーリアを増やすコツは?
セントポーリアは、日光をあまり必要としない植物です。そのため、直射日光をあてることは禁物。冬の直射日光ですら強すぎることがあります。セントポーリアは、室内の蛍光灯の光でも十分に花を咲かせることができます。もしも室内で育てる場合は、直射日光にはあてず、必ずレースカーテン越しなどで育てるようにしましょう。室外で育てるのであれば、日陰で育てるようにしましょう。なお、まったく光にあてないのも良くありません。日光をあまり必要としないとはいえ、まったく光にあてなければとても貧弱なセントポーリアに育ってしまいます。セントポーリアは、光が強すぎても弱すぎても成長に影響する、繊細な植物なのです。
また、暑さに弱いため、夏場は涼しい場所で管理する必要があります。水やりは、水の与えすぎは禁物。土の表面がしっかりと乾いていることを確認してから、水を与えるようにしましょう。11月から3月頃の寒い時期は、水やりは控えるのがおすすめです。
なお、水やりの際に液体肥料『ハイグレードセントポーリア』をあたえましょう。春・秋は1週間に1回、夏・冬(開花株)は2週間に1回与えます。親葉から子株が増えれば、それらを分けて鉢上げしましょう。上手な育て方をすれば、葉挿しをしてから1年ぐらいで開花します。
いかがでしたか。
正しい葉挿しを行い、可愛らしいセントポーリアの花を部屋いっぱいに増やしましょう。
この記事で紹介された植物について
セントポーリア
学名:Saintpaulia /科名:イワタバコ科 /別名:アフリカスミレ /原産地:熱帯アフリカ東部の山岳地帯 /分類:多年草 /耐寒性:弱 /耐暑性:弱
花の形や色、葉形など多様な品種が揃い、愛好家が多いセントポーリア。夏は涼しい北側の窓辺で、冬は温度が10℃以下にならないよう気をつけるのがポイント。専用灯を使って、室内で栽培できるのも大きな魅力です。
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