2018.10.17 UP
可憐な見た目に反して丈夫で育てやすい球根植物、スノーフレークを栽培してみよう
ベルのような形の小さな白い花を咲かせるスノーフレーク。
スズランやスイセンなどとともに、春のお庭を可憐に彩る植物です。
可愛らしい見た目に反して丈夫で植えっぱなしでも数年にわたって花を楽しめるのも魅力的。
そんなスノーフレークの特長や育て方のポイント、育て方の注意点などをご紹介します。
スノーフレークの特長は?
スノーフレークは、中央ヨーロッパや地中海沿岸地方を原産とするヒガンバナ科の球根植物です。
生長すると草丈は20〜45cm程度になり、先端には緑色の斑点のついた白い小さな花を咲かせます。
その姿はまるでベルのように愛らしいため、ガーデニング植物として大変人気があります。
スノーフレークの植え付け適期は秋。
その後2月前後になると葉を出し始め、3月から4月にかけて開花します。
その後、気温が高くなる5月半ば以降なると地上部は枯れ、休眠期に入ります。
スノーフレークの育て方のポイント、育て方の注意点
球根植物であるスノーフレークは、丈夫な性質をしていて管理も簡単なため、ガーデニングに慣れていない人にもおすすめの植物です。
今年の秋は、以下の育て方を参考にぜひ栽培に挑戦してみてください。
・栽培の始め方
暑さがひと段落する10月前後になったら、園芸店やホームセンターで販売されている球根を購入し、栽培を始めましょう。
鉢植えの場合は、地中5cm程度に、庭植えの場合は地中10cm程度に植え付けます。
球根同士の間隔は10cm以上空けてください。
あまり密生していると花付きが悪くなってしまいます。
・用土にはどんな土が適している?
スノーフレークの用土には一般的な草木用の土を用います。
元肥マグァンプKがあらかじめ配合されている「ハイポネックス培養土 鉢・プランター用」が手軽で便利です。
・植え付け後の温度管理について
スノーフレークの花をきれいに咲かせるには、冬季に十分な寒さを経験させる必要があります。
寒さを知らずに生育すると、花がつかずに葉ばかりが茂ることがあります。
植えつけ後は屋外や窓辺など気温が5℃程度になる場所で管理しましょう。
ただし、凍らさないように注意が必要。氷点下を下回る場所には置かないようにしてください。
・日当たりについて
スノーフレークは日当たりを好む植物ですが、半日陰であれば育てることができます。
日当たりの良い場所〜明るい日陰で栽培しましょう。
・水やりについて
スノーフレークは加湿も乾燥も嫌います。
乾燥しすぎてもジメジメしすぎても球根の健康状態は悪くなってしまいます。
水やりは土の表面が乾いてから行ってください。
なお、花が咲き終わり地上部が枯れた後は休眠期に入るので水やりは必要ありません。
・肥料
元肥をしっかり入れることで開花まで追肥は必要ありません。
開花後に球根を太らせるために液体肥料「ハイポネックス原液」500倍液を与えます。
・花後の処理について
スノーフレークは花が枯れた後に種をつけます。
種ができると栄養が種に回って球根にいかなくなってしまいますので、花が終わったら早めに花茎を根元から切り取りましょう。
ただし、このとき茎は刈りとらずに残し、黄色く枯れるまでそのままにしておいてください。
こうすることで葉の光合成によって球根を太らせ、翌年の開花に備えることができます。
葉も枯れて地上部が全てなくなったら、そのまま植えっぱなしにして球根を休眠させましょう。
球根の掘り起こしをしなくても、数年間は花を楽しめます。
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