2018.10.01 UP
【バラ栽培】【バラの育て方・栽培】いよいよ秋バラの開花時期!10月にすべきバラのお手入れ
10月は、四季咲きバラの開花時期!
さわやかな秋晴れの日に香り高く咲くバラはとても美しいものです。
今回は、そんな10月にすべきバラのお手入れや、お手入れの際の注意点やポイントについてご紹介します。
押さえておこう!秋に開花するバラの特徴
夏の過酷な環境を生き抜いてきた秋バラ。
秋に咲くバラの特徴のひとつは、花の色が鮮やかで濃いということ。
この理由は、夏の間はあまりたくさん水分を蓄えられないため、秋バラは水の吸い上げが少ないからです。
なかには、春の開花時とは違った色味の花を咲かせるバラも。
例えば、春には薄いピンク色だったバラが、秋にはライラック色に近い濃い色調の花を咲かせます。
また、花の大きさは春バラに比べて少し小さめ。
香りも強くなります。
さらに、気温が下がることによって、どの品種も花持ちが良くなり、長期間楽しめるのも秋バラの特長といえます。
このように、秋バラには春バラとはまた違った魅力があります。
まずは美しく咲いた秋バラを存分に愛でて
梅雨時期から夏にかけて、さまざまなお手入れをしてきたかと思いますが、10月になってバラが咲き始めたら、まずは花をじっくり楽しみましょう。
この時期は、丹精込めて育てたバラの美しい姿を見られる発表会のようなものです。
春とは異なる深い美しい色合いの花を楽しむことができます。
また、お庭を見て「ここにこんなバラがあったらいいのにな」と思ったら、新しい開花バラ鉢を育てるのもおすすめ!
1年で最も美しいバラの開花を存分に楽しんでくださいね。
各地で開催されているバラ展を見に行くのもおすすめです。
マルチングは除去してよく日に当てましょう
夏の間、乾燥や地温の上昇・雑草の防止のためにマルチングをしていた場合は、10月に入ったら取り除きましょう。
マルチングを除去してよく日に当てることで地温が上がり、根の活動が活発になります。
肥料は与えなくてOK?やっぱり肥料はいるの?
以前は、バラの開花中は、肥料はいったんストップしましょう。といわれていました。
肥料を与えすぎると、花芯が乱れたり開花しづらい品種もありました。
現在は房咲きの品種など、秋~冬にかけて2番花までさかせる品種も多くありますので、肥料を切らさずにあたえましょう。
気温が下がって休眠前に株に力を蓄えるためにも肥料が必要です。
多湿による病害虫には注意
台風や秋雨の影響で多湿になると、黒点病やうどんこ病・ハダニなどが発生することがあります。
こういった病害虫の被害を防ぐために、ツボミが開く前に薬剤を散布しておきましょう。
そのままスプレーするだけで病害虫の防除に効果的な「マイテミンスプレー」がおすすめです。
ダニにはアブラムシ等の殺虫剤では効果がありません。ダニ専用の殺ダニ剤「ダニダウン水和剤」がおすすめです。
「ダニダウン水和剤」はハダニ類の卵、若虫、成虫のすべてのステージに高い効果があり速効性に優れた殺虫殺ダニ剤です。
また、咲き終わった花がら・枯葉をこまめに除去するのも、病害虫の予防につながります。
一番花の後に剪定することで二番花が咲きやすくなる
最初の花が咲き終わった後に剪定をすることで、二番花が咲きやすくなります。
最初の花が咲き終わったら、花の根元すぐのところで浅めにカットしておきましょう。
11月頃に二番花が開花します。
水やりは控えめに
10月は台風や秋雨の影響で多湿気味になります。
そんな時期ですから、水の与えすぎは根腐れの原因となってしまいます。
庭植えのバラは、土中が乾いてきたら与えるくらいに留めましょう。
鉢植えの場合も、土の表面が完全に乾いてから水やりをしてください。
🌹金子慎吾さんのバラ栽培の基本
🌹005 バラの育て方 秋冬(休眠期)の植え替え
この記事で紹介された植物について
バラ
気品あふれるその華やかな姿から、花の女王とも呼ばれるバラ。花の色形のバリエーションは豊富で、ツル性や木立性、一季咲きから四季咲きなどいろいろなタイプあります。比較的病害虫がつきやすい傾向がありますが、樹木なので枯死することはあまりありません。
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・速効性に優れた殺虫殺ダニ剤です。高い活性により低薬量で効果を発揮します。
・ミルベメクチンは、環境中で分解を受けやすい、天然物由来の有効成分です。
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