2019.01.28 UP
Labyrinth バラの迷宮 pickup53
『サント ノーレ Saint Honiré』
■作出:フランス デルバール
■花色:しっとりとしたライラックピンク
■花形:6~8㎝のカップ咲き、四季咲き
■香質:強いアニス様の香り
■樹形:高さ0.7×幅0.6mの木立状シュラブ
赤味ある丸い蕾から濃いめの紫ピンクとなり、次第にしっとりとしたライラックピンクに開花。咲き進んで波打つ花弁が繊細に重なる、少し小さめの丸いカップ咲きになる。花の中央に黄色い花芯を覗かせることも。房咲き。四季咲きで、初冬までとてもよく繰り返して花を咲かせ、シーズンによる変化が少ない。強いアニス様の香り。鋸歯が目立つ葉は小さく濃緑色で、花をスタイリッシュに引き立てる。樹は高さ0.7×幅0.6mの木立状。細い茎はゆらめいて上へ伸び、そのまま伸ばすと、ふわっとした横張りの低いシュラブ状に。花名はシュークリーム+パイ生地、カスタードクリーム・ホイップクリームなどでつくられる、フランスのスイーツから。2016年発表。
ライラックピンクの花
咲き進んでしっとりとした花色に
咲き始めの濃色と咲き進んだ淡色の花が咲き混じる
シュークリームのような秋花
小粋なスイーツの味わい
玉置一裕 Profile
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。
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