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庭木におすすめ!可愛らしい黄色い花を咲かせるミモザの育て方

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シルバーがかったグリーンの葉と明るいイエローの花が可愛らしいミモザ。育てやすくお庭がパッと明るい印象になるので、ご家庭の庭木としてとても人気があります。

今回は、そんなミモザの特長や育て方のポイント、注意点などをご紹介します。

☘160:ミモザの育て方|苗の植えつけや水やりと肥料の与え方、剪定作業もご紹介

【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

 

 

ミモザの特長

ミモザは、オーストラリア南東部を原産とするマメ科アカシア属の植物です。生長すると高さ5mから10mほどになり、3月から4月にかけて小さな房状の黄色い花を咲かせます。また、年間を通じて銀色がかった美しい葉が楽しめます。

庭木としても広く流通していますが、切り花としても人気があり、イタリアでは3/8の「女性の日」に男性から親しい女性にミモザの花を贈る習慣も。

ミモザの育て方のポイント・育て方の注意点

  • 植えつけについて

ミモザは生長するととても背丈がとても高くなりますので、鉢やプランターよりも地植えの方が適しています。植えつけの適期は4月から9月にかけて。市販の苗を購入し、植えつけましょう。一度植えた後の移植は難しくなるので、植え場所はよく考えてから決めることをおすすめします。

 

  • 栽培場所について

ミモザは日光を好みます。日光が足りないと花が咲きづらくなってしまいますので、植えつけ時には日当たりのいい場所を選んでください。強い風が吹くと枝が折れてしまうことがあるので、出来るだけ風のない場所を選びましょう。

 

  • 用土について

ミモザは水はけさえよければ特に土質を選ばずスクスクと生育します。市販の培養土を使用してください。配合する場合には赤玉土が6,腐葉土3,軽石1の割合がベストです。

 

  • 支柱について

ミモザは生長が早い反面、幹がまだ細いうちは強風で倒れてしまう恐れがあります。植えつけ後は支柱を立てるようにしましょう。

 

  • 水やりについて

植えつけてから1年前後は、土の表面が乾いていたら水をたっぷり与えます。1年を経過してからは、長期間雨が降らない場合やよほど乾燥が激しい場合を除いて、基本的には水やりの必要はありません。

 

  • 肥料について

マメ科の植物であるミモザの根には、窒素を吸収する菌が生息しています。そのため、窒素を含む肥料は必要ありません。肥料が必要なのは基本的には開花後です。花が咲き終わったら、肥料効果が3~4ヶ月間持続する『「Plantia」花と野菜と果実の肥料』を与えてください。

 

  • 剪定と仕立てについて

ミモザは生育が旺盛で、生長すると5mを越す高木になります。樹形を整えるために、花が咲きおわった後に伸びた枝を切り戻し、混み合っている枝を整理しましょう。また、ミモザは枝が細いため、あまり長く伸ばしすぎると風で折れてしまう恐れがあります。こういった意味でも、花後の剪定作業はとても重要です。

 

なお、剪定作業は遅くても7月までに終わらせるようにしましょう。8月以降からは翌年の花芽がつき始めます。花芽がついてから剪定をしてしまうと、翌年の花がつきづらくなってしまいます。

 

  • アレルギーについて

人によってはミモザの花粉にアレルギー反応を起こすことがあります。不安がある方は植えつけをする前にアレルギー抗体を病院で調べておいた方がいいかもしれません。

 

  • 害虫被害について

ミモザが被害に遭いやすいのは、イセリアカイガラムシです。イセリアカイガラムシが幹につくと、樹液を吸汁し、株を弱らせてしまいます。また、イセリアカイガラムシの排泄物が付着した葉にカビが発生しやすくなり、すす病などの被害を招くことも。イセリアカイガラムシは一度に大量発生しやすいので、防除のためには適した薬剤を散布が必要です。

剪定したミモザのおすすめの飾り方

思った以上に背の高くなり枝葉の込み入ってくるミモザは、細々とした剪定が必要になってきます。とはいえ、剪定したつぼみや枝・花をそのまま捨ててしまうのはもったいないですよね。そこで、剪定したミモザを美しく飾るおすすめの方法についてご紹介します。

 

  • 背の高いガラスの器に生ける

ミモザの葉と花がまとまっているところを切り取って、背の高いガラスの器に生けます。すると、葉や花の部分が房のように枝垂れて華やかです。

 

  • 吸水スポンジを使う

吸水スポンジに枝の部分を刺していけば、アレンジの幅が大きく広がります。例えば、インテリア用の小さなカゴからあふれているかのように生けることも。白系の小さい花と一緒に生けるのがおすすめです。

 

  • リースにしてドライフラワーにする

リースはミモザの定番の飾り方のひとつです。花を多めにすれば黄色が美しいリースになりますし、葉を多めにしても銀色がかった葉がシックな印象になります。そのまま壁に吊るして、ドライフラワーにしていくとおしゃれです。

 

庭に彩りと甘い香りをもたらしてくれるミモザ。大きく育つがゆえに、剪定などに少し手がかかりますが、そこがガーデニングの醍醐味とも言えます。ミモザを植えて、素敵な春の庭をつくってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

公開: 2019年3月27日 

更新: 2022年3月14日 

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