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春から秋まで花を楽しめるベゴニア。美しく咲かせる育て方・栽培のポイントは?

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鮮やかな色と美しい花姿で園芸植物として人気の高いベゴニア。品種が多数出回っており、花の色も赤やピンク・白と豊富です。丈夫で育てやすく春から秋まで長期間開花を楽しめるので花壇やコンテナ栽培におすすめです。

今回は、そんなベゴニアの特長や育て方のポイント・育て方の注意点などをご紹介します。

☘68:ベゴニアの育て方|きれいな花をさかせるにはどうすればいいの?水やりや肥料、冬越えの方法もご紹介

【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

ベゴニアの図鑑情報

科名:シュウカイドウ科
分類:多年草
原産地:熱帯、亜熱帯(オーストラリアをのぞく)
耐寒性:弱
耐暑性:普通
開花期間:5月~11月
花の色:赤、紫、白、ピンク、黄色、オレンジ、青など

 

ベゴニアの花言葉

ベゴニアには、「愛の告白」「幸せな日々」「片想い」「親切」という花言葉があります。
また、特定の色だけが持つ花言葉も持っていて、赤色のベゴニアは「公平」、ピンク色のベゴニアは「丁寧」、黄色のベゴニアは「繁盛」といった花言葉を持っています。

 

 

ベゴニアの特長

ベゴニアは、ブラジルを原産とするシュウカイドウ科ベゴニア属の多年草。半日陰でも育つので、お庭はもちろんベランダや玄関先でも栽培しやすい植物です。5月から11月前後にかけて、鮮やかで香りの高い花を咲かせます。

なお、こちらの記事では「ベゴニア」と表記していますが、「ベゴニアセンパフローレンス」と呼ばれることもあります。

ベゴニアの種類

ベゴニアは品種改良された種類も多く、1万5千種類以上あると言われています。ここでは大きく分けて3つの種類をご紹介します。

 

木立性ベゴニア

茎が真っすぐ伸びるタイプのベゴニアです。ベゴニアの中でも育てやすい種類です。

 

球根ベゴニア

冬になると地上部が枯れて、球根で冬を越すタイプのベゴニアです。沢山の花びらが重なり豪華な花です。アンデス山脈にに自生する種の品種改良のため、暑さに弱いものが多いです。一方で、ほかの種類のベゴニアと比べ、家庭で育てることは難しいです。

 

根茎性ベゴニア

茎が太く、地面を這うように成長するタイプのベゴニアです。葉も美しく観賞価値が高いです。半日陰で育ち、中には蛍光灯の光のみで育つ品種もあるので、室内のインテリアとして栽培するのに適しています。

 

 

苗の選び方

ベゴニアの苗は、葉の数が多く、つやと厚みがあるものを選びましょう。鉢底から根が飛び出しているものは、根詰まりしている可能性があるため避けます。手で触ってみてグラグラする苗も避けましょう。

ベゴニアの育て方のポイント・育て方の注意点

植えつけ時期

ベゴニアは種まきで育てることもできますが、育苗に時間がかかるので苗を購入して育てるのがおすすめです。植えつけの適期は4月から6月、または9月後半から10月にかけて。

 

用土ついて

ベゴニアは水はけの良い土壌を好みます。用土には「ハイポネックス鉢・プランター用培養土」がおすすめです。また、ベゴニアはアブラムシ被害に遭いやすいので、予防のための殺虫剤「HJブルースカイ粒剤」を混ぜ込んで植えつけると良いでしょう。

 

肥料について

1週間に1度を目安に、液体肥料「ハイポネックス原液」を与えましょう。なお、7月から9月にかけての気温が高い時期は植物も弱りがちです。そのような場合は肥料ではなく、根に活力を与える植物用活力液リキダスを与えましょう。

 

栽培場所について

ベゴニアは、強い日差しを苦手としますので、風通しの良い半日陰やカーテン越しの窓辺などでの栽培が適しています。強い日が当たるとすぐに葉が焼けてしまうので、夏場は特に注意が必要です。さらに、ベゴニアは暑さや多湿状態も得意ではありません。株が蒸れると葉っぱが傷んだり根腐れを起こしたりすることがありますので、風通しの良い日陰に移動させましょう。また、ベゴニアは寒さにもあまり強くありません。耐寒温度は5度前後です。そのため、一年草として扱われています。

越冬させたい場合は、冬場は室内に取り込んで管理してください。窓辺は夜になると気温が下がるので、暖かい部屋の真ん中に置くといいでしょう。またエアコンの風が直接当たらないように注意を。風が当たると花がポロポロと落ちてしまいます。

 

夏の置き場所

真夏の直射日光は避けて下さい。葉焼けを起こしてしまいます。

 

冬の置き場所

冬は日光が不足しがちで、葉が枯れてしまう事があります。暖かい日は、日光が当たる場所に移動させましょう。

 

水やりについて

多湿が苦手なベゴニアは、水やりをしすぎると根腐れを起こしてしまいます。乾燥気味に育てることを意識し、水やりは用土の表面が乾いてから2〜3日してから行ってください。また、葉っぱに水がかかると葉が傷んで株が弱ってしまいます。水やりをするときは、口の細いジョウロを使って、できるだけ根元にそっと水を注ぐようにしましょう。

・夏の水やり

成育旺盛な夏場は、水を沢山必要とします。土が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。風通しの良い場所で管理しましょう。

・冬の水やり

冬は成長が止まります。乾燥気味に育てましょう。

 

 花がら摘み

ベゴニアは次々とたくさんの花を咲かせます。枯れ落ちた花が土の上に残ったままだと病害虫が発生しやすくなります。開花時期はこまめに花がら摘みを行ってください。

 

害虫について

ベゴニアは、アブラムシの被害に遭いやすい植物です。植えつけの際に『HJブルースカイ粒剤』を混ぜ込んで植えつけるほか、肥料と殺虫剤がひとつになった「ハイポネックス原液殺虫剤入り」の使用もおすすめです。

 

また、ベゴニアは、春と秋にうどんこ病、夏に斑点細菌病、湿度が高い時期や冬に灰色カビ病にかかる恐れがあります。それぞれ適した薬剤を使用し、防除を。

なお、アブラムシとうどんこ病を同時に防除するには、「ヒットゴール液剤AL液剤AL」がおすすめです。

 

 

ベゴニアの植え替えに関して

植え替えの適期は、4月から6月、または9月後半から10月です。鉢底から根が飛び出していたら根詰まりしている可能性があるので植え替えましょう。また、水はけが悪くなった場合も植え替えをしましょう。土は、元肥としてマグァンプKが配合されている「ハイポネックス培養土 鉢・プランター用」がおすすめです。
植え替え時には黒くなった古い根は取り除き、たっぷり水を与えましょう。

 

木立性ベゴニア

2年に1回の頻度で植え替えを行いましょう。4月から6月、または9月から10月に行います。

 

球根ベゴニア

3月から4月に、球根の上部が土から少し出る程度の浅植えで、植え替えを行います。

 

根茎性ベゴニア

根は縦に深く伸びず横に広がる性質なので、浅鉢に植えてください。また、苗同士の距離が近いと、根腐れの原因になるので注意が必要となります。

 

 

ベゴニアと寄せ植えをするのに相性の良い花

お庭でも鉢でも育てられるベゴニア。せっかくなら寄せ植えにして、華やかにしたいところですよね。

寄せ植えでは花同士の相性が大切です。同じような生育環境の花を植えることで、お互いを邪魔することなく、同時期に花を咲かせることができます。ここでは、ベゴニアと寄せ植えをする上で相性の良い花をご紹介します。

 

 

  • シダ、コリウス

シダやコリウスをベゴニアの根本に植えることで、土のまわりに適度な湿度を保ってくれます。ベゴニアの花の鮮やかさがいっそう引き立つので、ベゴニアを目立たせたい場合には特におすすめです。

また、ベゴニアの根本にコリウスを植えると、華やかさが増します。コリウスの葉の模様は、隙間があきがちなベゴニアの根本のアクセントにちょうどいいです。

 

  • ペチュニア、ロベリア

花の大きさが近いペチュニアやロベリアと寄せ植えをすると、いっそう華やかになります。統一感が出てボリュームのある寄せ植えになるので、ベゴニアと同系統の色のものを植えるのがおすすめです。

 

育てるのが難しいとされるベゴニア。しかし、丁寧に育ててお庭や鉢に咲かせると、その場を華やかにしてくれる人気の花です。ベゴニア単体で育てるのが難しそうなら、相性の良い植物と寄せ植えをするのもひとつの手。ぜひ育てて、ベゴニアの美しい花の姿をご覧になってくださいね。

 

ベゴニアを育てよう

育てるのが難しいとされるベゴニア。しかし、丁寧に育ててお庭や鉢に咲かせると、その場を華やかにしてくれる人気の花です。ベゴニア単体で育てるのが難しそうなら、相性の良い植物と寄せ植えをするのもひとつの手。ぜひ育てて、ベゴニアの美しい花の姿をご覧になってくださいね。

 

 

ベゴニアにおすすめの商品|ハイポネックス原液

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アブラムシを発見したら、「ハイポネックス原液」の代わりに「ハイポネックス原液 殺虫剤入り」を与えましょう(本剤の使用回数は5回以内です)。

 

 

 

 公開 2019年4月19日 

 更新:2021年10月01日

 

 

 

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  • 新しいタイプのクロロニコチニル系の薬剤で、作用機構も有機リン剤、カーバメート剤、合成ピレスロイド剤などとは異なりますので、これらの剤に抵抗性を持った害虫に対しても優れた効果を示します。

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