2019.04.22 UP
Labyrinth バラの迷宮 pickup63
『恋きらら』
Data
■作出:日本 京成バラ園芸
■花色:レモン色から淡黄色に
■花形:7cmの中輪/カップ咲き/四季咲き
■香質:ヒヤシンス様のグリーン・フローラルノートにスパイシーなアクセント
■樹形:高さ0.7~1.0mの半直立性
色も香りもさわやか。透明感のあるレモン色の宝珠形の花弁がふんわりと重なり、ほど良い大きさのカップ型に。房咲きになって、咲き進んで淡黄色になった花と咲き混じり、はらはらと散る。浅緑の小さめの葉が花を引き立てる。香りもさわやかで、ヒヤシンス様のグリーン・フローラルノートの香りにスパイシーなアクセントが加わる。花付きが良く、四季を通じて繰り返してよく咲く。晩秋の花は弁端に紅をさすことも。枝は細めでトゲが少なく、よく茂る。樹は半直立性で高さ0.7~1.0mとコンパクトで、鉢植えにも向く。FLタイプ。2016年度JRC銀賞受賞。2018年発表。
明るい中輪花が房咲きに
浅緑の小さめの葉とバランス良く咲く春花。さわやかな香り
晩秋の花は弁端に紅をさすことも
どこかなつかしい感じの花容
玉置一裕 Profile
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。
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