
2019.05.13 UP
Labyrinth バラの迷宮 pickup64
『ソワイユ』
■作出:日本 京阪園芸F&Gローズ「ローズアロマティーク」(小山内健作出)
■花色:オフホワイト・中央の弁先ピンク
■花形:7~8㎝の中輪/カップ~ロゼット咲き/四季咲き
■香質:スズランの香りも感じるダマスクとフルーツ
■樹形:高さ0.8~1.0mの木立性
オフホワイトの丸いカップから咲き始め、次第に中央にピンク色を現す。開くと大きめで丸い外側の花弁が、中央に重なった細い舟弁をふんわり包み込む。花つき良く細い枝先にも花をつけ、春から初冬まで咲き続ける。季節によって微妙に表情を変えて咲き、秋花は中央の花弁の先に切れ込みが入って紅色をぼかしたり、蹴込み斑が入る。光が描く陰影が色として見えて、クシャクシャッと少し乱れたロゼット咲きとなり、まるで鳳凰が舞うような印象に。さわやかさと甘い香りはスズランを感じる、ダマスクとフルーツの芳香。葉は中くらいのオールドローズタイプ。枝は細く、花の重みでふんわりと横に広がって、高さ約1.0mの丸みをおびた樹姿に。シュートはあまり出ず、先から枝分かれしていく。花名はワインにも使われる表現用語で、「シルキー」という意味のフランス語。アーリーモダンローズの花や樹のスタイルに、オールドローズのフワフワ感、ヒラヒラ感を複色で表現した2019年発表のローズアロマティーク。
少し乱れた感じのロゼット咲き
さわやかさと甘さのある香りが漂う
咲き始めのカップ咲きの花(写真上)と咲き進んで弁先の紅の蹴込み斑が目立つ花(中央)

玉置一裕 Profile
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。
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