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鮮やかな色が長く続く!センニチコウを育てよう

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センニチコウはガーデニングをはじめ、切り花やドライフラワーの素材としても人気です。耐暑性が強く夏でも元気に開花し、長期間鮮やかな花を楽しませてくれます。ぜひご自宅で育ててみましょう。

 

目次

原産地
名前の由来
土づくり
種まき
植えつけ
水やり
肥料
花がら摘み
切り戻し
種の採取
挿し芽
冬越し

丸く小さな姿がかわいいセンニチコウ

センニチコウの花は、松ぼっくりのような独特の形をしています。しかし、花びらのように見える部分は、「苞(ほう)」と呼ばれる葉の一種。本当の花びらは苞の先端にある、ごく小さな部分なのです。

花全体の大きさは直径2cm~2.5cmと小さく、妖精のような愛らしさを持っています。苞の色は赤やピンク、紫、白、黄などさまざまです。草丈は15cm程度の低いものから、80cm程度に大きく育つものもあります。

 

原産地

センニチコウの原産地は主に南北アメリカや大西洋諸島です。ほかにも、世界各地の熱帯や亜熱帯、温帯地域に自生しています。日本へは江戸時代のはじめまでには伝わってきていたとされる歴史の古い花です。

 

名前の由来

センニチコウは漢字で「千日紅」と書きます。文字通り、長い間花の色があせず、鮮やかさを保つことからこの名前がついたそうです。条件の良い場所で適切な管理を行えば、初夏から秋にかけて生き生きとした花の姿を楽しめるでしょう。また、センニチコウの花はドライフラワーにした後も色あせず、華やかさを保ちます。このことから、ドライフラワーのアレンジにもよく使われているようです。

 

 

センニチコウは暑さに強く、夏でも色鮮やかな花をたくさん咲かせます。ぜひお庭で育ててみましょう。

 

土づくり

センニチコウを育てる際の土は、水はけの良いものを用意します。元肥として緩効性肥料マグァンプKが配合されているハイポネックス培養土 鉢・プランター用がおすすめです。

 

種まき

センニチコウは種からでも気軽に育てられます。種まきの適期は気温が20~25℃になる4月下旬~5月です。寒の戻りがあるうちは種まきを控えましょう。気温が保てないと発芽しないので暖かくなってきてから種をまき、日当たりのよい場所で管理するのがよいでしょう。

育苗ポットに種まきするのはもちろん、花壇や鉢に直接まいても構いません。土は5mmほど薄くかぶせ、水をたっぷり与えましょう。条件が良ければ、1週間ほどで発芽します。育苗ポットに種まきする場合はバーミキュライトやピートモスなど、種まき用の土を用意しましょう。

 

植えつけ

植えつけの適期は本葉が3~6枚になるまで育った頃です。センニチコウは縦にも横にも伸びやすいため、株間は30cm以上あけましょう。根鉢は崩さないように気をつけ、土に掘った穴へすっぽりと埋めるようにします。過湿を避けるため、深く植えすぎないように注意しましょう。

地植えの場合、水はけが悪ければ土を盛り、周囲よりも高くした場所に植えつけましょう。また、日当たりの良さにも気を配ります。

鉢植えの場合は鉢底石を敷いて排水性を高めましょう。大きく育つため、ひとつの鉢に一株を植えつけするのが基本です。草丈が高くなる品種であれば、ある程度生長したら支柱を立てましょう。

 

水やり

センニチコウは過湿に弱く、乾燥を好みます。特に地植えの場合はご自分で水やりしなくても、降雨だけで十分に育ちます。

鉢植えのセンニチコウには、土の表面が乾いたときに水をたくさん与えます。特に乾燥しやすい夏には、朝夕に1回ずつ水やりしてもかまいません。

 

肥料

地植えの場合も鉢植えの場合も、株が育つ5~11月にかけて、追肥が必要です。追肥には3~4ヶ月間肥料効果が持続する「「Plantia」花と野菜と果実の肥料

を与えましょう。生長が遅いときや葉の色が悪いときなどは、「ハイポネックス原液」も与えます。ただし、肥料をあげすぎると花つきが悪くなり、葉ばかりが茂ってしまうため注意が必要です。慣れない方は様子を見ながら少量を施肥してみましょう。

センニチコウを丁寧に管理して増やしてみよう

センニチコウはひとつの株にたくさんの花を咲かせる植物です。花がら摘みや切り戻しをきちんと行うことで、美しい花を長く咲かせてくれるでしょう。ここからは、センニチコウの管理方法や増やし方をご紹介します。

 

花がら摘み

センニチコウの開花期間中は、花が続々と咲いていきます。花を長く楽しみたいときは、随時花がら摘みをしましょう。摘み取るタイミングは、花の色が茶色くなってきたときです。枯れかけている花首のつけ根ごと切り取りましょう。

 

切り戻し

6~10月にかけて、茎が伸びすぎてしまったときや、花が全体的に茶色くなってきたときは、切り戻しをしてみましょう。株全体の大きさが3分の1から2分の1になる程度までカットします。脇芽の出ている部分は残しておきましょう。また、花が茶色くなる前にカットし、ドライフラワーをつくるのもおすすめです。長めに茎を切り取って花束のようにして飾るのはもちろん、ころころとした花の部分のみを切り取ってアレンジに使ってもかわいいでしょう。

 

種の採取

センニチコウは種を採取して、翌年になったら再び種まきすることができます。種を採取したいときは花がら摘みをやめ、花が枯れていくのを待ちましょう。花がすっかり茶色くなったら切り取って乾燥させ、苞の中から種を取り出します。種は乾燥させて紙袋に入れておき、冷蔵庫で保存しておきましょう。また、ご自宅で採取した種には、うっすらと綿毛がついています。そのままにしておくと発芽しにくいため、翌シーズンの種まき前に砂と混ぜてもみ、綿毛を落としましょう。

 

挿し芽

センニチコウの中でも「ファイヤーワークス」という品種は挿し芽で増やせます。5月~6月になったら新しく伸びてきた茎の先端を切り、挿し芽に挑戦してみましょう。切った茎は30分~1時間かけて先端を水につけておきます。水から出したら新しい土の入った育苗ポットに挿し、根が出てくるまで待ちましょう。この間は土の乾燥を避けるため、半日陰に置いておきます。うまくいけば2週間~3週間後には鉢や花壇などに植えつけできるでしょう。

 

冬越し

センニチコウは基本的に一年草として扱われます。ただ、キバナセンニチコウやファイヤーワークスなどは半耐寒性多年草で暖地では越冬も可能で、次の年も花を咲かせます。暖かい場所で越冬させ、5~6月になったら再び植えつけましょう。その際、前年までの古い土は使わず、新しい土を用意します。丁寧に管理して、できるだけ長く育ててみましょう。

おわりに

センニチコウは退色しにくく、育てた後もドライフラワーとして楽しめます。種の採取で気軽に増やせるのも魅力です。お庭やお部屋の彩りに、ぜひご自宅で育ててみてはいかがでしょうか。

 

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