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【バラ栽培】モッコウバラは初心者にもおすすめ!
自宅で豪華な花の姿を堪能しよう

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春になると、つる性の枝に小さな花をたくさんつけるモッコウバラ。育てやすいため、園芸初心者がチャレンジするのにもおすすめのバラです。ご自宅で丁寧に管理して栽培し、豪華な花の姿を楽しみましょう。今回は、モッコウバラの基本的な育て方や管理方法などをご紹介します。

 

目次

温暖な広い庭でのびのびと育てよう
  土づくり
  苗の選び方
  植えつけ
  水やり
  肥料

ぐんぐん伸びるモッコウバラ。丁寧に管理しよう
  枝の誘引
  剪定
  アブラムシ対策
  植え替え
  挿し木

バラのアーチにもぴったり! ガーデニングで人気のモッコウバラ

モッコウバラはつるバラの一種で、3cm程度の薫り高い花を咲かせます。バラのアーチに仕立てている方も多く、ガーデニングにおいて人気の花です。原産地は中国で、日本には江戸時代に伝わってきたといわれています。かなり生長がはやく、ぐんぐん枝が伸びていくのが特徴です。樹高は10mになることもあるため、コンパクトに育てたい方はこまめにお手入れ、剪定をする必要があります。

モッコウバラは、バラの中でもはやめに咲くことで知られています。開花時期は4月~5月です。花の色は白や黄色で、一重咲きのものや八重咲きのものがあります。一株にたくさんの花を咲かせるため、花の時期は大変見事な姿を鑑賞できます。

また、モッコウバラは香りが良いことでも有名です。特に「ロサ・バンクシアエ・ノルマリス」という白い一重咲きの品種は華やかな香りが楽しめます

温暖な広い庭でのびのびと育てよう

モッコウバラは丈夫でトゲがなく、初心者でも育てやすいバラです。地植えにすると、かなり大きくなるまで育てることもできます。ぜひ、ご自宅で栽培してみましょう。

 

土づくり

モッコウバラは水はけと水もちの両方を兼ね備えた土を好みます。鉢植えの場合は元肥として、緩効性肥料を配が配合されているバラ専用培養土がおすすめです。地植えの場合は、バラ専用肥料を混ぜて耕しておきます。

 

苗の選び方

モッコウバラは、苗を入手して植えつけするのが手軽です。種から育てると、開花までに3年以上かかることもあります。秋になったら園芸品店やホームセンターなどで、元気な苗を選びましょう。基本的に、葉や茎の色が良く、変色していないものがおすすめです。細長く伸びてしまっているものよりは、太くがっしりとしているもののほうが良いでしょう。葉の虫食いがないか、株全体を見て虫がついていないかなども確認するのが大切です。花芽がついているものであれば、植えつけからすぐに花を咲かせることもできます。

 

植えつけ

モッコウバラは10月~11月に植えつけします。生長がとてもはやく枝が旺盛に伸びるため、広い場所へ植えてあげるのがおすすめです。また、モッコウバラは寒さに強いものの、極端に寒い土地では屋外で冬越しできない場合があります。寒冷地で育てる場合は鉢植えにして、冬は室内に移動させたほうが良いでしょう。鉢植えの場合は、できるだけ大きい鉢を用意します。最低でも、苗より二回りは大きい鉢に植えつけしましょう。ポットから苗を出すときには、根鉢を崩さないように気をつけます。鉢底石を敷いて水はけを良くしてあげるのもポイントです。地植えの場合は、苗よりも二回り大きな穴を掘って植えつけします。モッコウバラは水はけ・風通し・日当たりの3つが良好な場所を好むため、条件の良いところを選んで植えてあげましょう。鉢植えでも地植えでも、支柱を立て、つるが伸びるのに備えましょう。特に地植えの場合は10m近くなることもあるため、アーチやフェンスなど、しっかりした支えを用意してあげる必要があります。植えつけが終わったら水をたっぷりあげましょう。

 

水やり

モッコウバラは多湿を嫌います。鉢植えの場合は土の表面が乾いた段階で水やりを行いましょう。地植えの場合は、降雨のみで育てられます。雨が何日も降らないときや、株に元気がないときなどに水やりをしましょう。夏の時期は気温が低い朝か夕方のうちに水を与えましょう。

 

肥料

モッコウバラはそこまで多くの肥料を必要としません。施肥しすぎると花をつけなくなることがあるため気をつけましょう。植えつけ時に元肥として緩効性肥料を与えたら、その後は花の終わった後や、新芽が育ちはじめる早春にバラ専用肥料で追肥を行います。そのほかは株に元気がないときに、ようすを見て施肥しましょう。

ぐんぐん伸びるモッコウバラ。丁寧に管理しよう

モッコウバラは剪定や誘引など、こまめなお手入れが欠かせません。丁寧に管理することで、長く花を咲かせてくれるでしょう。ここからは、モッコウバラを長く育てるための管理方法や増やし方をご紹介します。

 

枝の誘引

モッコウバラは、放置していると枝がいろいろな方向へ伸びてしまいます。枝を誘引して支柱やフェンスなどに巻き付けてあげましょう。誘引するのにおすすめの時期は、剪定が終わった後や秋ごろです。冬に誘引したいときは、枝についた花芽を落とさないように気をつけましょう。誘引の際は、茎から伸びたシュートを地面に対して水平、もしくは斜めになるように誘引することで、花数が増えやすくなります。

 

剪定

モッコウバラの花芽は秋ごろにできます。花芽を切り落とさないよう、花後の5月~6月に剪定を済ませておくのがおすすめです。花が咲き終わった枝は、半分程度の長さに切り落としてかまいません。枝が込み合っている部分は、落としたい枝を間引いていきます。全体のバランスを見ながら、形を整えていきましょう。

 

アブラムシ対策

モッコウバラにはアブラムシが発生することがあります。春になったら、葉の裏や茎をチェックしてアブラムシがついていないか確かめましょう。発見したらすぐに取り除くのが大切です。HJブルースカイ粒剤を使うことで、植物の葉や茎などについているアブラムシの予防や殺虫ができます。

 

植え替え

地植えの場合、特に植え替えする必要はありません。鉢植えの場合、根詰まりを防ぐために数年間に一度は植え替えしましょう。適期は、植えつけと同じ11月ごろです。根鉢を崩さないように気をつけ、大きな鉢へ植え替えましょう。

 

挿し木

モッコウバラを増やしたいときは、挿し木にチャレンジしてみましょう。挿し穂は、花後になってかたくなった枝を使います。切り口が斜めになるようにカットし、1時間以上水につけた後、清潔な土を入れた容器へ挿しましょう。根がしっかりと育つまでは水を切らさないように気をつけます。また、直射日光を当てすぎず、半日陰に置いておきます。1カ月ほどたち、根が育っていたら鉢や地面に植えつけしましょう。

おわりに

モッコウバラはバラの中でも育てやすい花で、ガーデニング初心者にもおすすめです。大きく育つため、広いお庭に植えるのにも適しています。ぜひご自宅で育てて、春の日差しの中で咲き誇るモッコウバラを堪能しましょう。

”Plantia Q&A"
植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介!

植物の疑問をQ&A形式で回答していく「PlantiaQ&A」(プランティア)  

植物に関する良くある疑問にお答えしていきます。

2020年2月12日  公開

2021年9月10日  更新

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