丹後ばらずし

2020.12.12

デパートの催事売り場などに出店されると買いに行くお弁当があります。
サバを独自の製法で炒り炊きした甘辛の「おぼろ」を使用される、京丹後市網野町の「とり松」さんの『ばらずし』です。

丹後ばらずし(丹後のまつぶた寿司)

丹後ばらずし(丹後のまつぶた寿司)は、京都の丹後地方でお祝いのときに食べる料理です。
まつぶたと呼ばれるモチを入れる浅い木箱にすし飯を敷き、その上に甘辛く煮付けたサバのそぼろ、錦糸玉子、紅しょうが、かまぼこ、椎茸などを彩りよく散らします。
できたすしを切り分けて食べるのが丹後独特のスタイルです。
「まつ」は松の木、「ぶた」は木箱をつみ重ねてふたとしても使うことからきた名前です。

僕も『丹後ばらずし』をサバ缶を使って作ります。

「まつぶた」の代わりに押しずし用の容器で

湊流の『丹後ばらずし』

サバ缶

サバ缶は優れものです。水溶性ビタミンなどの栄養素は食品を水で洗ったり茹でたりする事によって失われてしまう事がありますが、サバ缶はまず生のサバを缶に入れそれから加熱調理を行いますので、栄養素の損失がほとんど無いのです。
手軽にサバの栄養を摂取出来るサバ缶を是非使ってみて下さい。

ブランドサバ

ブランドサバの先駆け「関さば」

サバと言えば、ブランドサバが全国各地にあります。
大分・佐賀関の【関さば】、青森・八戸の【八戸前沖さば】、岩手・石巻の【金華さば】、神奈川・三浦松輪の【松輪黄金サバ】、長崎・松浦の【旬(とき)さば】などがあります。

神奈川・三浦松輪【松輪黄金サバ】

僕の住んでいる神奈川の松輪(まつわ)黄金サバはまさに今が旬です。
松輪(まつわ)黄金サバは、神奈川県三浦市松輪漁港で水揚げされるマサバのブランド名です。
波が穏やかでエサが豊富という恵まれた環境で育つ東京湾のサバで、秋には皮が脂で黄色に輝き、「黄金サバ」と呼ばれています。
マサバは手づかみすると黒く変色してしまうため、漁師さんたちが一本ずつ丁寧に釣り上げ、指一本触れずに針を外し、魚倉へ移します。
出荷直前まで生かされ鮮度が保たれているため、生食でもおいしくいただけます。

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