植物の育て方How to Grow plants
栽培カレンダー
[シクラメンの育て方・栽培のポイント ]
シクラメン学名:Cyclamen persicum /科名:サクラソウ科 /別名:カガリビバナ、ブタノマンジュウ /原産地:北アフリカ~中近東、ヨーロッパの地中海沿岸地域 /分類:多年草 /耐寒性:やや弱~弱 /耐暑性:中
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特長
冬に室内用の花として人気のあるシクラメン。
毎年さまざまな品種が生まれており、最近では、芳香性のある品種も出まわっています。
暑さや蒸れに弱いので、夏越しに注意することが肝要です。
置き場所
日当たりの良い所、梅雨時期は雨の当たらない風通しの良い日陰、冬は室内
水やり
球根の頂部を避け株元にたっぷりと水やりします。底面給水をしている場合は、受け皿の水がなくならないように。
水やり
コンテナの場合は、鉢底から流れ出すように、たっぷりと与えます。花びらに水がかからないよう株元に与えます。生長期は水やりの際、液体肥料を混ぜると手軽に追肥できます。
※午前中に水やりを行うようにしましょう!
植え付け
植えかえをする際は、球根の頂部が土に埋まってしまわないように注意しましょう。
肥料
9~5月上旬は、ハイポネックス『キュート シクラメン・ベゴニア用』などの専用肥料などの液体肥料を週に1回程度与えます。夏の非休眠株は2週間に1回、1,000倍希釈の『ハイポネックス原液』を与えます。休眠株には必要ありません。
キュート シクラメン・ベゴニア用
ハイポネックス原液
病害虫
害虫:高温で乾燥している時期はシクラメンホコリダニ、スリップス
病気:高温で風通しが悪いと軟腐病、葉や花にかけた水が乾かないことによる灰色かび病
シクラメンの育て方・栽培のポイント
霜の心配のない3月中旬以降は、日当たりのよい戸外で雨に当てないように管理します。
夏越しは、葉を枯らす休眠法と、葉を残す非休眠法の2通りの育て方があります。
非休眠法のほうが初心者向きで早く開花します。
休眠させる場合は、6~8月の水やりは控え、日陰の涼しい場所で保管します。
9月に入り涼しくなってきた頃から水やりを始め、最低気温が10℃以下になるようになったら室内に取り込み、日あたりのよい窓辺で管理します。
涼しい場所を好むので、暖房の効き過ぎた部屋では注意しましょう。
種まきで殖やすこともできます。
花がら摘みと枯れ葉取りを行い、月1回程度、中心部に育った大きな葉を外側に引いて葉組み作業をしてやると生育が促進され、株姿も整います。
花がらつみ
花が咲き終わったら、花首から摘み取ります。
シクラメンの葉ぐみ
中心側の葉を引っ張って外側に出す。
蕾は内側に寄せる。