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【芝生の育て方、お手入れ】
芝生のある素敵なお庭づくりに挑戦!管理方法までをご紹介!

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「芝生」は、洋風のお庭はもちろん、日本らしい和風のお庭にもよく合いますよね。きちんときれいにお手入れされた美しい芝生の庭があるお家はとっても素敵ですが、「芝生は管理方法が難しそう・・・」と思われる方も多いのではないでしょうか。

他のガーデニング同様に、芝生もお手入れを怠ると枯れてしまったり、雑草が生えてきたりします。でも、実際のお手入れは思っているほど難しくはなく、育て方の基本さえ知ればご家庭でも十分楽しめる植物です。

 

ここでは、芝生の種類や張り方、日頃のお手入れのやり方について詳しく紹介します。「美しく広がる青々とした芝生のお庭に憧れているけど、何から始めればいいかわからない。」、そんな理由からこれまで挑戦できなかった方の参考になれば幸いです。

芝生の種類

芝生は、「日本芝」と「西洋芝」という2つの種類に大きく分けられます。その名のとおり、日本に自生する暖地型の芝生を日本芝、海外から日本に輸入された寒地型の芝生を西洋芝といいます。

 

日本芝の特徴

  • 日本芝は暖地型の芝生で、高温多湿や病害虫に強いことが特徴です。
  • 草丈は10cmから20cmくらいで長いほふく茎により広がり成長します。
  • 生育適温は20~35℃です。
  • 10℃以下で生育が停止し、-5℃以下で枯死する場合もあります。
  • 耐寒性は低く、11〜3月の冬は休眠状態(冬眠)になります。
  • 草丈が低く、地表の浅いところに横に広がるほふく茎を伸ばします。
  • 日本芝の代表的な品種に「高麗芝(コウライシバ)」や「ノシバ(野芝)」、「姫高麗芝(ヒメコウライシバ)」などがあります。

 

西洋芝の特徴

  • 西洋芝は寒地型の芝生で、冬でも美しい緑を保つ常緑性があることが特徴です。
  • 生育適温は15~25℃です。
  • 5℃以下で生育が停止しますが、葉は枯れない冬でも緑の芝生です。
  • 葉がやわらかく、緑が濃くなるため、ゴルフ場の芝などでよく利用されます。
  • 耐暑性は低く、関東より南では育ちにくいのが特徴です。
  • 乾燥に弱く、生長が早いので管理面で手間がかかります。
  • 西洋芝の代表的な品種に、「ベントグラス」や「ベントグラス類」、「フェスク類」、「ブルーグラス類」、「ライグラス類」などがあります。

 

 

芝生の選び方

日本芝、西洋芝ともに、芝生の種類はたくさんあります。

ご家庭では、比較的お手入れが簡単で、管理がしやすいと言われる“暖地型”の日本芝、『高麗芝』がおすすめです。冬のあいだも美しい青々とした芝生を楽しみたいときは、“寒地型”の『ブルーグラス類』や『ライグラス類』がおすすめです。

ただし、太平洋の沿岸部や関東以西では夏の暑さが厳しく、寒地型の芝生の栽培は難しいので、「育てる場所の気候や環境」、「日当たり具合」に合った芝生を選ぶのがポイントです。

芝生を選ぶときは、「生育速度」を参考にするのもひとつです。芝生は雑草を減らし、美しい状態を保つために頻繁に芝刈りを行いますが、生長速度が速い種類の芝生はそれだけ芝刈りの頻度が増えるので手間がかかります。

西洋芝は冬も美しい緑色の芝生を楽しめる一方、日本芝より生長が早いという特質をもっています。

一方、暖地型の「ノシバ」は日本芝の中でも特に生長速度が遅く、管理やお手入れも簡単なのでとても人気があります。環境への適応能力が高いので、家庭のお庭はもちろん、公園やゴルフ場のラフなどにも多く植えられています。

「見た目の美しさや手触りを優先するのか?」、「お手入れや手間の削減を優先するか?」など、何を優先するかによって芝生の選び方は変わってきます。

これから初めて芝生を育てるという方は、お住まいの地域の環境や天候などを踏まえ、育てやすく、管理のしやすい種類を選択されることをおすすめします。

芝生の育て方

芝生の育て方の基本は、(1)肥料(2)水やり(3)雑草駆除(4)芝刈りです。

 

ポイント(1)肥料

芝生の生育を促し、密で美しい芝を作るには定期的な「施肥」が有効です。芝生は、他の植物よりも土壌を選びませんが、生長が盛んな4月から8月頃の生育時期に施肥で養分を与えることで緑色がきれいな密な芝生が出来上がります。

肥料焼けを起こすことがあるので、「気温が高い日、日差しが強い日は施肥をしない」「色ムラを回避するために肥料は均一にまく」「規定量を守る」など、注意点はいろいろありますが、栄養となる肥料は美しい芝生を作るうえでとても大切な作業です。

速効性に優れている液体肥料で管理する場合は『専用液肥芝生』を1週間に1度500倍に希釈して与えます。

液肥のように毎週散布することが難しい方には、粒状肥料『芝生の肥料』がおすすめです。 ばらまくだけで肥料効果が約1~1.5か月間持続します。

 

 

ポイント(2)水やり

土壌の状態に合わせて、定期的に「水やり」をします。芝生の美しさを維持するために必要な水やりの作業は、水分過多になっても、水不足になってもいけません。気温が高く日差しの強い時期は乾燥に気をつけて、比較的涼しい朝に水やりを行います。

休眠期に入った芝生は基本水やりの必要はありません。ただし、西洋芝のような常緑性の芝生は、状態を観察しながら土の中までしっかり染み込むように水やりを行う必要があります。

 

 

ポイント(3)雑草駆除

草刈りをする前に行う作業が雑草駆除です。芝生の除草は、雑草が大きくなる前に出来るだけ早めに取り除いたほうが良いでしょう。芝生に寝転がれるように可能であれば除草剤は使わず、手で取り除くのが理想です。除草剤を使用する場合は、芝生用の除草剤を選び使うようにしてください。

 

 

ポイント(4)芝刈り

美しい芝生をキープするために必要な作業が「芝刈り」です。お住まいの地域や環境、芝生の種類にもよりますが、生長が活発になる時期に「日本芝の場合は月に3回くらい」、西洋芝の場合は「少なくとも月に1回、多くても月に3回くらい」を目安に芝刈りを行うのが理想です。

草刈りは芝生の見た目をきれいに整えるために欠かせない作業であると同時に、他にもさまざまな効果が期待できます。

例えば、芝刈りをすることで上方向への生長を止められた芝生は、芽数が増え、横に生長して密度が高くなります。伸びた芝生を放置すると害虫が発生しやすくなるので、芝生の健全をキープするにはこまめに行う芝刈りの作業が欠かせません。

 

 

芝生の植え方(張り方)

芝生の植え方は主に2種類あります。

ひとつは、(1)芝生マットを用いる方法、もうひとつは、芝生を(2)種から育てる方法です。

(1)芝生マットを用いる方法

マット状に生長した「芝生マット(切り芝)」を、深くまでしっかり耕した土の上に並べる方法です。芝生マットを張る方法は、日本芝を張る場合に多く用いられます。購入した芝生マットをお庭に並べるだけなので簡単に芝生の庭を作れます。

芝生マットを用いる方法には、ベタ張り(全面張りや平張り)、目地張り、市松張りといったやり方があります。どのやり方を選ぶかによって、時間やコストが変わります。最も簡単な張り方は、雑草が生えにくく、管理が楽な「ベタ張り」です。ただし、ベタ張りは目地が少ないので、材料コストは一番多くかかるやり方でもあります。

 

 

 

(2)種から育てる方法

芝生は種から育てることができます。西洋芝は、種から育てられるので初期費用を安く抑えられるといったメリットがあります。ノシバのように種が流通しているものもありますが、日本芝の場合は芝生マットを用いるのが一般的です。

芝生の種類によっては時期を問わず、1年中種まきが可能なものもあります。

芝生は日当たり・水はけ・風通しのいい場所を好む!

芝生は、日当たりと水はけ、風通しのいい場所を好みます。中でも重要なのが、日当たりです。他の植物同様、芝生も植物ですので生長には太陽の光が必要です。また、日陰は水はけが悪くなるので、芝生の生長を妨げる原因にもなります。

日当たりのよい場所を好む芝生は、1日中日光に当てるのが理想ですが、そうでない場合も日に最低でも5時間程度は日光を浴びられる場所に張るのがおすすめです。お住まいの条件によって日当たりをよくするのが難しい場合は、日陰に強い種類を選ぶなど工夫しながら育てていきましょう。

 

種まきの適期について

芝生は、春頃から梅雨に入るまでの期間、または秋ごろにかけて生育が最も活発になります。お住まいの地域によって適期は若干異なりますが、根の生育が活発なこの時期は、芝へのダメージが少ないので芝張りに適した季節といえます。

芝生の種まきは、暖地型か寒地型かによって適した時期が異なります。夏芝とも呼ばれる暖地型の芝生は、そのほとんどが種まきに不向きです。暖地型の芝生は、芝生張りで植えるのが一般的ですが、日本芝のノシバのように種まきから育てることができる種類もあります。この場合は、春まきなら4月から5月、秋まきなら8月下旬から9月初旬までが種まきに適した季節の目安となります。

寒地型の芝生の発芽適温は15度以上です。中間地や暖地では、春まきなら3月から6月、秋まきなら8月下旬から10月までが種まきに適した季節の目安となります。

芝生は、種類によって芝生張りや種まきの適期がずれ込むことがあります。商品の説明書きをよく確認して、お住まいの地域の環境で育てやすい種類をお選びください。

 

 

芝生マットの張り方の手順(ベタ張り)

芝生の張り方の中から、初心者でも簡単にできる「ベタ張り」の手順を紹介します。

 

用意するもの:芝生マット、土、底砂、目土(めつち)、園芸道具(スコップ・レーキ・ホウキ・ふるい・散水ホースなど)

 

STEP1.土をつくる

芝生マットを張る前に、下地となる「水はけの良い底土」をつくります。
芝生は、水はけの悪い土が苦手です。粘土質な土など、水はけの悪い場所で育てる場合は、30㎝ほどの深さで土を耕してから底砂を混ぜ込み、水はけのいい土壌を作ります。水はけのいい土は、握ったときにホロホロと崩れるのが特徴です。
芝生は、他の植物よりも比較的土壌を選びませんが、育ちやすい土のPH値は弱酸性から中性です。園芸店やホームセンターなどで購入した芝生用の底土を使う場合は問題ありませんが、お庭の土の酸性度をチェックし、酸性よりになっているときは石灰を混ぜて芝生が育ちやすい土にしてから植えたほうがいいでしょう。

 

STEP2.土を整地する

底土を用意したら、土をよく踏みならしながら、表面が平らになるように整地します。水たまりができないように少し傾斜をつけて整地するのがコツです。この時、雑草や石があればきれいに取り除いておきます。

 

STEP3.芝生マットを並べる

土を整地したら、芝生マットを並べていきます。ベタ張りは、芝生マットを地面に隙間なく並べる張り方です。切れ目が揃わないように、一列ごと半分ずらしてタイル状に並べるのがコツです。

 

STEP4.芝生マットに圧力をかける

芝生マットを並べ終わったら、上から圧力をかけます。足でそのまま踏んでもいいですし、板を置いて、その上から均等に圧をかけて芝生の根を地表にしっかり密着させます。

 

STEP5.目土を入れる

芝生に圧力をかけたら、「目土(めつち)」をかけて小さな隙間や凹凸などの隙間を埋めます。ふるいを使って目土を足すときは、芝生の葉が隠れてしまわないように薄くかけるようにしてください。

 

STEP6.目土を全体に広げる

目土をかけたら、レーキまたはホウキを使って芝生全体が均等になるように目土を広げます。

 

STEP7.水をたっぷりやる

最後に、水をたっぷり与えます。張ったばかりの芝生は乾燥しやすく、土に根づいていない状態なので、2週間くらいは多めに水やりをして出来るだけ芝生に入らないようにします。

 

《芝生マット張りのポイント!》

  • 水はけのいい土を作る
  • 30㎝ほどの深さでしっかり耕す
  • 水はけの悪い場所は深く耕して底砂を混ぜ込む
  • 芝生は弱酸性から中性の土で育ちやすい
  • 雑草や小石を取り除いて少し傾斜になるように整地する
  • 切れ目が揃わないように一列ごとに半分ずらして並べる
  • 板を置いて均等に圧力をかける
  • 芝生の葉が隠れてしまわないように薄く目土をかける
  • 2週間くらいは芝生に入らず、水やりは多めに!

 

 

芝生の種まき手順

芝生の種まきの手順を紹介します。

 

用意するもの:種、土、底砂、元肥、目土(めつち)、園芸道具(スコップ・レーキ・ホウキ・ふるい・散水ホースなど)

 

STEP1.床土をつくる

種をまく前に、芝生の目が出やすいように土をしっかり耕して、「水はけの良い底土」をつくります。
※底土の作り方は、芝生マットの張り方の手順(STEP1.土をつくる)と同じです。

 

STEP2.土を整地する

土の表面に凸凹が残っていると、その溝に水たまりが溜まりやすくなるので、表面が平らになるように整地して固めます。
※整地の方法は、芝生マットの張り方の手順(STEP2.土を整地する)と同じです。

 

STEP3.レーキで地面に掘る

土を整地したら、地面にレーキや熊手を使って1cmくらいの溝を掘ります。

 

STEP4.種をまく

芝生の種の量は、種類によって適切な量が決まっているので、指示に従い、お庭の広さに合わせて量を調節してください。レーキで掘った溝にムラにならないように種を均等にまきます。同じ方向に向けて種をまくと均等にまくことができます。縦から、横から、斜めから、種を三等分にして各方向からまくのもおすすめです。

 

STEP5.土をかぶせる

種をまいたら、レーキで掘った溝を直角に引っかいて山を崩して種に土をかぶせます。5mmくらいの厚さで土をかぶせるのが目安です。

 

STEP5.目土を入れる

土の表面に「目土(めつち)」を入れます。ふるいを使い、厚さ2mmから5mmくらいの目土をします。

 

STEP6.鎮圧する

目土を入れたら、上から圧力をかけて鎮圧します。足で踏み固める、または平らな板を使って種と床土が密着するように踏み固めます。

 

STEP7.水をたっぷりやる

最後に、水をたっぷり与えます。まいた種が水に流れないように、水量に注意しながら丁寧にゆっくり水やりをします。発芽までは土が乾燥してきたくらいを目安に、こまめに水やりを続けます。種まきから2、3週間くらいで発芽しますが、最初の頃は生長が穏やかなので、根がある程度の長さまで伸びるまでは乾燥しないように気をつけて水やりを続けます。

 

《芝生の種まきのポイント!》

  • 種の量は種類によって適切な量を用意する
  • レーキを使い1cmくらいの溝を掘る
  • ムラにならないように種を均等にまく
  • 種をまいたら5mmくらいの厚さで土をかぶせる
  • 厚さ2~5mmくらいの目土をする
  • 種が流れないように丁寧に水やりをする

 

芝生の張り方や種のまき方について分かったところで、芝生の育て方の基本である「肥料」「水やり」「芝刈り」「雑草駆除」、これら4つのポイントについて、芝生のお手入れのやり方や注意点を詳しく紹介します。

 

 

芝生のお手入れ(1)肥料について

芝生は、土壌の栄養成分を根から摂取します。美しい芝生を保つには定期的に肥料を施し、きちんとしたお手入れと管理を続けることが大切です。ここでは、施肥のポイントや肥料の成分、選び方、季節ごとの肥料のやり方、注意点などについて詳しく紹介します。

 

芝生の施肥のポイント!

  • 生長を促すために3月から9月は肥料が必須
  • 芝生用の肥料を使うと簡単
  • 肥料やけを起こしやすいので猛暑日の施肥は避ける
  • 窒素・リン酸・カリウムが同じ量でバランスよく配合されている肥料を使う
  • 日本芝と西洋芝により施肥の時期が異なる
  • 肥料は多すぎても少なすぎてもダメ!規定量を守ろう!
  • 肥料は少量ずつ均一にまき、ムラができないようにする
  • 十分な栄養を吸収した芝生は密度が高く美しい緑色に育つ!

 

芝生は、適切な時期に、適切な肥料を散布することで高い効果を発揮します。十分な栄養を肥料から吸収できている芝生は、「密度が濃く、きれいな緑色の葉」になりますし、「根が強くなる」、「雑草対策になる」、「乾燥や病害虫に対する力を高める」など、さまざまな効果が期待できます。

 

生長を促すために3月から9月は肥料が必須

芝生の発芽が始まる3月頃から肥料を与え始めます。施肥のタイミングは育てる地域により異なりますが、4月から8月までは芝生がよく生長する時期なので肥料の散布が欠かせません。暖地型である高麗芝などの日本芝の場合は、4月から8月にかけて月1回を目安に施肥を行います。寒地型の西洋芝の場合は、3月から6月、9月から12月にかけて月1回を目安に施肥を行います。

 

芝生用の肥料は窒素・リン酸・カリウムが基本!

園芸店やホームセンターなどで購入できる芝生用の肥料があると便利です。おすすめは、ばらまくだけで肥料効果が約1~1.5か月間持続する粒状肥料『芝生の肥料』がおすすめです。 液体肥料で管理する場合は速効性に優れている『専用液肥芝生』を1週間に1度500倍に希釈して与えます。芝生用の肥料に含まれる成分はさまざまですが、主要三要素と言われるのが「窒素」「リン酸」「カリウム」です。これら3つの重要な要素がバランスよく配合されている肥料を使用します。

 

主要三要素(1)窒素

美しい緑色の葉に生長させる働きや、芝生の茎や葉の生長を促す働きが期待できます。ただ、窒素の与えすぎは生長を妨げる原因にもなり得るので、規定量を守って与えるようにしましょう。

 

主要三要素(2)リン酸

芝生の枝の分けつ、根の生長促進などの効果が期待できます。病害虫や乾燥に対する抵抗力を強める効果があります。

 

主要三要素(3)カリウム

根、茎、葉を強くする効果があります。芝生の根の生長を促進させ、耐病性や環境への適応力を向上させる効果が期待できます。

 

芝生用の肥料は、窒素・リン酸・カリウムの要素がアルファベットと配合率で表記されています。例えば、肥料袋に「N-P-K=8-8-8」と印字されている場合は、窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)が8%ずつ含まれている肥料であることを示します。

 

 

芝生用肥料選びのポイント

芝生用の肥料の種類と特徴、肥料を選ぶときのポイントを紹介します。

 

 

化成肥料(粒状肥料):

窒素・リン酸・カリウムの主要三要素の含有量が多い粒状タイプの肥料です。化成肥料はたくさんの種類があり、比較的、速効性のものが多いです。粒状になっているので芝生にまきやすく、臭いがあまりないなど、扱いやすさが特徴の肥料です。大半の化成肥料は主要三要素しか含まれていません。施肥のメインとして使い、その他の栄養素を補給したい場合は液体肥料などで補います。化成肥料は一度にまとめてまくのが特徴で、雨や水やりにより土に溶けて土壌に浸透し、そこから1~2か月くらい長い期間効果が持続します。

 

有機質肥料:

主に芝生の元肥に使用される肥料です。油かすや骨粉など、植物性や動物性のものが原料になっています。主要三要素(窒素・リン酸・カリウム)の他に、カルシウムやマグネシウムなどの要素も微量に含まれています。臭いがきついといったデメリットがありますが、芝生を植える前に床土に散布して土壌の性質を改善させる効果が期待できます。

 

液体肥料:

化成肥料を水溶液にした肥料です。芝生の生育に問題が生じたときに液体肥料をまくと、素早く回復させるといった効果が期待できます。速効性が期待できる一方、他の肥料に比べて価格が高めのもの多いです。短期集中で効き目の早い液体肥料は、少量の肥料を頻繁に散布するときに使います。速効性はありますが、効果の持続期間は1週間から2週間と粒状肥料に比べると短めです。

 

速効性肥料:

効果が早く現れる肥料です。芝生を素早く回復させる効果が期待できますが、効果の持続期間は短いのが特徴です。

 

緩効性肥料:

遅効性肥料とも言われる緩効性肥料は、効果が現れるまで時間がかかります。元肥として芝生を植える前に床土に『マグァンプK小粒』を散布すると肥料効果が約1~2ヶ月持続し根張りを良くします。『マグァンプK』は肥料やけを起こしにくいのが特徴です。

 

 

《芝生用肥料選びのポイント》

  • 初めて肥料を選ぶ場合は芝生用の肥料がおすすめ!

芝生の肥料

  • 芝生用肥料の主要3栄養素は窒素・リン酸・カリウム
  • 芝生用肥料のベースは化成肥料を使う
  • 液体肥料は即効性に優れている

専用液肥芝生

  • 短い期間で効かせたい場合は速効性肥料
  • 液体肥料は散布頻度を増やす必要がある
  • 芝生用の化成肥料は10-10-10や8-8-8が一般的
  • 緩効性肥料は芝生を張る前の「元肥」として使う

マグァンプK小粒

  • 生理障害や成育不良が発生したときは他の栄養素を補給する

 

 

芝生用の肥料はさまざまな種類があります。初めて芝生を育てるときは、芝生用の肥料がおすすめです。説明書通りに使用すれば、困ることなく芝生の状態に合った施肥を行えます。

肥料は効果が現れるまでの速さや持続期間により速効性・緩効性と分かれているので、芝生用の肥料以外のものを使うときは、芝生の状態に合わせて適切なものを選ぶことが大切です。

 

芝生用肥料のまき方

芝生用の費用は、形状に合わせて適した方法で散布します。

ここでは、(1)粒状肥料のまき方と(2)液状肥料のまき方、それぞれの散布方法について紹介しています。

 

(1)粒状肥料のまき方

粒状肥料をまく場合は、手で散布します。ムラができないように均等に振りまきます。粒状肥料は、成人男性のひとにぎりが35g~40gくらい、成人女性でひとにぎりが25g~30gくらいと言われています。ひとにぎりの量を目安に、各肥料の散布容量を守って散布します。手作業で均一にまけないときは、粒状肥料用の散布機などを使ってまく方法もおすすめです。

 

(2)液状肥料のまき方

液状肥料を散布する場合は、ジョウロを使います。濃縮タイプの液体肥料は水で薄めて使うので、バケツや計量カップ、撹拌用の棒を用意します。ジョウロに液体肥料を入れて散布する場合は、肥料ムラを起こさないように注意して均等になるようにまきます。ジョウロは散布の加減が難しいので、芝生が広い場合はの噴霧器を使うと便利です。肥料を噴霧器に充填し、噴霧口を下に向けて散布します。

芝生用の肥料を散布した後に、しっかり水を与えます。肥料は水といっしょに根から吸収されるので、肥料をまいた後に雨が降らなさそうな時は水やりを忘れずに行いましょう。

 

 

《肥料散布の注意点》

  • 最初は説明書にある散布時期と規定量を守り散布する
  • 粒状肥料をベースに液体肥料で栄養素を補う
  • 芝生の生長や色に差が発生しないように散布ムラに気をつける
  • 肥料のやり過ぎに注意
  • 肥料が少ないと芝生が衰退するので気をつける
  • 芝生の生長をみながら肥料の量を調整する
  • 日差しが強く気温の高い時期は葉焼けに注意
  • 気温が高い日は朝・夕の涼しい時間帯に散布する
  • 肥料散布の後に雨が降らないときはたっぷり水を与える

 

 

芝生のお手入れ(2)水やりについて

芝生は、他の植物と一緒で水が不足すれば枯れてしまいます。水やりの頻度や量を知り、お住まいの地域や環境、気候、日当たり具合に合わせて調節してきましょう。

 

芝生の水やり頻度目安

下記は、一般的な土壌で芝生を育てる場合の水やり頻度の目安です。砂が多めの底土で育てる場合は、さらに水やりの頻度を増やす必要があります。

春・・・2~3日に1回

夏・・・毎日1回

秋・・・2~3日に1回

冬・・・必要なし

 

芝生は、過湿になれば病害や藻などが発生しやすくなり、水が少なすぎれば芝生にストレスがかかります。雨がよく降る場合と、雨が全く降らず晴天が続いている場合では芝生の乾燥具合が違うので、天候や芝生の状態をみながら水やりの頻度を調節する必要があります。例えば、春は晴れの日が多いので、2~3日続いたら水やりをするといったように頻度を調節します。

 

芝生の水不足の症状

「芝生の葉が巻いてきた」ときは水不足の状態です。水不足の症状が出ているときは放置すると葉が枯れてしまうので、底の土まで水がしっかり浸透するようにたっぷり水やりをしてあげてください。たっぷりの目安は、「1㎡あたり10リットルから20リットルくらい」です。西洋芝は日本芝よりも多めに水を必要とします。

 

【暖地型の芝生の場合】

水不足の症状が出ても水やりをすれば復活しますが、そのまま放置するのはやめましょう。水不足を放置すると、乾燥から休眠状態に入ってしまい、水やりをしても復活までに時間がかかってしまうからです。

 

【寒地型の芝生の場合】

水不足の症状が出た時点ですでに大きなストレスを受けている可能性があるので、水不足となる前にしっかり水やりをしてあげてください。

 

芝生の水やり方法

芝生の水やりは、ホースや散水シャワーを使って行うのが一般的です。気温が高く、日差しも強い真夏の時期は、土壌が蒸れることを防ぐために朝に水やりをします。水やりをするときは一箇所だけに水を大量に与えるのではなく、全体に均一に水が行き渡るように散水するのがポイントです。広い芝生に水をまくときは、回転式のスプリンクラーや四角形に散水するスプリンクラーがあると便利です。

《水やりのポイント!》

  • 季節に合わせて水の量や頻度を調節する
  • 春と秋は2~3日に1回、夏は毎日1回の水やりが目安!
  • 表面だけでなく土に水が浸透するようにたっぷり散水する
  • たっぷりの目安は1㎡あたり10~20リットル
  • 葉が巻いてきたら水不足のサイン
  • 寒地型は水不足になる前に水やりをする
  • 全体にまんべんなく均等になるように水やりをする
  • 真夏は朝に水やりをして土壌蒸れを回避する

 

 

芝生のお手入れ(3)雑草駆除について

草刈りをする前に行う大切なお手入れが「雑草駆除」です。

 

雑草駆除はこまめに行う

雑草は土中に広く根を張ります。発生した雑草をそのまま放置すると芝生の生育を妨げてしまう恐れがあります。芝生にタネをつけた後だと余計に手間がかかるので、雑草駆除はこまめに行いましょう。芝刈りをして密度の高い芝生になれば、雑草が生えるスペースがなくなり生えにくくなります。

 

芝生の雑草駆除は手で抜くのが基本

芝生の雑草駆除は、雑草が大きくなる前に根元の部分をしっかり持って手で抜くのが基本です。夏は芝生も含め、植物の生長が速くなるので、雑草を見つけたらその場ですぐに手で抜いたほうがいいでしょう。子どもやペットが芝生の上に寝転んだり、遊んだりする場合は除草剤を使わず、出来るだけ手で雑草を抜くのがおすすめです。ただ、すでに雑草が広がってしまった場合や、芝生の範囲が広くて雑草駆除が追いつかない場合は、手作業では限界があります。その場合は、芝生に使える除草剤を選んで使って雑草駆除を行います。

 

除草剤は芝生用を選ぶ

雑草駆除に使える除草剤はいろいろありますが、芝生の除草駆除では必ず「芝生用の除草剤」を選ぶようにしてください。一般的な除草剤を使うと、雑草だけでなく、芝生まで枯れてしまう可能性があるからです。芝生の種類や雑草の生長段階、雑草駆除を行う季節など、その時の状況によって使える除草剤は違います。

土壌処理剤(発芽抑制剤):

雑草の発芽を抑えるための除草剤なので、すでに大きく生長した雑草には除草効果がありません。効果持続期間は比較的長いほうなので、春頃や秋頃に散布するのが有効です。

茎葉処理剤:

大きく生長した雑草の駆除には、茎葉処理剤を使います。土壌処理剤で駆除できなかった雑草を取り除くときに使います。

 

芝生に除草剤を散布するタイミング

土壌処理剤は、気温が暖かくなり始めた3月、初夏の6月頃、9月から10月頃に散布するのが目安です。効果の持続期間が長いので、芝生に散布したあとは大体3ヶ月くらいは効果が続くとされています。散布してから効果が見られるまでに2週間から3週間くらいかかります。茎葉処理剤は、雑草の生育時期となる5月から10月頃に散布するのが目安です。土壌処理剤とは違い、生長した雑草の茎や葉を抑制するものなので、効果がみられないときは頻繁に散布する必要があります。散布後は数時間ほどで効果が見られますが、遅いときは1週間ほどで効果が出始めます。

芝生に除草剤を散布するタイミングを知り、除草剤の効果を高めていきましょう。

 

《雑草駆除のポイント!》

  • 雑草が広がらないようにこまめに除草する
  • 根元をしっかりもって雑草を抜く
  • 芝生の雑草駆除は手で抜く
  • 芝生が広いときは芝生用の除草剤を使う
  • 雑草の生長段階に合わせて適した除草剤を使う
  • 除草剤は春と秋に散布するのが目安

 

 

芝生のお手入れ(4)芝刈りについて

芝生を美しくキープするには、生長に合わせて行う「芝刈り」が欠かせません。ここでは、芝生の芝刈りの頻度とやり方、芝刈りをする際のポイントや注意点についてまとめています。

 

芝刈りの頻度

下記は、日本芝・西洋芝それぞれの芝刈り頻度の目安です。

日本芝・・・4月~9月頃に月に3回くらい
西洋芝・・・4月~9月頃は週に1回、3月/9月は月に1~3回くらい

芝刈りは、芝生の種類やお住まいの地域によりタイミングや頻度を調節します。休眠期に入る冬の間は芝刈りの必要はありません。芝生の生長が活発な時期は葉がよく伸びます。放置するとそこだけグングン伸びてしまうので、際のあたりが伸びていると感じたときは早めに芝刈りをします。全体の長さが均等になるように揃えると、見た目の美しい芝生になります。

 

芝刈りのやり方

用意するもの:電動芝刈り機or手動芝刈り機、刈り込みハサミ、熊手、ちりとり、目土(めつち)、ホース、スパイク、軍手など

 

STEP1.芝生をきれいにする

芝刈りを始める前に、芝生をきれいにします。小石やゴミがあると芝刈りの作業が止まる、芝刈り機の刃が破損する可能性があるからです。芝刈りをする前は水やりを控えます。

STEP2.芝刈り機の長さを調節する
芝生をきれいにしたら、芝刈り機の長さを調節します。芝刈りの刈高が2cmから3cmになるように短めに刈り込みます。芝生の種類や季節に応じて、カットする長さを決めます。例えば、日本芝の高齢芝は刈高2㎝くらいにカットするとバランスが良く、見た目も美しく整います。

刈高が高すぎると芝刈りの頻度が増えるだけでなく、雑草が増えやすい、害虫の住みかになりやすいなど手間が増えます。一方、刈高が低すぎると生存機能が低下することがあるので注意が必要です。刈高が低いと光合成の効率が落ち、天候不良の影響を受けやすくなるためです。

芝生の刈高を考えるときに注意したいのが、「生長点を切り落とさないように気をつける」という点です。芝生の茎にある生長点を切ってしまうと、元気だった芝生が枯れてしまうことがあります。芝刈りをするときは芝生の根元から1/3あたりを刈り込み、それ以上は刈らないようにします。

STEP3.芝刈り機で芝を刈る
芝刈り機を使い、端から端へ一方向にゆっくり丁寧に芝生を刈ります。端の部分がきれいに刈れないときは、一旦刈り込みを続けて、最後の仕上げのときに刈り込みハサミを使って刈ればOKです。

STEP4.異なる方向から芝を刈る
1回目の芝刈りを終えたら、次は先ほど芝刈りを行った方向とは90℃異なる方向から芝生を刈ります。1回目と同じように、端から端へ一方向にゆっくり丁寧に芝生を刈ります。

STEP5.刈り込みハサミで仕上げる
芝生の際部分など、電動芝刈り機でうまく刈り込めないところは、最後に刈り込みハサミで丁寧に刈ります。刈り込みハサミの他、片手で持てるくらいの重さの電動バリカンがあれば際の刈り込みに便利です。

STEP6.サッチング
芝刈りを終えたら、次に「サッチング」と呼ばれる作業を行います。サッチングは、芝刈りで刈った芝生のカスや枯れた葉を、熊手などを使ってきれいに取り除く作業のことです。芝生のカスや枯れた葉を放置すると、そこに害虫の住みついたり、水が溜まりやすくなって芝生の病気を招いたりします。芝生のカスや枯れた葉が増えると見た目も損なうので、刈り込みの後は必ずサッチングを行い取り除いておきましょう。

STEP7.目土を入れる
サッチング処置をすると、芝生の土が部分的に露出することがあります。その時は、用意しておいた目土を入れて見た目を直し、凸凹なども修正しておきましょう。

STEP8.水やりをする
目土を入れたら、最後に水やりをします。

STEP9.芝刈り機を掃除する
芝刈りは多いときは週に1回のペースで行うこともある作業です。芝刈り機は定期的に使う道具なので、いつでもすぐに使えるように芝刈り後はしっかり掃除をしておきましょう。

 

《芝刈りのポイント!》

  • 芝刈り前に芝生を掃除しておく
  • 芝丈2~3cmを目安にカットする
  • 芝生の根元から1/3あたりを刈る
  • 生長点を刈らないように気をつける
  • 一方向からゆっくり丁寧に刈り込む
  • 2回目は90度異なる方向から刈り込む
  • サッチング処理で芝生カスや枯れ葉を取り除く
  • 最後にたっぷり水やりをする
  • 芝刈り期を毎回掃除しておくと次に使うときに楽

 

 

その他に大切な芝生のお手入れ

肥料・水やり・雑草駆除・芝刈りの他に覚えておきたい「芝生のお手入れ」について紹介します。

 

▶目土

目土(めつち)は、芝生を保護し、地表の凸凹を修正して芝生の形を整え、より美しい芝生を作るための土台を作るための作業です。園芸店やホームセンターで芝生用の目土を購入できます。芝生用の目土の他、洗い砂、川砂、焼砂など芝生に向いた目土がいろいろあるので、目的や用途に合わせて目土の種類や量を工夫します。芝生の生育が盛んになる4月から6月頃を目安に目土をまくのがおすすめです。芝生の土台づくりをしたい場合は、暖かくなってきた春に行うのがおすすめです。ただ、夏は芝生が弱りやすく、冬は休眠期に入るので、目土をしても効果がみられない場合があります。部分的に補強する目的で目土を行う場合、時期はあまり気にしなくても大丈夫です。1年に2、3回くらいを目安に目土をまいて、人がたくさん踏み入れる芝生や運動で使用する芝生の場合は、状態を見ながらこまめに目土を行います。目土をする際は、レーキを使って芝生を全体的にならします。固くなった土を砕いて、地表をひっかくようにレーキを左右に細かく動かします。この時、枯れている芝生があれば引き抜いておきましょう
目土は1度にたくさんの量をまくのではなく、修繕したい箇所を中心に1㎜ずつ目土を入れる感覚でまきます。目土の厚さは、最大でも5㎜くらいが目安です。

 

▶エアレーション

エアレーションは、意図的に芝生の地表に穴をあけて、土と根にフレッシュな空気を取り込むために行う作業です。人がよく足を踏み入れる芝生の場合、芝張りを行ってから1年ほど経つと芝生と地面が固まってしまいます。地面が固くなり、土壌の通気性が悪くなれば、芝生の生育に影響します。定期的にエアレーションを行い新鮮な空気を入れることは、暖地型芝生はもちろん、寒地型芝生の生長にとっても非常に大切です。

エアレーションでは、エアレーションスパイクやロ−ンパンチなどの器具を使い、大体20cmくらいの間隔で芝生に穴をあけます。芝生の生育促進や健康管理に有効なエアレーションではありますが、同時に芝生に大きな負担を与える作業でもあります。夏や冬は芝生が弱っている時期なので、この時期は避け、生育が旺盛になる春頃に2回、秋頃に1回を目安に施工するのが理想です。

 

▶サッチング

サッチングは、枯れた芝生の葉を取り除く作業のことです。枯れた葉をそのまま放置していると、見た目にもよくありませんし、病害虫が発生しやすくなります。サッチングを行うことで芝生の成長促進効果が期待できるので、生育が活発になる春頃を含め、少なくとも年に1回から2回は行うようにしましょう。熊手やレーキなどの道具を使ってこまめに枯れ葉を取り除きます。サッチングをした後に土が露出することがあるので、必要に応じて目土をまいて修繕します。

 

 

芝生の年間スケジュール

暖地型芝生の日本芝、寒地型の西洋芝に分けて、芝生栽培の年間スケジュールを紹介します。

※こちらで紹介する年間スケジュールはあくまで目安です。地域・気候・芝生の種類により異なる場合があります。

 

日本芝のお手入れ

【生育期:3月~10月、休眠期:11月~2月】

 

3

・芝張り
・肥料…1回/月
・水やり…1回/2~3日
・エアレーション…2回/3月中旬~6月

 

4

・種まき…春まき
・芝張り
・肥料…1回/月
・水やり…1回/2~3日
・芝刈り…3回/月
・目土
・エアレーション…2回/3月中旬~6月

 

5

・種まき…春まき
・芝張り
・肥料…1回/月
・水やり…1回/2~3日
・芝刈り…3回/月
・目土
・エアレーション…2回/3月中旬~6月

 

6

・肥料…1回/月
・水やり…1回/2~3日
・芝刈り…3回/月
・目土
・エアレーション…2回/3月中旬~6月

 

7

・肥料…1回/月
・水やり…1回/毎日
・芝刈り…3回/月
・目土

 

8月

・種まき…秋まき
・肥料…1回/月
・水やり…1回/毎日

 

9

・種まき…秋まき
・水やり…1回/2~3日
・芝刈り…3回/月
・目土
・エアレーション…1回/月

 

10

・芝張り
・水やり…1回/2~3日
・目土

 

11

休眠期

 

12

休眠期

 

1

休眠期

 

2月

休眠期

 

 

西洋芝のお手入れ

【生育期:3月~12月、休眠期:1月~2月】

 

3

・種まき…春まき
・芝張り
・肥料…1回/月
・水やり…1回/2~3日
・芝刈り…1~3回/月
・エアレーション…2回/3月中旬~6月中旬

 

4

・種まき…春まき
・芝張り
・肥料…1回/月
・水やり…1回/2~3日
・芝刈り/週に1回
・目土
・エアレーション…2回/3月中旬~6月中旬

 

5

・種まき…春まき
・芝張り
・肥料…1回/月
・水やり…1回/2~3日
・芝刈り/週に1回
・目土
・エアレーション…2回/3月中旬~6月中旬

 

6

・肥料…1回/月
・水やり…1回/毎日
・芝刈り/週に1回
・目土
・エアレーション…2回/3月中旬~6月中旬

 

7

・水やり…1回/毎日
・芝刈り/週に1回

 

8月

・水やり…1回/毎日
・芝刈り/週に1回

 

9

・種まき…秋まき
・芝張り
・肥料…1回/月
・水やり…1回/2~3日
・芝刈り…1~3回/月
・目土
・エアレーション…1回/9月中旬~10月

 

10

・種まき…秋まき
・芝張り
・肥料…1回/月
・水やり…1回/2~3日
・目土
・エアレーション…1回/9月中旬~10月

 

11

・肥料…1回/月
・水やり…1回/2~3日
・目土

 

12

・肥料…1回/月
・水やり…1回/2~3日

 

1

休眠期

 

2月

休眠期

【芝生】育て方・お手入れのまとめ

  • 芝生の種類は大きく「日本芝」と「西洋芝」に分けられる。
  • 地域や気候に合った芝生を選ぶ。
  • 芝生の育て方の基本は肥料・水やり・雑草駆除・芝刈り。
  • 芝生は芝生マットまたは種から育てる。
  • 日当たり・水はけ・風通しのいい場所に植える。
  • 芝生用の肥料を使うと便利。
  • 芝生の種類や芝生の状態に合わせて肥料を選ぶ。
  • 夏の水やりは毎日・冬は必要なし。
  • こまめに雑草駆除をする。
  • 芝刈りは全体の長さが均等になるように行う。
  • 芝生の状態に合わせて必要なお手入れをする。

 

1-5

 

芝生栽培の1年間のスケジュールを見てもわかるように、芝生のお手入れは肥料、水やり、雑草駆除、草刈りが主な作業になります。芝生の基本的な管理方法を知り、芝生の状態や地域ごとの気候の変化に合わせてお手入れを続ければ、芝生栽培はそれほど難しいものではありません。

今回紹介した内容を参考に、ぜひ芝生のある素敵なお庭づくりに挑戦してみてくださいね。

 

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