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芝生のSOSを解決しよう!肥料の使い方・やり過ぎや栄養不足、対処方法等トラブルQ&Aをご紹介!

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庭づくりの名脇役として活躍してくれるのが「芝生」です。ただ、芝生を綺麗に保つには「難しそう」「手入れが大変そう」というイメージがつきまといがち。そこで、ここでは芝生の肥料の使い方を伝授! ちょっとした知識とコツで綺麗な芝生が育てられます。憧れの芝生のじゅうたん、ぜひ挑戦してくださいね。

まずは基本から。芝生の肥料の種類とタイプをチェックしよう!

芝生を綺麗に保つための重要なポイントは「肥料」です。頻繁に刈り取られる芝生には、栄養となる肥料が必須です。そこで、まずは肥料にどんな種類があるのか、見ていきましょう。

 

芝生の肥料に含まれる基本栄養素

芝生の生育でとくに必要とする栄養素は、チッソ、リンサン、カリウムの3要素です。葉や茎の生長を促進し、葉を青々と繁らせてくれるのがチッソ。根や枝分かれに効果を発揮してくれるのがリンサン。根の生長とともに、病気や環境変化への抵抗力をつけてくれるのがカリウムです。

これら3つに次いで必要な肥料成分「中量要素」は、マグネシウムやカルシウム、イオウ。さらに、ごく少量ですが生育に不可欠な「微量要素」は鉄、銅、亜鉛、マンガン、モリブデン、ホウ素、塩素などです。

また、芝生では有用元素のケイ酸が有効に働き、芝生を丈夫にします。

 

 

肥料の種類

芝生が必要とする栄養素が分かったところで、次に、肥料の種類をみていきましょう。肥料の種類はさまざまありますが使う目的、芝生の状態に合わせて選ぶのがポイントです。

 

有機質肥料

油かす、骨粉、鶏糞など植物性、動物性を原料とした肥料です。チッソ、リンサン、カリウムの3要素のほかに微量要素も含んでおり、土壌の質を向上させる効果があるため、主に芝生を植える時の「元肥」として使用します。有機質肥料には臭いの強いものもあります。

 

 無機質肥料

化学肥料や化成肥料とも呼ばれ、無機質肥料は鉱物などを原料とし化学的に合成して作られた肥料です。速効性から緩効性まで幅広く、粒の大小も豊富なため、さまざまな施肥条件に対応できるオールマイティーな肥料ですが、与えすぎると肥料やけを起こしやすいため注意が必要です。

  

配合肥料

配合肥料は、植物性、動物性を原料とした有機質肥料に、化学肥料を混ぜ合わせた肥料のこと。それぞれの肥料の“いいトコ取り”ができるほか、チッソ、リンサン、カリウムを自由に組み合わせることができるため、植物の特性に応じた肥料が作れます。

 

 

肥料のタイプは大きく2種類

芝生の肥料を形状でみると、大きく2タイプに分けることができます。それが、粒状肥料と液体肥料です。それぞれの特徴を知って使い分けることで、肥料効果がよりアップしますよ。

 

ベースに粒状肥料を使ってみよう

粒状肥料(有機入り)はゆっくり長く効くのが特徴。降雨や水やりによって、穏やかに溶けて土壌に浸透し、微生物の分解を経て根から養分が取り込まれます。このため、肥料効果は1〜2ヶ月ほど持続します。

芝生には芝生の生育に適した専用肥料を与えるのが大切なポイント。粒状肥料でおすすめなのが、ハイポネックス「芝生の肥料」です。芝生の隙間に入りやすい細粒タイプで芝生の生育に必要な肥料成分をバランス良く配合、有機肥料も配合しているので土地の改良効果にも優れています。

芝生用粒状肥料:芝生の肥料

芝生の肥料

 

もう少し成長させたい、早く栄養補給させたい場合は液体肥料を

液体肥料は早く効くのが特徴。すでに水に溶けているため、素早く土壌に浸透します。速効性はあるものの、肥料によって幅はありますが2〜3週間ほどの比較的短い期間しか効果は持続しません。

液体肥料でおすすめなのが、ハイポネックス「専用液肥−芝生−」。芝生の生育に必要な3要素のほか、葉緑素の元となるミネラル分や天然有機物を配合。色鮮やかで丈夫な芝生に育てます。また、「専用液肥−芝生−」は高濃度の養分を配合しており、素早い効果を発揮します。一方、幅広い用途に使える万能肥料「ハイポネックス原液」は芝生にもおすすめです。

高濃度の養分を配合した液肥:専用液肥−芝生−

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芝生にも使える万能肥料:ハイポネックス原液

ハイポネックス原液

肥料の選び方で迷った時のチェックポイント

そうはいっても、実際肥料を与えるとなると、どんな肥料をどれだけ使えばいいか迷う人も多いでしょう。そんな人のために肥料を選ぶ際にチェックするポイントをご紹介します。

 

効き目の速さ。緩効性と速効性

初めて芝生の肥料を選ぶ際は、芝生専用のものがおすすめです。芝生に適した配合、栄養分を吸収しやすい溶け方に調整されているため、失敗がありません。

どんな肥料を選ぶかは、芝生の状態にもよります。早く元気にさせたい場合は、速効性のある液体肥料がおすすめ。反対に、土壌を改善させたり、ゆっくり長く効果を持続させたい場合は有機肥料や粒状肥料が適しています

施肥の時期はいつがよい?

それぞれの肥料の特性、役割が分かったところで、次に肥料を与える時期をご紹介します。まず、芝生には大きく分けて2つの種類があります。夏の暑い時期に成長する「暖地型芝生」、冬でも青々した葉を繁らせる「寒地型芝生」です。それぞれ、肥料をあげる時期が異なるので購入した芝生がどちらの種類かをチェックしましょう。

 

暖地型芝生

 高麗芝や野芝、バミューダグラスなどの「暖地型芝生」の生長時期はおおよそ3月から11月。この間、隔月で肥料を与えます。例えば、3月に与えたら、5、7、9、11月となります。また、初夏から真夏にかけては生育も活発になるため、チッソを多めに与えましょう。休眠前の秋は、リンサンやカリウムを多めに施しましょう。

 

寒地型芝生

ケンタッキーブルーグラス、フェスクなどの「寒地型芝生」は毎月、肥料を与えます。寒地型はとくに秋が生長期ですので、9月から11月を多めに施しましょう。反対に夏の高温に弱いため、梅雨後の施肥は中止、もしくは少量にしてください。

うまくまくコツ、施肥のポイントは?

肥料をまく際は天気と時間がポイント。8月などの暑い時期に肥料をまく場合は、気温の高い日中はさけて朝か夕方に施肥しましょう。また、雨の降る前に施肥すると雨で肥料が溶け出すため、肥料効果が出やすくなります。雨が降らない場合、施肥後に水を与えると良いでしょう。

粒状の肥料を与える時は、芝生の葉の隙間に肥料が入り込むような小さい粒がおすすめです。一箇所に偏らず全体に行き渡るようまきましょう。

その他、何かおかしい…?芝生が枯れている時のQ&A

どれだけ正しい時期と容量を守って肥料を与えても、自然が相手なだけに、さまざまなトラブルもつきものです。そこで芝生を育てる上での困りごとや疑問など、よく耳にする芝生のQ&Aをまとめてみました。

 

Q.芝の色がまばらになっている…

芝生を見渡すと所々薄緑だったり、茶色がかっていたり…。色がまばらになるのは、芝生の成長に差が出ている証拠です。水やりを定期的に行い、水はけのよい土に植えているのに芝生がまばらになっている場合、肥料が偏っている、もしくは足りていないことが考えられます。肥料を与える時はむらが出ないよう、均一に散布するようにしましょう。

 

Q.部分的に枯れているところの原因と対処法は?

芝生が茶色く枯れている場合、肥料やけの可能性があります。化成肥料が長い間、茎や葉に残っていると芝生が変色したり枯れたりしてしまいます。肥料は気温の高い日中を避けて雨が降る直前、もしくは肥料散布後に水やりを忘れずに行いましょう。

また、もう1つの原因として、「成長点を刈ってしまった」可能性があります。成長点とは、芝生の茎にある緑色と茶色の境目のこと。成長点よりも下の部分を刈り取ることで、芝生は成長を妨げられて枯れてしまいます。このため、芝を刈る際は、芝生を全体の高さの1/3まで刈る「1/3ルール」がポイントです。

 

Q.野菜用の肥料を芝に使っても良い?

チッソ、リンサン、カリウムの成分が同じくらい配合されている化学肥料であれば使用できます。どうしてもという場合を除き、芝専用の肥料は芝に適した配合がされているため、できれば芝専用の肥料をおすすめします。

 

Q.芝生が変色している!?

芝生が黄色に変色する理由が大きく分けて3つあります。

1つは自然現象。春先にまだ根が良く張っていない時期に、栄養が葉や茎に行き届かずに黄色くなることがあります。また、日差しや水が足りない場合も変色する場合があります。

2つめは肥料や除草剤の与えすぎです。過剰な栄養は根が痛む原因になります。除草剤は芝生を残して雑草だけを枯れさせる「選択制除草剤」を使用しますが、いくら芝生は枯らさないといっても一度に大量の除草剤を使用したり、与えるタイミングを間違えると、芝生を枯らしてしまいます。除草剤や肥料は用法容量を守って使用しましょう。また、秋から冬の休眠期に除草剤の使用はやめましょう。

3つめは病気です。継ぎ当て状に黄色く変色する「ラージパッチ」、葉に鉄錆のような病斑が現れる「さび病」、蜘蛛の巣のようなものが芝生の葉に張る「ピシウム病」など芝生の病気はさまざまです。芝生の生長にかかわる病気もありますので、殺菌剤などの薬剤散布で対処しましょう。

まとめ

肥料の公園やゴルフ場など、芝生が一面に広がる風景を見ると、清々しい気分になります。そんな芝生が我が家にあったら、もっと素敵だと思いませんか? 芝生の上で、愛犬と戯れたり、のんびりティータイムを楽しんだり…。毎日の暮らしに豊かさと癒しを与えてくれる芝生ライフ、おすすめですよ。

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