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赤い花を咲かせる育てやすい植物は?春夏秋冬の季節別に紹介

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情熱的でエネルギッシュなイメージのある赤い花。お部屋の中やベランダ、お庭などで赤い花を育てて、季節ごとの鑑賞を楽しんでみましょう。今回は、園芸初心者でも育てやすい、赤い花を咲かせる植物をご紹介します。それぞれの特徴や栽培時の注意点などをチェックしていきましょう。

 

 

 

春に赤い花を咲かせる植物

春になると、多数の草花や花木が花を咲かせます。華やかな花壇をつくりたいときは、赤い色の花を植えるのがおすすめです。まずは、春に赤い花をつける植物をピックアップしてご紹介します。

 

アネモネ

アネモネは秋植え春咲きの多年草です。草丈は15cmから50cmほどで、2月から5月にかけて開花します。ガーデニングで主に育てられているのはアネモネ・コロナリアという種類です。赤色をはじめ、白色やピンク色、青色、紫色など、多彩な色を持ちます。耐寒性は強いものの、凍結には弱いため注意しましょう。咲き終わった花がらはすぐに摘み取り、病害の発生を防ぎます。開花期間が終わると地上部が枯れて休眠に突入します。鉢を日陰に移して静かに管理するか、球根を掘り上げて保管しておきましょう。

 

チューリップ

チューリップは中央アジアから北アフリカ原産の多年草です。世界各地で栽培されており、非常に多くの品種が生み出されています。開花期間は3月下旬から5月上旬の間で、品種によって異なります。花は1週間から2週間ほど鑑賞可能です。赤色はもちろん、ピンク、白、オレンジ、黄、緑、黒、紫など、さまざまな色の花が咲きます。形や咲き方も豊富なため、お好みのものを探してみましょう。栽培時は、水はけと日当たりの良い場所へ植えつけてあげることが大切です。

 

バラ

花の女王と呼ばれ、園芸において不動の人気を確立しているバラの花。木立ち性や半つる性、つる性などの種類があり、花の咲き方や草丈、形、色なども多種多様です。香りの良さにも定評があります。主な開花時期は5月~6月上旬で、品種によっては6月中旬から11月の間に開花するものもあります。植えつける際は、風通しの良い場所を選びましょう。用土は水はけが良く、肥沃な土が適しています。鉢植えにする場合は、年に1回は植え替えてあげましょう。また、適切なタイミングで剪定することも大切です。

 

ガーベラ

ガーベラは南アフリカ原産のキク科の多年草です。四季咲き性があり、主に春と秋に開花します。草丈は10cmほどの小さなものから80cmほどの大きなものまでさまざま。くっきりとした元気の良い色の花もあれば、淡く可愛らしい色合いの花もあります。日陰で育てると花つきが悪くなるため、日の当たる場所へ植えてあげましょう。たくさんの花を長く咲かせるため、開花中は水切れしないように注意が必要です。ただし、多湿によって病害虫の被害を受けやすくなるため、水はけと風通しの良い環境をつくりましょう。

 

アマリリス

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南米原産のアマリリスは、色鮮やかな大輪の花を咲かせます。花径は10cmを超えるため、ひとつ植えるだけでも存在感のある花壇をつくれるでしょう。草丈は40cmから80cmほど。春咲き品種は4月~6月、秋咲き品種は10月頃に開花します。基本的には日なたを好みますが、真夏の直射日光は避けて半日陰で育てましょう。多湿にならないよう、雨が多い時期は鉢を屋根のある場所へ移動させます。耐寒性の弱い品種を育てる場合は、冬が来る前に球根を掘り上げて、植えつけ時期が来るまで保管しましょう。

 

ボケ

ボケは中国原産の落葉低木です。平安時代には日本に伝わっていたと考えられています。樹高は2mから3m程度ですが、鉢植えも可能です。3月中旬から5月にかけて花を咲かせます。耐暑性と耐寒性のどちらにも優れていることが特徴で、日当たりの良い場所を好みます。乾燥させすぎると弱ってしまうため注意が必要です。枝が旺盛に伸びるため、花後に剪定を行います。トゲがあるため、お手入れの際はケガに気をつけましょう。

 

 

夏に赤い花を咲かせる植物

くっきりと濃い色をした赤い花は、日差しの強い夏の時期にぴったりです。太陽の光を受けて輝く花の姿を楽しみましょう。こちらでは、夏に赤い花を咲かせる植物をご紹介します。

 

インパチェンス

インパチェンスは、熱帯アフリカ原産の一年草です。5月から11月にかけて長く花を楽しめます。草丈は15cmから40cmほど。耐陰性があり、日陰でも育てることができますが、日当たりの良い場所のほうが花つきが良くなります。一株に次々と花を咲かせるため、開花中は水や肥料を切らさないように与えましょう。品種によっては雨に当たらないように管理することが求められます。鉢植えにして屋根のある場所で育てると良いでしょう。

 

ハイビスカス

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ハイビスカスはハワイ諸島やモーリシャス島が原産の低木です。ブッソウゲ(仏桑花)という別名で呼ばれることもあります。鉢植えでコンパクトに育てられますが、原産地に近い環境で地植えすると樹高3mに達することも。開花期間は5月~10月です。ひとつの株にいくつもの花がつきますが、花自体はおよそ1日でしぼんでいきます。開花中は水切れしないよう、土の様子をこまめに観察して水やりしましょう。霜の心配がなければ、屋外で冬越しさせることも可能です。

 

サルビア

サルビアにはさまざまな種類がありますが、もっとも有名なのは真っ赤な「サルビア・スプレンデンス」ではないでしょうか。6月から11月の間に、鮮烈な印象の赤い花がたくさん咲きます。本来は多年草ですが、冬越しが難しいため一年草として扱われています。耐暑性が強く、夏の盛りも花を見ることが可能です。ただし、気温30℃を超えると花が咲きにくくなるため気をつけましょう。過湿を嫌いますが、乾燥しすぎると下葉が枯れてしまうため注意が必要です。土が乾きだしたら水をたくさんあげましょう。

 

モミジアオイ

モミジアオイは北米原産の宿根草です。名前はモミジに似た葉をつけることに由来するといわれています。7月から10月の間に、大輪の真っ赤な花が咲きます。地植えにして大きく育てると、草丈は2mを超えることも。原産地では湿った土に自生しており、雨が多い場所でも育てやすいことが魅力です。屋外で冬越し可能ですが、寒冷地では防寒対策をすることがおすすめです。暖地の場合は地上部が枯れずに冬を迎えることがあります。生育を良くするため、春になったら株元を切り戻しておきましょう。

 

グラジオラス

すっきりと伸びた茎に、華やかな花がつくグラジオラス。剣のようにまっすぐな形の葉も特徴です。春咲き品種は3月~5月、夏咲き品種は6月~10月に開花します。夏咲き品種は春に球根を植えつけることが一般的です。日陰では花が咲かない可能性があるため、日当たりの良い場所へ植えましょう。球根の植えつけから開花までは3カ月から4カ月ほどかかります。乾燥には強いものの、花を綺麗に咲かせるためには水切れしないように注意が必要です。花後は地上部が枯れるため、球根を掘り上げて保存しておきましょう。

 

 

アンスリウム

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アンスリウムは熱帯原産の多年草です。真っ赤に色づく部分は、花びらではなく仏炎苞です。開花期間は5月から10月にかけて。強い直射日光は好まないため、室内で観葉植物として育てるのに向いています。屋外で栽培する場合も、直射日光を避けられる場所へ鉢を置きましょう。湿気のある環境を好むため、生育期間中は土の水やりに加えて葉水を与えることがおすすめです。ただし、土が過湿になると根腐れしやすいため気をつけましょう。

 

 

 

秋に赤い花を咲かせる植物

赤色とひとくちにいっても、淡いものから濃い色のものまで色味は異なります。秋に似合う深みのある赤色の花も人気です。こちらでは、秋に赤い花をつける植物をご紹介します。

 

ヒガンバナ

ヒガンバナはリコリス属の種類のひとつで、マンジュシャゲ(曼殊沙華)とも呼ばれます。赤いヒガンバナが有名ですが、白色やピンク色、黄色、オレンジ色などの花を咲かせるものもあります。開花時期は9月頃です。水はけの良い場所であれば、何年か植えっぱなしにしていても元気に生長します。球根をつくる多年草で、自然に分球して増えていきます。植え替える場合は休眠期の6月~8月に作業を済ませましょう。

 

ダリア

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多彩なカラーや咲き方、草丈を持つダリアの花。矮性品種は草丈20cm程度ですが、皇帝ダリアのように3mを超える高さまで生長するものもあります。開花時期は6月から11月の間です。特に、9月から10月にかけて咲くものが多く見られます。過湿になると球根が腐ってしまうことがあるため気をつけましょう。生育期間中は日光に当てることが大切ですが、真夏は直射日光を避けることがおすすめです。冬の休眠期は土に埋めたままでもかまいませんが、防寒対策はしっかりと行いましょう。

 

 

ケイトウ

ケイトウはインドや熱帯アジアが原産の多年草です。ニワトリのとさかのような形のものや、ドームのような形のもの、円錐形のものなど、さまざまな形状の種類があります。鮮やかな色の品種が多いものの、最近ではくすみカラーのケイトウも登場しています。開花時期は7月から11月です。春から夏の間に種まきを行います。耐寒性が弱く、花後には枯れていきます。次の年も花を見たい場合は、再び種をまきましょう。

 

 

ジニア

ジニアは5月から11月にかけて咲く一年草です。「ヒャクニチソウ(百日草)」という和名は、長く咲き続けることから名づけられました。草丈は15cm程度のものから1mほどのものまでさまざまです。一重咲きやダリア咲き、ポンポン咲きなどの咲き方があります。品種によっては雨に当たり続けると弱ってしまうことがあるため、鉢植えにしたほうが管理しやすくなります。マルチングで泥はねを防ぐのも効果的です。

冬は、開花する植物が少ないイメージをお持ちの方も多いかもしれません。寒さの厳しい時期でも、元気に花を咲かせる植物はたくさんあります。最後に、冬に赤い花をつける植物をご紹介します。

 

 

冬に赤い花を咲かせる植物

ポインセチア

クリスマスの飾りとしても人気の高いポインセチアは、メキシコ原産の低木です。高さは10cmから60cmと低めで、草花として扱われるケースも多く見られます。ポインセチアの好む環境に地植えすると、樹高数mに達するほど生長することもあるようです。赤い部分は花びらではなく苞で、長く鑑賞できます。園芸品種は耐寒性が弱いため、屋内で育てることがおすすめです。ただし、暖房の風が当たる場所に置くことは避けましょう。過湿にならないよう、乾き気味に管理するのもポイントです。

 

カランコエ

カランコエには豊富な品種があり、鉢花として楽しめる種類もあれば、多肉植物の種類もあります。花の鑑賞がメインとなる草花タイプのカランコエは、1月~5月に開花します。草丈は10cm程度から50cm程度でコンパクトです。花色や形、咲き方などは多様なため、好みのものを探してみましょう。基本的には鉢植えで管理することがおすすめです。初夏から秋にかけては屋外で日に当て、11月頃からは室内へ取り込むと良いでしょう。

 

ツバキ

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日本や中国などが原産のツバキは、5mから10mほどに生長する常緑性の高木です。11月から12月、2月から4月に開花期間を迎えます。日なたでも日陰でも栽培でき、生け垣として植えるのにも向いています。耐寒性は強いものの冬の強い寒風は苦手です。鉢植えも可能で、水はけが良い弱酸性の土を用意して植えつけます。3月から4月頃に剪定し、不要な枝を整理します。強剪定をすると花が咲かないことがあるため気をつけましょう。

 

キダチアロエ

アロエには多くの品種がありますが、よく栽培されているのがキダチアロエです。12月から2月の間に、長く花を咲かせ続けます。10℃以下の環境では生育が停滞しますが、霜の心配がなければ戸外で冬越しが可能です。鉢植えにする場合は、勢いが弱くなってきたと感じたら植え替えてあげましょう。乾燥に強く、休眠中は水を与えずに管理します。春から秋にかけては、土の表面が乾いたタイミングで水やりしましょう。

 

 

おわりに

存在感のある赤い花は、花壇の主役としてはもちろん、差し色としても活躍します。白い花や黄色い花、ピンクの花など、さまざまな色の花と寄せ植えにするのもおすすめです。こちらでご紹介した種類も参考にしながらお好きな花を見つけて、お庭の彩りに加えてみましょう。

 

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情熱的でエネルギッシュなイメージのある赤い花。お部屋の中やベランダ、お庭などで赤い花を育てて、季節ごとの鑑賞を楽しんでみましょう。今回は...

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