2022.06.20 UP
Labyrinth バラの迷宮 pickup132
『ドレッシー』
■作出:コマツガーデン
■花色:純白
■花型:大輪/ロゼット咲き
■香質:ローズとフルーティの強香
■樹形:高さ1.3×幅0.6mの木立性
繊細で透明感のある純白の大輪花。花径12㎝。波状弁抱え咲きから開くとロゼット咲きに。房咲き。四季咲き。強いフルーツ香があり、第15回国営越後丘陵公園「国際香りのばら新品種コンクール」でHT銀賞受賞。「ダマスク・クラシック~アップル様のフルーティな香りとさわやかなヒヤシンスグリーンの香りを合わせ持つダマスク系の香り」と評される。樹は高さ1.3×幅0.6mの半直立性。樹勢は普通で黒星病には中以上の耐性がある。花名は華やかで上品なおしゃれを意味する言葉から。2022年発表のコマツガーデンオリジナル。
コマツガーデン統括マネジャーの櫻井哲哉氏が「誰からも愛される独自の花型、花色の大輪品種」を目指して育種、国際コンクールで初受賞した品種。房咲きで花数が多いので、通常のHTに感じる花の少なさはあまり感じない。花弁が汚れたり、うどんこ病になることがあるので、肥料は控えめに。
純白の大輪芳香花。緑を含む蕾からふんわり花弁が波打って抱えて開花
次第に花弁を外に広げる。上品で清楚な花と、強く甘いがさわやな香りがとても良く合う
樹はすなおな半直立性。房咲きになる(第15回「国際香りのばら新品種コンクール」表彰式から)
玉置一裕 Profile
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。
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