2019.03.01 UP
ブロッコリーが大きくならない……その原因と対策方法は?
もこもことした形が特徴のブロッコリー。家庭菜園が流行っている昨今、自宅でブロッコリーを育てる方は少なくありません。とはいえ、「なかなかブロッコリーが大きくならない……」と育て方に悩んでいる人もいるかもしれません。
そこで今回は、ブロッコリーの上手な育て方についてご紹介します。
ブロッコリーってどんな植物?
ブロッコリーは、栄養価の高い緑黄色野菜のひとつです。サラダに用いるのはもちろん、炒め物やパスタなどの具材に用いることもできます。もこもことした部分は花蕾と呼ばれる「花」であり、その部分のみが食べられるイメージを持たれがちですが、茎や葉っぱの部分も食べることができます。いずれの部分も栄養価が高く、生の状態のブロッコリーにはレモンの2倍、みかんの4倍ものビタミンCが含まれていたり、各種ビタミンや葉酸、パンテトン酸だったりと、さまざまな栄養素が豊富に含まれています。
一口で「ブロッコリー」とはいっても、その種類はさまざま。スーパーマーケットなどでよく見かける定番の「ブロッコリー」の他にも、スティック状の「茎ブロッコリー」や、かいわれ大根のような形をしたブロッコリーの新芽である「ブロッコリースプラウト」もあります。
ブロッコリーが大きくならない原因は?
家庭菜園でブロッコリーを育てる人の中には、「ブロッコリーがなかなか大きく育たない……」と悩む人もいるかもしれません。せっかく育てるなら、上手に育てたいですよね。
ブロッコリーが大きく育たない理由には、主に4つの原因が考えられます。その主な4つの原因とは、「日当たり不足」「肥料不足」「根の発育不足」「害虫」です。
お店で売っているような大きなブロッコリーに成長させるには?
家庭菜園で育てるブロッコリーをお店で売っているような大きなブロッコリーに育てるには、大きくならない原因を改善する必要があります。主な改善法は、以下の通りです。
・日当たりを改善
ブロッコリーは、涼しい気候を好む植物です。とはいえ、日当たりの良い場所を好む植物でもあるため、暑すぎず、寒すぎない時期に育てるのがいいでしょう。
移動可能なプランターなどで育てる場合は、日当たりの良い場所に移して管理することで生育スピードも早まります。
・肥料不足を改善
ブロッコリーは、「肥料食い」と呼ばれる植物のひとつでもあります。そのため、肥料切れは禁物。植え付ける前に元肥を施すのはもちろん、植え付けて2~3週間目にも追肥を行いましょう。その後は、3週間に1回のペースで肥料を与えるのが上手に育てるコツとなります。おすすめは、元肥・追肥に使える『いろいろな野菜用粒状肥料』です。
・根の発育不足を改善
根が十分に育っていないのも、ブロッコリーが大きく育たない原因のひとつ。プランターの容器が小さすぎたり、ブロッコリーとブロッコリーの株間が狭すぎたりすると、根を張るスペースがなくなり思うように大きく育ちません。株間は、40~45cm程度保つようにしましょう。
・害虫を駆除
ブロッコリーには、アオムシ類の害虫が多く発生しやすい特徴があります。害虫の発生も、大きく育たない原因のひとつ。しっかりと防虫対策を行うことで、上手に育てることができるでしょう。
いかがでしたか。
ブロッコリーを上手に育て、栄養満点の食材を食卓に並べましょう。
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この記事で紹介された植物について
ブロッコリー
学名:Brassica oleracea var. italica /科名:アブラナ科 /原産地:地中海沿岸地方 /分類:1年草 /耐寒性:強 /耐暑性:強
カルシウム、鉄分、ビタミンCなど栄養価が高く、生命力にあふれるブロッコリー。
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